集中連載「ハイレゾ聴き方ガイド<第4回>
「ハイレゾ」をすべての音楽ファンへ − パナソニックの“ハイレゾ全方位戦略”を知る
■Technicsのハイレゾオーディオ・ラインナップ
では、TechnicsとPanasonicにまたがる多くのハイレゾ製品のなかから、どのようにして製品を選べば良いのでしょうか。ここからは両ブランドによるハイレゾワールドを、導入を検討されている方々の様々なスタイルを鑑みつつ俯瞰していきたいと思います。まずはTechnicsです。
・“Referenceクラス”R1シリーズ
“Referenceクラス”R1シリーズは、まさにTechnicsの、そしてパナソニック・ハイレゾワールドの頂点に君臨するフラグシップモデルです。ネットワークオーディオコントロールプレーヤー「SU-R1」、ステレオパワーアンプ「SE-R1」、スピーカーシステム「SB-R1」で構成されていいます。
ステレオパワーアンプ「SE-R1」は、ジッター削減回路とPWM変換回路を備えたフルデジタルアンプ“JENO Engine”を開発。さらに、スピーカーを接続した状態でアンプの周波数振幅位相特性を測定し、デジタル信号処理により理想的なインパルス応答に補正するスピーカー負荷適応アルゴリズム“LAPC”実現することで、これまでのアンプでは実現できなかった振幅と位相の周波数特性の平坦化を可能としました。
「SU-R1」はプリアンプ機能を備えたネットワークプレーヤーで、Technics Digital LinkでSE-R1と接続されます。ボリューム検出はSU-R1で行うものの、実際の音量調整は行わず、音量調整情報を音声信号とともにパワーアンプ SE-R1へ伝送。ジッター削減回路で伝送によるジッターノイズを削減したのち、PWM変換の直前で音量調整を行うという方式を採用しました。これにより、ハイレゾ音源を情報量を失うことなく、かつノイズの混入なくアンプまで伝送して増幅を行うことができるのです。
スピーカーシステム「SB-R1」は点音源・リニアフェーズ思想をベースに、超広帯域・低歪再生と、精密な音像定位、広大な音場再現を実現したスピーカーシステム。本機のために開発されたロングストローク・ウーファーとカーボングラファイト・トゥイーターにより20Hzから100kHzの超広帯域にわたって、リニアな再生を行います。
このように先鋭的なデジタル技術を満載したR1シリーズは、まさにリファレンス・オーディオシステム。ハイレゾ再生を究めつつ、ネットワークプレーヤーは多彩なフォーマットに対応、しかも操作性の高いアプリも用意しています。至高のサウンドと先進的な使い勝手の両方を手に入れたいオーディオマニアのために、Technicsが全力で挑んだ製品と言えるでしょう。
・“Premiumクラス”C700シリーズ
“Premiumクラス”C700シリーズは、R1シリーズで開発された「JENO Engine」や「Digital Noise Isolation Architecture」などの高音質化技術を継承した普及帯コンポーネント群。ネットワークプレーヤー「ST-C700」、プリメインアンプ「SU-C700」、スピーカーシステム「SB-C700」、CDプレーヤー「SL-C700」をラインナップしています。
ST-C700はネットワーク再生に加えて、USB-DACやUSBメモリーの再生に対応。徹底したノイズ対策や高精度なオーバーサンプリング処理により、多彩なハイレゾを手軽かつ高音質に楽しめます。SU-C700はR1シリーズからJENO EngineやLAPCを継承し、SB-C700はもちろん様々なスピーカーと組み合わせてもその性能を引き出します。ブックシェルフ型スピーカー「SB-C700」は同軸平板2ウェイユニットにより、点音源による広帯域再生を実現。優れた音像定位とサウンドステージを描き出すスピーカーです。
よりコンパクトなシステムで、Technicsのハイレゾサウンドを楽しみたい方にお薦めのラインナップです。プリメインアンプながらUSB-DACを内蔵しているSU-C700やCDプレーヤーもラインナップされているので、試聴スタイルや設置スペースに合わせて各コンポーネントを楽しめる点も魅力です。
・“Premiumクラス”OTTAVA「SC-C500」
2016年1月22日よりTechnicsのラインナップに加わるのが、Premiumクラス“OTTAVA”「SC-C500」。プレーヤー、アンプ、スピーカーを備えたオールインワン・オーディオシステムです。再生ソースはネットワーク、USB-DAC、USBメモリー、Bluetooth、光デジタルに加え、筐体上部のドライブでCD再生も楽しめます。スピーカーはウーファーを本体上下に対向配置した上で、独自のスパイラルアコースティックチューブを採用することで、コンパクトなサイズからは想像できない豊かな低音と広がりある音場を再現します。
リビングにオーディオを溶け込ませたい、オーディオシステムを意識せずにハイレゾを楽しみたいというユーザーにはぴったり。いい音で音楽を聴きたいという女性にもお薦めできます。
・ヘッドホン「EAH-T700」
待望されていたTechnicsのヘッドホン「EAH-T700」は、当然ハイレゾ対応。50mmドライバーに加えて14mmスーパートゥイーターを搭載することで、ハイレゾの超高域の情報まで再現します。装着感やデザインにもこだわったモデルで、Technicsのハイレゾサウンドを屋外でも楽しみたい方にもうってつけです。
では、TechnicsとPanasonicにまたがる多くのハイレゾ製品のなかから、どのようにして製品を選べば良いのでしょうか。ここからは両ブランドによるハイレゾワールドを、導入を検討されている方々の様々なスタイルを鑑みつつ俯瞰していきたいと思います。まずはTechnicsです。
・“Referenceクラス”R1シリーズ
“Referenceクラス”R1シリーズは、まさにTechnicsの、そしてパナソニック・ハイレゾワールドの頂点に君臨するフラグシップモデルです。ネットワークオーディオコントロールプレーヤー「SU-R1」、ステレオパワーアンプ「SE-R1」、スピーカーシステム「SB-R1」で構成されていいます。
ステレオパワーアンプ「SE-R1」は、ジッター削減回路とPWM変換回路を備えたフルデジタルアンプ“JENO Engine”を開発。さらに、スピーカーを接続した状態でアンプの周波数振幅位相特性を測定し、デジタル信号処理により理想的なインパルス応答に補正するスピーカー負荷適応アルゴリズム“LAPC”実現することで、これまでのアンプでは実現できなかった振幅と位相の周波数特性の平坦化を可能としました。
「SU-R1」はプリアンプ機能を備えたネットワークプレーヤーで、Technics Digital LinkでSE-R1と接続されます。ボリューム検出はSU-R1で行うものの、実際の音量調整は行わず、音量調整情報を音声信号とともにパワーアンプ SE-R1へ伝送。ジッター削減回路で伝送によるジッターノイズを削減したのち、PWM変換の直前で音量調整を行うという方式を採用しました。これにより、ハイレゾ音源を情報量を失うことなく、かつノイズの混入なくアンプまで伝送して増幅を行うことができるのです。
スピーカーシステム「SB-R1」は点音源・リニアフェーズ思想をベースに、超広帯域・低歪再生と、精密な音像定位、広大な音場再現を実現したスピーカーシステム。本機のために開発されたロングストローク・ウーファーとカーボングラファイト・トゥイーターにより20Hzから100kHzの超広帯域にわたって、リニアな再生を行います。
このように先鋭的なデジタル技術を満載したR1シリーズは、まさにリファレンス・オーディオシステム。ハイレゾ再生を究めつつ、ネットワークプレーヤーは多彩なフォーマットに対応、しかも操作性の高いアプリも用意しています。至高のサウンドと先進的な使い勝手の両方を手に入れたいオーディオマニアのために、Technicsが全力で挑んだ製品と言えるでしょう。
・“Premiumクラス”C700シリーズ
“Premiumクラス”C700シリーズは、R1シリーズで開発された「JENO Engine」や「Digital Noise Isolation Architecture」などの高音質化技術を継承した普及帯コンポーネント群。ネットワークプレーヤー「ST-C700」、プリメインアンプ「SU-C700」、スピーカーシステム「SB-C700」、CDプレーヤー「SL-C700」をラインナップしています。
ST-C700はネットワーク再生に加えて、USB-DACやUSBメモリーの再生に対応。徹底したノイズ対策や高精度なオーバーサンプリング処理により、多彩なハイレゾを手軽かつ高音質に楽しめます。SU-C700はR1シリーズからJENO EngineやLAPCを継承し、SB-C700はもちろん様々なスピーカーと組み合わせてもその性能を引き出します。ブックシェルフ型スピーカー「SB-C700」は同軸平板2ウェイユニットにより、点音源による広帯域再生を実現。優れた音像定位とサウンドステージを描き出すスピーカーです。
よりコンパクトなシステムで、Technicsのハイレゾサウンドを楽しみたい方にお薦めのラインナップです。プリメインアンプながらUSB-DACを内蔵しているSU-C700やCDプレーヤーもラインナップされているので、試聴スタイルや設置スペースに合わせて各コンポーネントを楽しめる点も魅力です。
・“Premiumクラス”OTTAVA「SC-C500」
2016年1月22日よりTechnicsのラインナップに加わるのが、Premiumクラス“OTTAVA”「SC-C500」。プレーヤー、アンプ、スピーカーを備えたオールインワン・オーディオシステムです。再生ソースはネットワーク、USB-DAC、USBメモリー、Bluetooth、光デジタルに加え、筐体上部のドライブでCD再生も楽しめます。スピーカーはウーファーを本体上下に対向配置した上で、独自のスパイラルアコースティックチューブを採用することで、コンパクトなサイズからは想像できない豊かな低音と広がりある音場を再現します。
リビングにオーディオを溶け込ませたい、オーディオシステムを意識せずにハイレゾを楽しみたいというユーザーにはぴったり。いい音で音楽を聴きたいという女性にもお薦めできます。
・ヘッドホン「EAH-T700」
待望されていたTechnicsのヘッドホン「EAH-T700」は、当然ハイレゾ対応。50mmドライバーに加えて14mmスーパートゥイーターを搭載することで、ハイレゾの超高域の情報まで再現します。装着感やデザインにもこだわったモデルで、Technicsのハイレゾサウンドを屋外でも楽しみたい方にもうってつけです。