フライトの良き相棒！ボーズのノイキャン“2トップ”「QC25」「QC20」と1週間海外出張

だが実際に使ってみると、とても軽いこともあって、良い意味であまりコントロールモジュール部を意識することがない。これは嬉しい誤算だった。

表面にシリコンラバーコーティングが施され、また微少な穴がついていることでグリップを高めており、持ったときの触感もとてもよい。また、オン/オフスイッチの視認性もよく、暗い機内でも瞬時に見分けられる。細かい工夫が行き届いており、これもストレスフリーな使い勝手の良さにつながっている。また、これはさすがに計算したわけではないだろうが、ケースに入れるとき、コントロールモジュールの大きさを基準にしてケーブルをたたむと、すばやく収納できる。

ケーブルの途中にクリップが用意されているのも気が利いている。狭い機内ではブランケットなどが引っかかってケーブルが引っ張られることもあるが、今回のテストでは、クリップでシャツを挿んでおいたら、ケーブルが引っかかっても耳まで一緒に引っ張られず、快適に使用できたことを報告しておきたい。

なおQC25とQC20は、両機ともマイク付きリモコンも搭載している。iPhone対応モデルとGALAXYなどAndroidスマホ対応モデルの2バージョンから選択できる。iPhone/スマホの楽曲再生操作やボリューム調整などが行えるほか、ハンズフリー通話も行える。

さらにQC20には「Awareモード」という、周囲の音を聞き取りやすくする機能が搭載されており、マイク付きリモコンの側面のスイッチでオンにできる。機内アナウンスを聞き取る必要があったり、機内食、ドリンクの配膳時など、一時的に音を聴く必要がある際にとても便利だ。

■ノイズキャンセリング機能と音質をチェックする

さて、いよいよ最重要ポイントであるノイズキャンセリング機能や音質について紹介していく。