【特別企画】編集部が徹底的に使ってみた
フライトの良き相棒!ボーズのノイキャン“2トップ”「QC25」「QC20」と1週間海外出張
これに対してQC20は、イヤホン端子のそばにある「コントロールモジュール」部に充電池を内蔵。microUSB端子も備えており、充電は付属のUSBケーブルで使用する。
対照的な両モデルだが、どちらにもメリットとデメリットがある。QC25は予備の電池をバッグに入れておけば、電池が切れたときすぐに入れ替え、使い続けることができる。その反面、電池が手に入れられなかったらノイズキャンセリング機能が使えない。
一方のQC20は、スマホやモバイル機器と一緒にUSBケーブルで充電できる。乾電池を買いためておく必要もない。ただし充電が切れたら、電源が無い限り使い続けられない。モバイルバッテリーを持ち歩いていれば再充電できるが、そうするとせっかくのポータビリティーが損なわれてしまう。
バッテリーの持続時間はQC20が約16時間、一方のQC25は電池1本で約35時間。圧倒的にQC25が長い。
今回のCES出張は乗り継ぎが悪く、行きはダラス経由で、計13時間のフライト。帰りはなんとシカゴ経由で、17時間近く機内にいた。なんとも長時間のフライトだったが、仮に機内にいるあいだQC25の電源を付けっぱなしにしていても、最後まで電池が持ったことになる。ロングフライトであっても、新しい単4電池を事前に1本用意しておけば、往復のあいだ余裕でバッテリーが持つ。
一方のQC20の16時間という電池持続時間も、片道であれば十分なレベル。ヨーロッパなど遠方へのフライトにも余裕で使える。帰国前にホテルで充電しておけば帰りの機内も安心だ。
両機の電源周りの仕様は一長一短なので、ライフスタイルに応じて選べばよい。なお、両モデルともバッテリーが切れてもワイヤードにすれば音を聴くことが可能。万一バッテリー切れでも音楽を聴き続けられるので安心だ。
■機内で使う際に重要、取り回しや操作性は?
続いて取り回しや操作性の面について見ていこう。前述のとおりQC20はコントロールモジュール部分があり、ここでノイズキャンセリングのオン/オフを行う。正直に言うと今回試用する前は、携帯性がよいイヤホンにコントロールモジュール部が付いていると邪魔ではないかと思っていた。