海上忍のラズパイ・オーディオ通信(12)
音質だけでなく操作感も劇的進化! ラズパイオーディオを動かす「Volumio 2」開発版を試す(後編)
ソフトウェアが変われば音も変わる可能性がある。ならば、ラズパイ・オーディオもシステム更新で音質が向上するはず。ということで、前回は「Volumio 2」Beta 2を使用して設定まで行ったが、今回は新たに公開されたリリース候補第1版(RC1)にバージョンアップし、その性能と音質を検証する。
■ついにリリース候補版(RC1)が公開!
先日、ラズパイ界隈でビッグニュースがあった。次世代機「Raspberry Pi 3(Model B)」の登場だ。Broadcom社の最新型SoC「BCM2837」を採用、ARM Cortex-A53ベースの64bitクアッドコア/1.2GHzという強力なパワーを獲得した。そのうえWi-Fi(IEEE 802.11b/g/n)とBluetooth 4.1がオンボードとなり、貴重なUSBポートを消費せずにワイヤレス通信が可能となった。
無線通信機能が標準装備となることから、国内での利用にはいわゆる技適マークの取得が必要となるが、3月25日時点で国内代理店経由でのロットが流通しはじめたとの一報が入った。筆者も「ラズパイ3」を手配済みであり、オーディオ用途においてどのような変化が生じたか、後日じっくりとレポートしてみたい。
そうしている間に、Volumio 2(リンク)のリリース候補第1版(RC1)が公開された。前回はBeta 2を試したが、その後Beta 3を経て改良を重ね、RC1では機能面・安定性ともに大きく前進を遂げている。Macでの導入手順は以下のとおり、「diskutil list」を実行した戻り値に従い、デバイス名「disk○」および「/dev/rdisk○」は環境に応じて置き換えてほしい。
■ついにリリース候補版(RC1)が公開!
先日、ラズパイ界隈でビッグニュースがあった。次世代機「Raspberry Pi 3(Model B)」の登場だ。Broadcom社の最新型SoC「BCM2837」を採用、ARM Cortex-A53ベースの64bitクアッドコア/1.2GHzという強力なパワーを獲得した。そのうえWi-Fi(IEEE 802.11b/g/n)とBluetooth 4.1がオンボードとなり、貴重なUSBポートを消費せずにワイヤレス通信が可能となった。
無線通信機能が標準装備となることから、国内での利用にはいわゆる技適マークの取得が必要となるが、3月25日時点で国内代理店経由でのロットが流通しはじめたとの一報が入った。筆者も「ラズパイ3」を手配済みであり、オーディオ用途においてどのような変化が生じたか、後日じっくりとレポートしてみたい。
そうしている間に、Volumio 2(リンク)のリリース候補第1版(RC1)が公開された。前回はBeta 2を試したが、その後Beta 3を経て改良を重ね、RC1では機能面・安定性ともに大きく前進を遂げている。Macでの導入手順は以下のとおり、「diskutil list」を実行した戻り値に従い、デバイス名「disk○」および「/dev/rdisk○」は環境に応じて置き換えてほしい。
次ページRC1では操作の要といえるWEBインターフェースを大幅改良