[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
【第152回】そして次の10年へ。銘機10proの“正式後継者” JH Audio「TriFi」レビュー
■あれから10年も。“イヤホンの銘機”が生まれ変わってそろそろ出荷予定
イヤホン分野では、エントリークラスと超ハイエンドクラスの豊作が続いている印象がある。喜ばしい。
…のだが、この2016年における「超」ハイエンドというのは、普通にさらりと「19万8,000円でございます」の世界。
ハイエンドなんだから、ある程度の手の届きにくさは当然だ。しかし「背伸びしても届かな…いや届く…か?」くらいなら有り難みもあるが、「高く遠くにありすぎて、手が届かないどころか視界に入らない」製品ばかりではモチベーションが続かない。そんなイヤホンファンも出てきてしまうのではないかという不安も少し感じていたりする。
ということもあって個人的にもっと充実してきてほしいと願っているのが、5万円とか6万円あたりのもう少し現実的な価格帯。そしてハードルの低さという意味では、カスタムではなくユニバーサル。そんなところに該当する魅力的な新製品がJH Audio「TriFi」だ。
話題の製品なので、この製品自体は多くの方がご存知と思う。出荷前だが実売予想は6万5,000円前後とのこと(※なお、本記事掲載時点で5月上旬出荷予定)。
かつて銘機「Triple.Fi 10(Triple.Fi 10 pro)」を生み出したジェリー・ハービー氏が十年を経てそれを再構築する、そのストーリー性が話題になることは当然だし、この分野もそういった「歴史」が語られるものになったのだなと感慨深くもある。
そして十年分の進化を得ての銘機再構築は、2016年現在にこの価格帯で実現できるレベル、その最新のモデルケースとしても面白くてわかりやすいはずだ。
イヤホン分野では、エントリークラスと超ハイエンドクラスの豊作が続いている印象がある。喜ばしい。
…のだが、この2016年における「超」ハイエンドというのは、普通にさらりと「19万8,000円でございます」の世界。
ハイエンドなんだから、ある程度の手の届きにくさは当然だ。しかし「背伸びしても届かな…いや届く…か?」くらいなら有り難みもあるが、「高く遠くにありすぎて、手が届かないどころか視界に入らない」製品ばかりではモチベーションが続かない。そんなイヤホンファンも出てきてしまうのではないかという不安も少し感じていたりする。
ということもあって個人的にもっと充実してきてほしいと願っているのが、5万円とか6万円あたりのもう少し現実的な価格帯。そしてハードルの低さという意味では、カスタムではなくユニバーサル。そんなところに該当する魅力的な新製品がJH Audio「TriFi」だ。
話題の製品なので、この製品自体は多くの方がご存知と思う。出荷前だが実売予想は6万5,000円前後とのこと(※なお、本記事掲載時点で5月上旬出荷予定)。
かつて銘機「Triple.Fi 10(Triple.Fi 10 pro)」を生み出したジェリー・ハービー氏が十年を経てそれを再構築する、そのストーリー性が話題になることは当然だし、この分野もそういった「歴史」が語られるものになったのだなと感慨深くもある。
そして十年分の進化を得ての銘機再構築は、2016年現在にこの価格帯で実現できるレベル、その最新のモデルケースとしても面白くてわかりやすいはずだ。