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<山本敦のAV進化論 第94回>

iPhoneの容量不足に悩む音楽ファンに朗報!ラディウスの“ミュージック・ストレージ”を試す

公開日 2016/06/13 17:03 山本 敦
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今回はiPhoneユーザーに耳寄りな“音もの”ガジェットをひとつピックアップしたい。ラディウスが発売する“ミュージック・ストレージ”「AL-LCS12/11」だ。発売延期がアナウンスされていたが、いよいよ発売を迎えることが改めて発表された同製品のハンドリングレポートをお届けしたい。

iPhoneなどiOS機器のLightning端子に直結して使う“ミュージック・ストレージ”「AL-LCS12/11」。“12”が64GBモデルで“11”が32GBモデル

■ストレージ拡張が難しいiPhoneのための外部ストレージ

ラディウスは、iPhoneなどiOS機器のLightning端子に装着して、より高音質なサウンドを楽しむためのポータブルオーディオ製品を積極的に開発するメーカーだ。同社のLightning関連製品のラインナップにはハイレゾ対応のDAC内蔵ポタアン「AL-LCH81W」「AL-LCH91W」、イヤホン「HP-NHL11」などがある。

そして今回取り上げる“ミュージック・ストレージ”「AL-LCS12/11」はラディウスのハイレゾ対応ミュージックアプリ「NePLAYER」、「NePLAYER Lite」に連携する、iOS機器用の外部記憶媒体だ。

プレーヤー側のLightning端子

「iPhone SE」はストレージ容量が大きい64GBモデルの方が販売好調と聞く。これは言うまでもなくストレージ容量が16GBでは不安、使いづらいと感じるユーザーが多いからだろう。

micro USB経由でPCに接続してストレージとして使う

Androidスマホの多くは外部ストレージにmicroSDカードを利用して、全体のストレージを拡張できるが、iPhoneやiPadはいまだにSDカードスロットが設けられていない。

そのうえ、新しいiPhone SEはメインのiSightカメラに12メガピクセルの高解像度センサーを搭載し、4K動画の撮影も可能になったので、必然的に撮った写真・動画のファイルはサイズが大きくなる。スマホで写真や動画は撮らないという人ならまだしも、おおかたの一般的なユーザーは、音楽やゲームも含めてその他のエンターテインメント用途にiPhoneの内蔵ストレージをどう有効活用すればいいのか頭を悩ませている。

もちろんクラウドストレージのiCloudを併用する手もあるが、無料で使える範囲はすぐに超えてしまう。写真や動画はこまめにバックアップを取って、本体の空き容量を常にキープする手もあるが、必死の努力も1ファイルあたりのサイズが大きいハイレゾ音源を保存してしまうと水泡に帰す。

結論から言えば、iPhoneのストレージ容量はいくらあっても足りない。いくらだって欲しい。そんなiPhoneユーザーに救いの手をさしのべてくれそうなアイテムが悩みを解決してくれるのが、AL-LCS12/11なのだ。


■音楽を聴いてみる

使い方はとても簡単だ。本体に固定式されているのはLightningケーブル。反対側にはmicro USB端子が設けられていて、付属のUSBケーブルでPCにつなぐと、USBメモリーのように外部ストレージとしてマウントされる。あとは音楽ファイルをドラッグ&ドロップして本体に保存する。PCのOSはMacが10.X以上、Windows 7以上に対応している。

PCに接続中は本体のLEDランプが点灯する

次ページ「NePLAYER」との連携やハンドリングのよさが特長

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