<山本敦のAV進化論 第95回>
“音にこだわったハイレゾスマホ”「HTC 10」レビュー。音楽機能を徹底的に試す!
今回はHTCから発売されたばかりの、“音にこだわったハイレゾスマホ”の最新モデル「HTC 10」の特徴をハンドリングしながら紹介したいと思う。単体での試聴だけでなく、USB-DACとの接続やハイレゾ音声での動画撮影など色々試してみた。
■HTCの新しいフラグシップはKDDIから登場
HTCブランドの新しいフラグシップモデルである「HTC 10」は今年の4月にワールドワイドで発表され、国内ではKDDIのauブランドから「HTC 10/HTV32」として6月10日に発売された。auのオンラインサイトでの販売価格は機種代金が78,840円。毎月割を使ってauスマートパスに加入すれば、最安37,800円で購入できる。同時期にauから今年の夏モデルとして発売されるハイレゾ対応スマホ、「Xperia X Performance」の92,880円、「Galaxy S7 edge」の98,280円に比べるとお手頃感は十分に感じられる価格だ。
OSにはAndroid 6.0を採用。液晶ディスプレイは約5.2インチのWQHD(2,560×1,440)画素で、クアルコムの最新SoCチップである「Snapdragon 820」シリーズのクアッドコアプロセッサーを採用する。大容量4GBのRAMとマッチさせた機敏な操作レスポンスが特徴だ。
メインカメラには1画素あたりのピクセルサイズを大きく取った「HTC Ultra Pixel 2」センサーを採用したことで、F値1.8の明るいレンズとともに集光率を上げて暗い場所でも色鮮やかで明るい写真が撮影できる。カメラアプリも約0.6秒で起動するので、撮りたいシーンを逃さない。筆者はシャッター音があまり大袈裟ではない所も気に入った。
USB端子は本体のボトムに付いていて、形状は「USB Type-C」になる。クアルコムの急速充電技術「Quick Charge 3.0」に対応したことで、同梱のUSB充電器を使って約90分でフル充電が完了するスピード感を実現している。ハイレゾを含むUSBオーディオ出力に対応している端末だが、アンプなどにつなぐ際にUSB OTGケーブルをType-Cのものに買い換えなければならなくなるのが最初は面倒だ。
本体のメイン素材にアルミを採用する。見た目の美しさ、手に持った時の心地よさともにフラグシップならではのプレミアム感が伝わってくる。日本が世界で初導入となるカラバリ“カメリアレッド”のほか、カーボングレイとトパーズゴールドの3色が揃う。
■音楽再生、3つの注目ポイント
オーディオ周りの特徴として注目したい点は大きく3つある。1つめは、国内で発売されるスマホとして、初めてハイレゾ対応のイヤホンが本体に同梱されることだ。
カナル型のイヤホンには、高域40kHz以上の高域が再生できる約13mm口径のダイナミックドライバーを搭載。右側ケーブルのインラインにはマイク付リモコンが搭載されている。トパーズゴールドの本体には白、ほかの色の本体には黒のイヤホンが付属する。KDDIでイヤホンだけの単品販売を行う予定は今のところないようだ。
2つめの特徴として、ユーザーひとり一人の音の“聴こえ方”に合わせてスマホの出力を自動チューニングできる「パーソナル・オーディオ・プロファイル」を挙げておきたい。
■HTCの新しいフラグシップはKDDIから登場
HTCブランドの新しいフラグシップモデルである「HTC 10」は今年の4月にワールドワイドで発表され、国内ではKDDIのauブランドから「HTC 10/HTV32」として6月10日に発売された。auのオンラインサイトでの販売価格は機種代金が78,840円。毎月割を使ってauスマートパスに加入すれば、最安37,800円で購入できる。同時期にauから今年の夏モデルとして発売されるハイレゾ対応スマホ、「Xperia X Performance」の92,880円、「Galaxy S7 edge」の98,280円に比べるとお手頃感は十分に感じられる価格だ。
OSにはAndroid 6.0を採用。液晶ディスプレイは約5.2インチのWQHD(2,560×1,440)画素で、クアルコムの最新SoCチップである「Snapdragon 820」シリーズのクアッドコアプロセッサーを採用する。大容量4GBのRAMとマッチさせた機敏な操作レスポンスが特徴だ。
メインカメラには1画素あたりのピクセルサイズを大きく取った「HTC Ultra Pixel 2」センサーを採用したことで、F値1.8の明るいレンズとともに集光率を上げて暗い場所でも色鮮やかで明るい写真が撮影できる。カメラアプリも約0.6秒で起動するので、撮りたいシーンを逃さない。筆者はシャッター音があまり大袈裟ではない所も気に入った。
USB端子は本体のボトムに付いていて、形状は「USB Type-C」になる。クアルコムの急速充電技術「Quick Charge 3.0」に対応したことで、同梱のUSB充電器を使って約90分でフル充電が完了するスピード感を実現している。ハイレゾを含むUSBオーディオ出力に対応している端末だが、アンプなどにつなぐ際にUSB OTGケーブルをType-Cのものに買い換えなければならなくなるのが最初は面倒だ。
本体のメイン素材にアルミを採用する。見た目の美しさ、手に持った時の心地よさともにフラグシップならではのプレミアム感が伝わってくる。日本が世界で初導入となるカラバリ“カメリアレッド”のほか、カーボングレイとトパーズゴールドの3色が揃う。
■音楽再生、3つの注目ポイント
オーディオ周りの特徴として注目したい点は大きく3つある。1つめは、国内で発売されるスマホとして、初めてハイレゾ対応のイヤホンが本体に同梱されることだ。
カナル型のイヤホンには、高域40kHz以上の高域が再生できる約13mm口径のダイナミックドライバーを搭載。右側ケーブルのインラインにはマイク付リモコンが搭載されている。トパーズゴールドの本体には白、ほかの色の本体には黒のイヤホンが付属する。KDDIでイヤホンだけの単品販売を行う予定は今のところないようだ。
2つめの特徴として、ユーザーひとり一人の音の“聴こえ方”に合わせてスマホの出力を自動チューニングできる「パーソナル・オーディオ・プロファイル」を挙げておきたい。