31cmで100インチ投写が可能
超短焦点プロジェクターは“スクリーン選び”がミソ! オプトマ「EH320UST」レビュー
■環境さえ整えれば、超短焦点のポテンシャルが様々なシーンで生きる!
今回の取材において、超短焦点プロジェクターEH320USTの持つポテンシャルを活かすためには、スクリーン選びが重要だということを実感した。適切な環境を整えれば、EH320USTの明るくてキレの良い映像が、様々なシーンで手軽に楽しめる。
EH320USTは16Wのスピーカーも本体に搭載しており、ビジネス利用など音質を重視しないシーンでは、アンプやスピーカーがなくても単体で利用できる。
また映画派には、DLP-LinkとVESA 3D方式の2つの3D方式に対応している点も見逃せない。それぞれ見え方やメリットが異なるため、使い勝手にあった方式を選ぶことができる。
■大画面ゲームにもオススメなプロジェクター
さらに遅延の少ないDLP方式を採用しているため、大画面でのゲームニーズに適しているのもポイントだ。実際にPlayStaiton 3を繋げてアクションゲームをプレイしてみたが、コントローラー操作と画面表示のズレなどは全く感じなかった。
フレーム単位での遅延が勝敗を分ける対戦格闘ゲームや段幕系シューティングゲームなどの特殊なゲームではなく、一般的なゲームなら全く問題なくプレイできる印象だ。それに3Dゲームなどのメリハリのある映像もよりシャープに表現できる。大画面でゲームを迫力満点で楽しむもいいし、また大画面だからこそ大人数でも見やすく、みんなで楽しく遊ぶことができるだろう。
■リビングシアターからビジネスまで幅広く対応する、マルチな魅力のプロジェクター
家庭でホームシアタ−を作るとき、スクリーンに向かってプロジェクターをどのように設置するかは、1つの課題になる。スクリーンと反対面の最適な位置に棚があればいいが、特にリビングなど専用室ではない環境ではなかなかそれも難しい。しかし超短焦点仕様のEH320USTなら、スクリーン手前に置くだけですぐに大画面シアターが実現できるのだ。
また、高輝度と高コントラストを確保しているため、リビングシアターのような真っ暗にはできないカジュアルな環境でのホームシアターに適していることもポイント。画質を求める映画派だけではなく、日常のテレビ視聴やスポーツ中継などを楽しみたい明るさ重視のリビングシアターユース、そしてビジネスユースまで幅広く対応できるプロジェクターである。
(コヤマタカヒロ)
●ドット・バイ・ドットに対応する姉妹機「W320UST」も登場 | |
オプトマからは、今回ご紹介したEH320USTの姉妹機「W320UST」も登場したばかりだ(関連ニュース)。EH320USTをベースに開発されたモデルで、フルHD解像度に対応するEH320USTに対し、W320USTでは1,280×800のWXGAパネルを搭載している。 パネル以外の仕様はEH320USTと全く同じだが、本機は再生機器の映像情報の1ピクセルとディスプレイ側の1ドットを対応させる方式「ドット・バイ・ドット」に対応しており、PC解像度の映像をクリアーに投映できることが最大の特徴。 WXGAディスプレイを搭載するPCとの接続に適したビジネスプロジェクターとしてアピールされているモデルだ。こちらもあわせてチェックされたい(編集部) |
●超短焦点プロジェクターの壁付けには、専用金具がお薦め | |
超短焦点プロジェクターを使用する際に、より省スペース性を高めたいなら、スクリーン上部の壁面に直接取り付けるのもアリ。このニーズに対応するため、オーエスではオプトマ純正のEH320UST/W320UST専用金具「OWM2000」をオプションでラインナップしている(製品の詳細)。 壁面の上部に取り付ける場合には、使いやすいこの専用金具の使用をお勧めしたい(編集部) |