ロッキーマウンテンオーディオフェスで併催
ヘッドフォン祭に向けた予習に! 新製品多数登場の「CanJam@RMAF 2016」レポート
現在北米地区のオーディオイベントとして非常に存在感のあるRocky Mountain Audio Fest(RMAF:レポートはこちら)だが、これと併設して開催されているのが「CanJam」だ。「CanJam」は世界最大のポータブルオーディオ系コミュニティ「Head-Fi」が主催するイベントで、ヘッドホン愛好家たちの集会という意味を込めたネーミングの通り、現在では世界各国で開催され、多くのブランドが参加している。
RMAFと併設で開催された「CanJam@RMAF」は、10月22日、23日に東京・中野で開催される「秋のヘッドフォン祭」の前哨戦という意味合いもあり、多くのブランドが新製品を展示していた。RMAF2016特集の最終回はその模様を紹介する。ヘッドフォン祭でのブース番号も併記するので、予習に役立ててほしい。なお、全ての発売日、価格はアメリカを基準としたものなので注意されたい。
■Astell&Kern
同社ブースはBluetooth経由でスマートフォン等とワイヤレス接続可能なDAC内蔵ヘッドホンアンプ「AK XB10」(189ドル)を展示したほか、JH Audioと共同開発したSIRENシリーズの最新ユニバーサルIEM「Michelle」(2016年10月発売予定、499ドル)を参考展示した。
「AK XB10」はQualcomm社のaptX HDに対応し、48kHz/24bitのPCMデータ伝送が可能とのことだ。なお、接続や操作に関して特別なアプリケーションは不要で、Bluetoothのペアリングが完了すれば一般的な他の機器と同様に使用することができるという。「Michelle」はJH Audioの特許技術であるFreqphaseを採用するほか、3Way・3BAドライバー(高域1基,中域1基、低域1基)を搭載する。また、人間工学に基づくシェルデザインを採用しており、シェルは3Dプリンタで造形されているという。
〈ヘッドフォン祭でのブース/アユート:13F コスモ(2)〉
■Audeze
同社は同社初の平面駆動型イヤホン「iSINE10」(399ドル)および「iSINE20」(599ドル)の2機種を展示。同機種は30mm口径の平面磁界駆動ドライバーを搭載した開放型のイヤホンで、人間工学に基づくシェル形状を採用することで、フィット感を高めたという。独自の平面磁気技術「Fluxor Magnetic Technology」を使用し磁力を高めているほか、ダイヤフラムにも同社技術「Uniforce」を用いた超薄型振動板を採用したという。結果として、iSINE全高調波歪率は実使用レベルでは0.1%以下に抑えることに成功したとしている。
なお、「iSINE10」と「iSINE20」との違いは、ボイスコイルの長さの違いとのことで、20の方がより強力にドライバーを駆動することができるとのことだ。また、同社としては、イヤホンに限っては静電型よりも平面駆動型のほうが低域の量感の点で優っており、平面駆動型のほうがイヤホンには向いていると考えているようだ。今回関係者の間でも音質面での評価がかなり高かった同機種だが、ヘッドフォン祭にスタッフが来日するほか、実機も試聴できるとのことなので要注目だろう。
〈ヘッドフォン祭でのブース/AUDEZE:13Fコスモ(9)〉
RMAFと併設で開催された「CanJam@RMAF」は、10月22日、23日に東京・中野で開催される「秋のヘッドフォン祭」の前哨戦という意味合いもあり、多くのブランドが新製品を展示していた。RMAF2016特集の最終回はその模様を紹介する。ヘッドフォン祭でのブース番号も併記するので、予習に役立ててほしい。なお、全ての発売日、価格はアメリカを基準としたものなので注意されたい。
■Astell&Kern
同社ブースはBluetooth経由でスマートフォン等とワイヤレス接続可能なDAC内蔵ヘッドホンアンプ「AK XB10」(189ドル)を展示したほか、JH Audioと共同開発したSIRENシリーズの最新ユニバーサルIEM「Michelle」(2016年10月発売予定、499ドル)を参考展示した。
「AK XB10」はQualcomm社のaptX HDに対応し、48kHz/24bitのPCMデータ伝送が可能とのことだ。なお、接続や操作に関して特別なアプリケーションは不要で、Bluetoothのペアリングが完了すれば一般的な他の機器と同様に使用することができるという。「Michelle」はJH Audioの特許技術であるFreqphaseを採用するほか、3Way・3BAドライバー(高域1基,中域1基、低域1基)を搭載する。また、人間工学に基づくシェルデザインを採用しており、シェルは3Dプリンタで造形されているという。
〈ヘッドフォン祭でのブース/アユート:13F コスモ(2)〉
■Audeze
同社は同社初の平面駆動型イヤホン「iSINE10」(399ドル)および「iSINE20」(599ドル)の2機種を展示。同機種は30mm口径の平面磁界駆動ドライバーを搭載した開放型のイヤホンで、人間工学に基づくシェル形状を採用することで、フィット感を高めたという。独自の平面磁気技術「Fluxor Magnetic Technology」を使用し磁力を高めているほか、ダイヤフラムにも同社技術「Uniforce」を用いた超薄型振動板を採用したという。結果として、iSINE全高調波歪率は実使用レベルでは0.1%以下に抑えることに成功したとしている。
なお、「iSINE10」と「iSINE20」との違いは、ボイスコイルの長さの違いとのことで、20の方がより強力にドライバーを駆動することができるとのことだ。また、同社としては、イヤホンに限っては静電型よりも平面駆動型のほうが低域の量感の点で優っており、平面駆動型のほうがイヤホンには向いていると考えているようだ。今回関係者の間でも音質面での評価がかなり高かった同機種だが、ヘッドフォン祭にスタッフが来日するほか、実機も試聴できるとのことなので要注目だろう。
〈ヘッドフォン祭でのブース/AUDEZE:13Fコスモ(9)〉
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