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ロッキーマウンテンオーディオフェスで併催

ヘッドフォン祭に向けた予習に! 新製品多数登場の「CanJam@RMAF 2016」レポート

公開日 2016/10/21 23:26 島幸太郎(エミライ/OPPO Digital Japan)
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JH Audio 

同社は今回新製品として、「JH3xPRO」(599ドル)、「JH16 V2PRO」(1499ドル)の他新デザインの「Roxanne Universal Fit」を展示した。

「JH3xPRO」は完全新規設計のエントリー向けのカスタムIEMで、2Way・3BAドライバー(高域1基、中域1基、低域1基)という構成。「JH16 V2PRO」は「JH 16PRO」の後継機種にあたるカスタムIEMで、3Way・10BAドライバー(高域4基、中域2基、低域4基)という構成。新BAドライバーを採用するほか、金属製ウェーブガイドを搭載し、Moon Audio製4pinコネクター付ケーブルが付属する。

「JH3xPRO」

「Roxanne Universal Fit」は従来製品からBAドライバー、ネットワーク等変更がないが、シェルをより小型・薄型化するとのことで日本人には嬉しい仕様変更になるだろう。

「JH16 V2PRO」

これらの製品はヘッドフォン祭でも同製品が試聴できる予定とのこと。

〈ヘッドフォン祭でのブース/ミックスウェーブ:14Fクレセント(15)〉


MrSpeakers

同社は平面駆動型ヘッドホンETHER/ETHER Cの上位モデル「ETHER Flow」(1799ドル〜)、「ETHER C Flow」(1799ドル〜)を展示したほか、静電型ヘッドホン「ETHER ES」(2017年発売予定、価格未定)の参考出展を行った。

「ETHER ES」

「ETHER Flow」、「ETHER C Flow」は従来製品の上位モデルという位置づけで、流体力学の観点から空気の流れを効率化・安定化させるウェーブ・ガイドを新たに取り付けたもので、静電型ヘッドホンの開発の過程で発明した特許技術TrueFlowテクノロジーが使われているという。前回のヘッドホン祭でも参考出展された「ETHER ES」は前回から改良がくわえられているとのことで、新製品含めヘッドホン祭で試聴できるようにしたいとのことだ。

〈ヘッドフォン祭でのブース/Cavalli Audio/MrSpeakers:14Fロビー(3)〉


RHA

同社は新製品として、DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ「Dacamp L1」(2016年11月発売予定、559ドル)、新フラグシップイヤホン「CL1 Ceramic」(2016年11月発売予定、449ドル)、「CL 750」(2016年11月発売予定、130ドル)を参考出展した。

「CL 750」

「Dacamp L1」はDACチップにESS Technology社の「ES9018K2M」をチャンネル当たり1基搭載し、AB級アンプを使用している。384kHz/32bitまでのPCM、11.2MHzまでのDSDの再生に対応する。出力はminiXLR端子採用のバランス出力と3.5mmのシングルエンド出力を備えるほか、3段階のゲイン調整やイコライザー機能を搭載する。

「CL1 Ceramic」はハウジングに初めて高密度セラミックを採用したハイブリッド型イヤホン。8kHz以上の高域用に「Ceramic plate」ドライバー、中低域用に「CL Dynamic」ドライバーを搭載することで従来のBAドライバー等では達成できなかった周波数特性を実現するという。なお、ケーブルの着脱に対応しており、3.5mm/6.35mmのOFC ケーブルのほか、「Dacamp L1」との組み合わせを念頭にしたMini XLR (4-pin)端子付き純銀ケーブルが付属する。

「CL1 Ceramic」

「CL750」は、「Aerophonic」と同社が呼ぶ位相調整機能を施したステンレス製のハウジングに、同「CL Dynamic」ドライバーを搭載したカナル型イヤホンで、広い再生周波数特性を持つエントリー向けハイパフォーマンス製品と位置付けているという。

〈ヘッドフォン祭でのブース/RHA/GRADOブース:11Fアネモ(10)〉

次ページ続いてSONOMA Acoustics/SONY/ULTRASONEをレポート

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