編集部員が感じた魅力をぶつけ合った
自腹で買うならどっち? AKGの2大NCヘッドホン・イヤホン「N60NC WIRELESS」「N20NC」
■ビジネスシーンでも邪魔にならない使い勝手
風間:ここまで長々と語ってきたけど、最後に、それぞれの推し製品の「ここだけは伝えたい!」 というポイントを紹介していこうか。
小野:はい。
風間:じゃあ、まずはN60NC WIRELESSから。ずばり、純正のケースがすごい!ホントによくできてる!
小野:出ましたね、ケース! 出張中、ケースが良いってずーっと言ってましたよね。
風間:マジで気に入った、このケース。ウエットスーツのように柔らかでしなやかな素材が使われていて、伸縮性がある。そこに小型で軽量なオンイヤーのN60NC WIRELESSをスッと入れると、中にヘッドホンが入ってるとは思えないほど小さく収納できる!
小野:カバンの中に入れていても全然邪魔にならないですよね。
風間:他社製品はセミハードケースが定番だよね。がっちり製品を保護するには良いけど、やっぱり大きくて嵩張る。俺、よくカバンが大きいと言われるんだけど、それでもケース込みで持ち歩くのはためらわれる製品も多い(笑)。
その点、N60NC WIRELESSだったら純正ケースに入れて、がんがん持ち運んでOK! あとケーブル類やアダプター類を入れるポケットも付いてて、気配りが行き届いている。これも感動ポイント。
小野:たしかにあのケースからノイキャンワイヤレスヘッドホンが出てくるとは思えませんね…。では私の方からも。N25NCの個人的推しポイント、それはワイヤードであることです!
風間:え、なんで?
小野:確かにワイヤレスイヤホンの便利さも認めます。ですが、機内エンタメの音をBluetoothヘッドホンで聞けますか? 聞けませんよね。最近、ようやく3.5mmジャックが主流になったくらいです。
風間:でも、ワイヤレスヘッドホンもケーブル挿してワイヤードで使えるよ。N60NC WIRELESSにもケーブル付いてるし。
小野:ですが、そのケーブルを忘れたらどうします? Bluetoothが使えない機体もまだまだ多いです。それに当たったら使えませんよ。
風間:たしかに。
小野:iPhone 7以降でイヤホン端子がなくなりましたけど、Androidでイヤホン端子がないモデルはほとんどありません。接続について圧倒的に安心感があるのはワイヤードの方です。ケーブルを忘れることは絶対無いですから。
風間:ちょっと待って、もう一つN60NC WIRELESSの良いところを言わせて。質感がすごく良いのは、N60NC WIRELESSの美点だと思う。ここまで言い忘れてたけど、ヘッドバンド部の素材はレザーみたいに上質感があるし、バンドの中を通っているメタルに目盛りが刻印され散るのも気が利いている。ハウジングのパンチングメタルもさりげなくていい感じ。着けていて自分がオシャレになった気がしてくるよ。
小野:質感ならN20NCだってすごく良いじゃないですか…。端子部とかリモコンの細部に至るまで一切妥協のない仕上げですよね。というかNシリーズは全モデルが質感・デザインは優秀です。
風間:うーん、確かにそうだね。N20NCも欲しくなってきたな…。
編集部2名が本気で語り合ったこの対談、いかがだっただろうか。ここまで対談の文字起こしをして、一つ
言いたくなったのは、「二人とも自腹で両方買えば全部解決」ということである。