広大なオフィスにあふれるスポーツや音楽への愛
全米屈指のヘッドホンブランド、スカルキャンディー本社を独占訪問レポート! Hodell CEOインタビューも
■スポーツとの深い繋がりが一目瞭然
本社の1階には、全面ガラス張りで外光が差し込むラウンジを設置。全体ミーティングでも使われる場のようだが、社員が自由に使える空間でもあり、また新社屋の披露パーティでは約4,000人の招待客が収まったほど大規模のラウンジだ。
ラウンジに入り目を引くのが、本格的なスケートボードのハーフパイプだ。社員だけでなく、近隣の一般の方も使用できると言い、地域との繋がりも大切にしているようだ。さらにビリヤード台や卓球台、サッカーゲームボードも置いてあり、自由度だけでなく遊び心も溢れる環境に驚いた。
さらにバスケットのハーフコートやゴルフのパティンググリーンの施設、マウンテンバイクやスキー・スノーボードの置き場も完備する。ラウンジの外の屋外テラスからは、「Utah Olimpic Park」が一望できる。
先に見えるスキージャンプ台は、夏季に開催されたモトクロスのイベントで、オーストラリアのプロスタントライダーのロビー・マディソンが飛んだ場所でもあり、使用されたモトクロスバイクにはスカルキャンディーのロゴが入っていた。スカルキャンディーが、スケートボードやスノーボードを始め、幅広いスポーツカルチャーと深い繋がりがあり、様々なアスリートとコラボレーションするアクティブな姿勢を持っている理由が、本社内に入ると一目瞭然なのだ。
■リスナーからプレーヤーまで音楽愛好家を大事に
スポーツカルチャーとの繋がりだけでなく、音楽を心から楽しませてくれるスカルキャンディーならではの粋な仕掛けも多い。ラウンジに隣接する会議室には「THE GORGE」と、世界で最も美しいコンサート会場である「The Gorge Amphitheatre」の名前が付けられている。
このようにスカルキャンディー本社の全て会議室は、米国各地にあるライブハウスやコンサートホールのネーミングが施されており、「WHISKEY A GOGO」、「APOLO THEATER」、「RED ROCKS」など、音楽ファンが知った名前がずらりと並んでいるのだ。
ミュージックカルチャーとの親和性を感じさせる本社の作りは、これだけに留まらない。壁掛けされていたディスプレイに「STAYLOUD」と表示された広いスペースは、バンドを組んでいる社員が社内で練習できるミーティングルームだ。ギターやベース、アンプはもちろん、電子ドラムセットもあり、またバーカウンターも揃える。リスナーからプレーヤーまで大切にしている、スカルキャンディーの取り組みに感銘を受けた。
■高度にそろえられた開発環境
カルチャーとの融合をコンセプトとした本社の作りだけでなく、開発エリアの完成度の高さも見事だ。ヘッドホンのデザインの仕上がりをチェックするルーム、堅牢性を測定する機材、新製品のサウンドチューニングやプロトタイプに搭載されたドライバーユニットのスペクトラムを測る装置などの環境が揃っている。