「DSB150BT」を記者がレポート
いい音がより身近に。デノンの防水・防塵対応Bluetoothスピーカー“Envaya” を自宅レビュー
■防水・防塵対応のポータブルBluetoothスピーカー「Envaya」を1週間使い倒す
デノンのポータブルBluetoothスピーカー「Envaya」は、防水・防塵対応、オーディオメーカーとして長い歴史を誇るデノンならではの高音質、そして優れたデザインを備えている。今回、シリーズ中でもコンパクトなサイズとサウンドクオリティを両立させた“Envaya Mini”「DSB150BT」を2週間ほどじっくりと使ってみた。そのサウンドはもちろん、本機がどのような場面で活躍したのかをレポートする。
■IP67相当の防水・防塵性能/aptX Low Latencyに対応
Envayaのラインナップは、最もパワフルなサウンドで最大サイズの「DSB250BT」、500mlのペットボトルとほぼ同サイズの「DSB150BT」、シリーズ最小の「DSB50BT」の3モデル。IP67の防水・防塵機能、高音質・低遅延のBluetoothコーデック aptX Low Latency対応など機能は共通だ。音については、やはり大きなモデルの方が余裕をもって大音量を鳴らせる。持ち運びやすさも考慮しつつ、用途や好みで選ぶといいだろう。今回はふだん使いを考えてDSB150BTを選んだ。
電源や音量ボタンは向かって右側面に用意。背面部のカバーを開けると、充電用USB端子、音声入力用のステレオミニ端子が用意されている。横置きで使うのが基本だが、縦置きでのリスニングも可能だ。ハンズフリー通話に加え、SiriやGoogle Nowにも対応したマイクも内蔵する。
カラーはシンプルな「ブラック」と、個性的な縞模様の「ブラック/グレー」の2種類を用意。個人的にはインスタ映えしそうなブラック/グレーの配色が好みだ。両サイドと背面の一部をのぞく本体表面は、手触りのよいファブリック系素材で覆われている。見た目の質感も手触りもよく、ガジェットやオーディオ機器らしくない落ち付きいた印象がある。
■サイズを超えたパワフルさとクリアネスを両立したサウンド
しかし、Envayaのキモはやはりサウンド。スマートフォンで再生した音楽ストリーミングをDSB150BTから鳴らしてみて、小さなボディからこんなパワフルな音が鳴るのかと驚かされる。約8畳のリビング全体で音楽が楽しめるくらい音量を上げても、音が歪まない。低音も、サイズからは想像がつかない豊かなものだ。
パワフルでありながら、全帯域にわたって音がクリアなことも特徴だ。ギターやピアノなどの楽器は分離がよく、心地良く音が伸びる。ニュアンスに富んだボーカル表現も強みで、中高域を美しく鳴らしてくれる。アコースティックなサウンドとも相性がいい。
クリアなのは低音も同様だ。低音は密度が高く輪郭も明瞭。単に量感を稼ぐだけの低域偏重モデルとは一線を画している。キックドラムはクイックに立ち上がり、ベースラインも量感を適度に備えつつタイトに展開する。EDMやヒップホップなどのエレクトロニックなサウンドを聴けば、ソリッドなグルーヴが楽しめるはずだ。
Bluetoothスピーカーとしては実に真面目な音作りなのだ。音はパワフルかつクリアだが、低音をはじめ過剰な脚色がない。一方で楽器の余韻や歌声のニュアンス、低域のまとめ方など、音楽の勘どころは押さえている。伝統あるオーディオブランドだからこそ可能な音質チューニングといえる。
ちなみにDSB150BTの重さは541gと、500mlのペットボトルとほぼ同じ。持ち運びだけを考えたらよりコンパクトなDSB100BTを選ぶといいだろう。ただ、この重量感ある頑強なボディが、サイズを超えた安定感のあるサウンドに寄与していることも確かだ。
デノンのポータブルBluetoothスピーカー「Envaya」は、防水・防塵対応、オーディオメーカーとして長い歴史を誇るデノンならではの高音質、そして優れたデザインを備えている。今回、シリーズ中でもコンパクトなサイズとサウンドクオリティを両立させた“Envaya Mini”「DSB150BT」を2週間ほどじっくりと使ってみた。そのサウンドはもちろん、本機がどのような場面で活躍したのかをレポートする。
■IP67相当の防水・防塵性能/aptX Low Latencyに対応
Envayaのラインナップは、最もパワフルなサウンドで最大サイズの「DSB250BT」、500mlのペットボトルとほぼ同サイズの「DSB150BT」、シリーズ最小の「DSB50BT」の3モデル。IP67の防水・防塵機能、高音質・低遅延のBluetoothコーデック aptX Low Latency対応など機能は共通だ。音については、やはり大きなモデルの方が余裕をもって大音量を鳴らせる。持ち運びやすさも考慮しつつ、用途や好みで選ぶといいだろう。今回はふだん使いを考えてDSB150BTを選んだ。
電源や音量ボタンは向かって右側面に用意。背面部のカバーを開けると、充電用USB端子、音声入力用のステレオミニ端子が用意されている。横置きで使うのが基本だが、縦置きでのリスニングも可能だ。ハンズフリー通話に加え、SiriやGoogle Nowにも対応したマイクも内蔵する。
カラーはシンプルな「ブラック」と、個性的な縞模様の「ブラック/グレー」の2種類を用意。個人的にはインスタ映えしそうなブラック/グレーの配色が好みだ。両サイドと背面の一部をのぞく本体表面は、手触りのよいファブリック系素材で覆われている。見た目の質感も手触りもよく、ガジェットやオーディオ機器らしくない落ち付きいた印象がある。
■サイズを超えたパワフルさとクリアネスを両立したサウンド
しかし、Envayaのキモはやはりサウンド。スマートフォンで再生した音楽ストリーミングをDSB150BTから鳴らしてみて、小さなボディからこんなパワフルな音が鳴るのかと驚かされる。約8畳のリビング全体で音楽が楽しめるくらい音量を上げても、音が歪まない。低音も、サイズからは想像がつかない豊かなものだ。
パワフルでありながら、全帯域にわたって音がクリアなことも特徴だ。ギターやピアノなどの楽器は分離がよく、心地良く音が伸びる。ニュアンスに富んだボーカル表現も強みで、中高域を美しく鳴らしてくれる。アコースティックなサウンドとも相性がいい。
クリアなのは低音も同様だ。低音は密度が高く輪郭も明瞭。単に量感を稼ぐだけの低域偏重モデルとは一線を画している。キックドラムはクイックに立ち上がり、ベースラインも量感を適度に備えつつタイトに展開する。EDMやヒップホップなどのエレクトロニックなサウンドを聴けば、ソリッドなグルーヴが楽しめるはずだ。
Bluetoothスピーカーとしては実に真面目な音作りなのだ。音はパワフルかつクリアだが、低音をはじめ過剰な脚色がない。一方で楽器の余韻や歌声のニュアンス、低域のまとめ方など、音楽の勘どころは押さえている。伝統あるオーディオブランドだからこそ可能な音質チューニングといえる。
ちなみにDSB150BTの重さは541gと、500mlのペットボトルとほぼ同じ。持ち運びだけを考えたらよりコンパクトなDSB100BTを選ぶといいだろう。ただ、この重量感ある頑強なボディが、サイズを超えた安定感のあるサウンドに寄与していることも確かだ。
次ページ音楽ストリーミングと好相性。家の中で音楽を聴く機会が増えた