単体動作、手軽で「被りたくなるVR」
「Oculus Go」の衝撃! 23,800円のヘッドセットがVRの世界を変えてしまいそうだ
■Netflixやニコニコ以外にも、様々な動画をブラウザで視聴可能
先ほどNetflixの見え方については説明したが、それ以外にも見られる動画コンテンツは数多い。まず、ニコニコの公式アプリが配信されているし、DMMの公式アプリも配信開始された。なお、このDMMの体験がまた素晴らしいのだが、これについては後述する。
プリインストールされた専用アプリや、検索して入手できる専用アプリで動画を視聴できる動画配信サービスは、記事執筆時点で上記の3つ程度だが、そのほかのコンテンツもブラウザを使って視聴することもできる。
YouTubeはその筆頭格で、ブラウザを立ち上げるとあらかじめブックマークされているので、それを選択し、視聴できる。フルスクリーンモードにすると視界全体に画面が広がり、高い臨場感が得られる。
だがここで悔しいのは、日本語が使えないことだ。記事執筆時点で、入力できる言語は英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、オランダ語、ポルトガル語、ロシア語、トルコ語、韓国語の10カ国語のみ。日本語の表示は問題なく行えるが、入力はできないのだ。
だからYouTubeで何か検索したくても、日本語では検索できない。YouTubeだけではない。OculusはFacebook傘下の企業だが、Oculusでスクショを撮り、それをFacebookでシェアしてコメントを添える…などといった際にも、日本語が使えない。Twitterでも日本語で投稿できない。これは致命的だ。早期の日本語対応を実現して欲しい。
ちなみに、YouTubeは視聴中、右下の歯車マークから解像度を選べるが、Oculus Goでもこの操作は可能。デフォルトでは480pが選ばれていたため、これを1080pに変えてみたが、コンテンツの解像感が上がったことは認識できなかった。
そのほかにもブラウザで見られるサービスは意外と多い。Amazon Prime VideoやDAZN、Abema TVなどは、サービス側が無理矢理アプリに誘導したりされ、はじめは視聴できないと思っていたのだが、色々とやっているうちに、ブラウザを「デスクトップモード」にすれば見られることに気づいた。
なおブラウザをデスクトップモードにするには、URLの右に表示されるアイコンを選んで「デスクトップモードをリクエスト」すればよい。上記で挙げたサービスのほかにも、PCのブラウザで動画を見られるものなら、Oculus Goで視聴できる可能性がある。
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