欧州では約1.8万円前後
AirPodsにはない特徴が盛りだくさん! サムスンの新完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」速報レビュー
Bluetoothオーディオのコーデックは「Galaxy Note/S」シリーズとのペアリング時に通信を安定させる独自のSamsung Scalable Codecのほかに、Gear IconXが非対応だったAACを新たにサポートした。
Gear IconXは本体を独自の防汗設計としていたが、Galaxy BudsはIPX2相当の防沫対応として、屋外での雨天環境下、または汗を流しながらのトレーニング時にも安心して使えるイヤホンとした。
通話時には話者の声を高精度にピックアップする。Galaxy Budsではイヤホン本体に搭載するマイクユニットを1ペア増設しているからだ。ハウジングの外側に向けたアウターマイクのほか、ユーザーの口元側に近いインイヤーマイクが注目したい新機能のポイントだ。
通話時に周囲の騒音レベルが大きい時には自動でインイヤーマイクに集音を切り替える。インイヤーマイクはユーザーの耳の中、外耳道を通じて声をピックアップするという特殊な手法を用いることで、外部のノイズを構造的にブロック。通話時に風切り音や周囲の喧騒に邪魔されることなく、クリアな音声がピックアップできるという仕組みだ。
Galaxy BudsはサムスンのGalaxy Note/Sシリーズと組み合わせた時に最もシームレスな使い心地を実現しているイヤホンだ。
Android OS対応のコンパニオンアプリ「Galaxy Wearable」を介して、イヤホンに搭載したマイクで外音がモニタリングできる「アンビエントモード」のオン・オフを切り替えることができる。さらに本体左右どちらかのタッチボタンを長押しすると、音楽のボリュームを下げて1分間外の音を集音する「クイック アンビエントモード」を新設した。タッチボタンの操作割り当てはアプリから行える。
Android 7.1以上を搭載したサムスンのスマートフォン、タブレットの場合、Galaxy Budsのケースを開いてスマホに近づけるだけで、自動的にペアリングのポップアップを表示する「イージーペアリング」機能も実現した。画面に表示される端末のアイコンをタップするだけでBluetoothのペアリングが完了する。アップル「AirPods」とiOSとの組み合わせで同様なことができるが、Androidで実現しているというのが大きなポイントだ。
ユーザーがイヤホンを身につけている状態を両耳/片耳を装着、あるいは両側取り外しの3つのパターンから認識して、音楽リスニングとハンズフリー通話の音声を自動で切り替える「オートスイッチ」も便利な機能の一つだ。
展示されているGalaxy S10シリーズのアーカイブから曲を選んで試聴もできたが、若い音楽ファンを意識してのことなのか、派手なEDM系の楽曲ばかりでフェアな評価に向く環境ではなかった。この環境を前提にひと言新製品にエールを送るとすれば、Gear IconXが発売当初にウイークポイントとしていた中低域の力強さについて、EQを使わなくてもしっかりと確保できていると感じた。魅力的な高域の伸びやかさは健在。ボーカル系の楽曲にもマッチしそうだ。付属するイヤーピースによる遮音性は十分だし、タッチボタンの操作、クイックアンビエントモードのレスポンスも好感触だった。
あらためて日本市場に登場することが決まったら、またGalaxy S10シリーズと一緒に本格的なレビューなどをお伝えしたいと思う。
(山本 敦)
Gear IconXは本体を独自の防汗設計としていたが、Galaxy BudsはIPX2相当の防沫対応として、屋外での雨天環境下、または汗を流しながらのトレーニング時にも安心して使えるイヤホンとした。
通話時には話者の声を高精度にピックアップする。Galaxy Budsではイヤホン本体に搭載するマイクユニットを1ペア増設しているからだ。ハウジングの外側に向けたアウターマイクのほか、ユーザーの口元側に近いインイヤーマイクが注目したい新機能のポイントだ。
通話時に周囲の騒音レベルが大きい時には自動でインイヤーマイクに集音を切り替える。インイヤーマイクはユーザーの耳の中、外耳道を通じて声をピックアップするという特殊な手法を用いることで、外部のノイズを構造的にブロック。通話時に風切り音や周囲の喧騒に邪魔されることなく、クリアな音声がピックアップできるという仕組みだ。
Galaxy BudsはサムスンのGalaxy Note/Sシリーズと組み合わせた時に最もシームレスな使い心地を実現しているイヤホンだ。
Android OS対応のコンパニオンアプリ「Galaxy Wearable」を介して、イヤホンに搭載したマイクで外音がモニタリングできる「アンビエントモード」のオン・オフを切り替えることができる。さらに本体左右どちらかのタッチボタンを長押しすると、音楽のボリュームを下げて1分間外の音を集音する「クイック アンビエントモード」を新設した。タッチボタンの操作割り当てはアプリから行える。
Android 7.1以上を搭載したサムスンのスマートフォン、タブレットの場合、Galaxy Budsのケースを開いてスマホに近づけるだけで、自動的にペアリングのポップアップを表示する「イージーペアリング」機能も実現した。画面に表示される端末のアイコンをタップするだけでBluetoothのペアリングが完了する。アップル「AirPods」とiOSとの組み合わせで同様なことができるが、Androidで実現しているというのが大きなポイントだ。
ユーザーがイヤホンを身につけている状態を両耳/片耳を装着、あるいは両側取り外しの3つのパターンから認識して、音楽リスニングとハンズフリー通話の音声を自動で切り替える「オートスイッチ」も便利な機能の一つだ。
展示されているGalaxy S10シリーズのアーカイブから曲を選んで試聴もできたが、若い音楽ファンを意識してのことなのか、派手なEDM系の楽曲ばかりでフェアな評価に向く環境ではなかった。この環境を前提にひと言新製品にエールを送るとすれば、Gear IconXが発売当初にウイークポイントとしていた中低域の力強さについて、EQを使わなくてもしっかりと確保できていると感じた。魅力的な高域の伸びやかさは健在。ボーカル系の楽曲にもマッチしそうだ。付属するイヤーピースによる遮音性は十分だし、タッチボタンの操作、クイックアンビエントモードのレスポンスも好感触だった。
あらためて日本市場に登場することが決まったら、またGalaxy S10シリーズと一緒に本格的なレビューなどをお伝えしたいと思う。
(山本 敦)