HOME > レビュー > TANNOY伝統のサウンドと最新技術を融合したベストセラースピーカー。「Revolution XT」を聴く

最新のピアノブラックモデルをチェック

TANNOY伝統のサウンドと最新技術を融合したベストセラースピーカー。「Revolution XT」を聴く

公開日 2019/06/26 11:34 生形三郎
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

音楽の勢いやパワーを重視するソースとの相性が特に良いだろう

以上のように両機は、タンノイ伝統の端正でバランス良い音楽表現力を備えながらも、あくまで音楽を楽しませる豊かな聴き心地が味わえるスピーカーだ。モニター的な要素を基軸に置きつつも、それだけには留まらない魅力を求めるユーザーに好適なシリーズと言える。加えて、ブラックピアノフィニッシュによる仕上げは、設置空間に落ち着きある高級感を演出してくれるだろう。

今回の2機種であれば、繊細さやナチュラルさを求めるなら「XT 6 B」が、スケール感やそれに伴う説得力を求めるなら「XT 8F B」がお薦めだ。いずれも音楽ジャンルを選ばないが、例えばロックやジャズなど、音楽の勢いやパワーを重視することが多いソースとの相性が特に良さそうである。

本機の試聴はエソテリックの試聴室にて行った。組み合わせた再生機器は、いずれもエソテリックのネットワークトランスポート「N-03T」、SACDプレーヤー「K-05Xs」(DAC部を使用)、プリメインアンプ「F-05」である

(生形三郎)
<Specification>
【Revolution XT 6 B】
●型式:2ウェイ・バスレフ●ユニット:デュアルコンセントリックHF 25mm/LF 150mm●能率:89dB●許容入力:60W(連続)、240W(最大)●インピーダンス:8Ω●周波数特性:46Hz〜32kHz●クロスオーバー周波数:1.8kHz●容積:10.8リットル●外形寸法:221W × 400.5H × 302Dmm●質量:7.5kg
【Revolution XT 8F B】
●型式:2.5ウェイ・ツインキャビティー結合バスレフ●ユニット:デュアルコンセントリックHF 25mm/LF 200mm、バスユニット 200mm●能率:91dB●許容入力:100W(連続)、400W(最大)●インピーダンス:8Ω●周波数特性:34Hz〜32kHz●クロスオーバー周波数/250Hz、1.8kHz●容積:48.8リットル●外形寸法:317W × 1080H × 345Dmm●質量:19.9kg
■その他のラインナップ

Revolution XT 6F B ¥132,000(1台・税抜)


●型式:2.5ウェイ・ツインキャビティー結合バスレフ●ユニット:デュアルコンセントリックHF 25mm/LF150mm、バスユニット150mm●能率:90dB●許容入力:75W(連続)、350W(最大)●インピーダンス:8Ω●周波数特性:38Hz〜32kHz●クロスオーバー周波数/250Hz、1.8kHz●容積:30.7リットル●サイズ:269W×1005H×317Dmm●質量:16.3kg

Revolution XT Mini B ¥106,000(ペア・税抜)


●型式:2ウェイ・バスレフ●ユニット:デュアルコンセントリックHF 20mm/LF100mm● 能率:88dB● 許容入力:50W(連続)、200W(最大)●インピーダンス:8Ω● 周波数特性:68Hz〜52kHz●クロスオーバー周波数:2.8kHz●容積:3.4リットル●サイズ:152W×272.2H×199.3Dmm●質量:3.7kg

*センタースピーカー「Revolution XT CB」(¥105,000/1台・税抜)もラインナップされる。またRevolution XTシリーズには先行発売されたダークウォルナット、ミディアムオーク仕上げも用意されている


本記事は季刊・ネットオーディオvol.33 Spring所収記事を転載したものです。本誌の購入はこちらから。

前へ 1 2 3

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE