【特別企画】圧倒的なデザイン性も継承
すべて高次元な “プレミアム” ノイキャン完全ワイヤレス! Master&Dynamic「MW07 PLUS」レビュー
操作性の面でも、ボタンのレイアウト含めてMW07から継承している。右イヤホンにあるマルチファンクションボタンは、1回押しで一時停止/再生、2回押しで曲送り、3回押しで曲戻し。長押しでボイスアシスタントの呼び出しが行える。
左イヤホンには独立した音量調整(+/-)ボタンを装備。ノイズキャンセリング/アンビエントリスニング(外音取り込み)機能のコントロールも兼ねていて、+ボタンの長押しでアンビエントリスニング、-ボタンの長押しでノイズキャンセリングが有効になる。
左右でボタンの形状が異なっていることもあり、間違える心配もないだろう。また音量調整の+/-ボタンは長押しもしやすく、実用的なボタンレイアウトである。
■重低音の騒音をしっかり低減。高感度なアンビエントリスニングも実用的
それでは早速、MW07 PLUSの新機能である「ノイズキャンセリング」と「アンビエントリスニング」の性能を検証してみよう。
電車の中でノイズキャンセリングをオンにしてみると、すぐさま騒音が全体的に抑えられ、快適度が向上した。人の声といった中域あたりの聞こえ方には変化は少なく、特に体に響くような重低音をしっかりと低減してくれるので、外から聴こえる騒音が軽くなるようなイメージだ。
ノイズキャンセリング機能特有の違和感もなく、良い意味でオンにしたままでも特に気にせず使えるバランスといえる。なおデフォルト設定では、ノイズキャンセリングはOFF。ONにした状態でも、一度ケースにしまって戻すと再度OFFになるので、手動でONにする必要がある点は留意したい。
アンビエントリスニング機能は、かなり高感度に外の音を取り込んでくれた。無音状態でオンにすると、直接耳で聞くよりも中高域の音がクリアに立って聴こえる印象だ。
もちろん音楽を流している状態でもアンビエントリスニングは有効で、音量を大きめにして音楽を聴いていても、外の音がクリアに飛び込んでくる。安全確保と周囲の環境を感じ取れるという意味では、実用性の高い機能に仕上がっている。
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