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“MAVERICK”シリーズ史上、最大の進化。Unique Melodyユニバーサルイヤホン「MAVERICK Ti」レビュー

公開日 2020/03/10 06:00 高橋 敦
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Unique Melodyと日本代理店ミックスウェーブのコラボレーションによるイヤーモニター「MAVERICK」。初代モデルが2014年に登場して以降、最新の成果やさらなる挑戦を随時盛り込み世代を重ねてきた定番シリーズだ。

その最新世代として、2019年8月に登場したカスタムイヤーモニター「MAVERICK III」から遅れること数ヶ月、同世代のユニバーサルモデルが遂に発売を迎えた。今回の主役である「MAVERICK Ti」だ。

「MAVERICK Ti」(市場想定価格:税込131,450円前後)

設計に1年!凝りに凝った3Dプリンティング・チタニウム筐体

大きな特徴としてはやはりまず、「Ti」というモデル名でも誇らしく主張されている、医療用グレードのチタニウムを採用したその美しい筐体。このチタン素材は、わずか0.2mmの薄さで十分な強度を確保できるので、筐体の小型化に有利。さらには、金属アレルギーを起こしにくい、腐食やサビにも強く美しさを維持できるなど、様々なメリットを備えている。

チタン素材を3Dプリンターで造形した筐体は、まばゆいばかりの光沢を放つ

去年発売の「MAVEN」「MIRAGE」での採用によって、UniqueMelodyはレーザー積層3Dプリンティングと手作業での磨き上げの合わせ技による、チタニウム筐体の設計や製造の技術自体はすでに得ていた。それでもなお、このMAVERICK Tiの筐体設計にはおよそ1年を要したという。

ひとつには、ダイナミック型を含む多くのドライバーやそれらを取りまとめるクロスオーバー回路を搭載するため、筐体の大型化は不可避であること。その上で装着感を確保できる筐体形状の完成までに、膨大な試作と修正の繰り返しが必要だったというのだ。

その難題をクリアした上でさらに、デザイン的にもチャレンジが行われた。MAVERICK Tiでは、六角形、五角形、四角形と様々な面の組み合わせを駆使して筐体を構成することで、合計6つのドライバーと5つのクロスオーバー、4つのBAドライバーというこのモデルの構成要素を視覚的に表現しているのだという。ここまで凝りに凝った結果、より複雑な形状となった筐体の磨き上げ工程は、さらに困難を極めたそうだ。

音質と見栄えの両面から煮詰められたデザインはとても複雑

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