iOS 14/iPadOS 14で利用可能に
革新的な没入感!AirPods Proの新機能「空間オーディオ」を一足先に試した
■動画系だけでなく、音楽やゲームにも一気に対応コンテンツを広げたい
NetflixやAmazon Primeビデオなどサードパーティーのサービスで、空間オーディオが効くのか試してみたが、どちらのプラットフォームも今のところ対応していないようだった。中にはコントロールセンターから空間オーディオのオン・オフを切り換えた際に「対応していないコンテンツ」であることをアラートしてくれるものもあった。
なお、空間オーディオはサラウンドやヘッドトラッキングに対応していないコンテンツをバーチャライズ処理によって作り替える機能は備えていないということも念押ししておきたい。
空間オーディオは今のところ、ビデオコンテンツに限って利用できるようだ。Apple Musicに音声をサラウンド収録したコンテンツが並び、空間オーディオを使ってAirPods Proで楽しめるようになれば、新しい音楽の楽しみ方が生まれるのではないだろうか。
Apple Arcadeに並ぶゲームも探してみたが、今のところまだ空間オーディオが利用できるタイトルは見つからなかった。ゲームでこそ映えそうな新機能なので、ぜひ対応を広げてほしい。
別筐体のサラウンドプロセッサー等を必要とせず、iPhoneとAirPods Proのシンプルな組み合わせにより没入感豊かなサラウンド再生とヘッドトラッキング体験を実現する「空間オーディオ」は、多くのユーザーを魅了するに違いない。アップルは一気に対応するコンテンツを増やし、その魅力を強烈にアピールすべきだ。