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これがストラーダの頂点に立つ画質。有機ELカーナビ「CN-F1X10BLD」で安全安心な快適ドライブを
■一般的な液晶ディスプレイでは再現できない漆黒
さて、この有機ELディスプレイで楽しみなのが映像コンテンツの再生だ。CN-F1X10BLDにはブルーレイが再生できるドライブが装備されていて、ハイビジョンによる高精細な映像が再生できるのだ。
視聴した映像はタイ/チェンマイでのお祭り「コムローイ祭り」を撮影したもの。ランタンを打ち上げる仏教のお祭りで、夜空に放たれる無数のランタンはまさに圧巻。有機ELだからこそ再現される漆黒の夜空はその様子をさらに際立たせている。これは従来の液晶モデルでは再現できていなかった領域であり、有機ELディスプレイならではの表現として存分に映像美を堪能できた。
また、地デジはもちろん、HDMI端子を経由してAmazon Fire TVの映像も楽しめる。ストラーダには電源用にもなるUSB端子も備えているので、テザリングで手持ちのスマートフォンに接続すれば、ストリーミングサービスにも接続できる。しかもハイビジョン画質はそのままだ。
この瞬間こそ10V型大画面+有機ELディスプレイの組み合わせにメリットを感じる時だ。自宅の映像視聴環境はどんどん進化しているが、それにより目の肥えたAVファンであれば、クルマでも相応のクオリティが欲しくなるだろう。多様化する映像ソースをそのまま持ち込み、美しい映像で楽しめるのが新型ストラーダの魅力である。なお、姉妹機のCN-F1X10LDにはブルーレイではなくDVD再生用ドライブが搭載されるため、手持ちのディスクに合わせて選択したい。
音質へのこだわりも徹底している。カーオーディオではノイズ対策の重要性が高いが、新型ストラーダではグランド・信号パターン設計の大幅な見直しや、DSP/DAC専用アース構造の追加といった対策により、ノイズの原因となる信号の回り込みを大幅に低減させた。
さらに高周波のチャンネルセパレーションを11dB改善し、低DCRチョークコイルの採用によって歪率は2.5dB改善。実際、ブルーレイのライブ映像や地デジの音楽番組の再生にあたっては、歪み感のないクリアな音質を実現している。音のプロがチューニングしたモード「音の匠」にもワンタッチで切り替えが可能。車内で最良のサウンドが楽しめるのも嬉しい。
ハイレゾ音源としてはFLAC/WAVフォーマットに対応し、最大192kHz/24bitのハイレゾ音源を圧縮することなく再生可能。高級オーディオに採用されるBBブランド32 bit D/Aコンバーターをはじめ、多くの高音質パーツを搭載しており、その再生能力はフラグシップ機としてふさわしい内容と言っていいだろう。
この実力の片鱗をチェックしようと事前に用意したハイレゾ音源を再生してみた。すると試乗車が純正スピーカーを装着していたにもかかわらず、明瞭感のある高域と量感を感じさせる低域を再現してみせた。細部の再現性も良好で、正直、純正スピーカーでもここまで出せるとは思っていなかった。多くの高音質パーツの採用で生まれた出力側の素性の良さが好結果をもたらしていたのだろう。
■今欲しい “安全安心” にも備える
ナビ機能では建物の形や道幅を精密に描写した市街地図のエリアを従来の1295都市から1741都市に拡大。日本全国どこを走っても市街地図レベルでの詳細な地図情報が見られるものとした(無人島など一部離島を除く)。ルート案内中は交差点周辺で「リアル3D交差点拡大図」を表示し、車線ガイドや路面のカラー舗装まで忠実に再現(政令指定都市のみ)。東京都内で表示される方面案内看板は目印となるピクトグラムも反映して表示するので、行き先を見落とすことも少なくなるはずだ。
重要性が高まっている安全安心運転へのサポートも盛りだくさんだ。道路標識に対しては対象情報を地図上に大きくポップアップ表示し、音声でもガイドしてくれる。カーブに近づけば「カーブです」、止まれの標識があるところでは「一時停止です」、制限速度を超えているときは「速度超過です」と言った具合。初めての土地ではつい周辺が気になって道路標識を見落としやすくなるが、この機能によって安心して運転に専念できるだろう。
逆走検知警告/逆走注意アラームの搭載も見逃せない。高速道路のサービスエリアやパーキングエリアでは走り出そうとすると逆走しないよう注意を促し、合流部で万一、逆走を始めてしまった場合はそれを警告してくれるのだ。(注:すべての場合での逆走検知を保証するものではありません。SA/PAによっては案内しない場合があります)
「逆走なんて高齢者の問題でしょ?」と思っている人が多いようだが、不慣れな場所では高齢者でなくても間違えて逆走してしまうことも少なくないという。この機能はそんなうっかりミスを未然に防げるようにサポートしてくれるのだ。
また、新型ストラーダにはドライブレコーダー「CA-DR03HTD」が組み合わせられる。前後2カメラで走行中のアクシデント発生に備えて映像を記録するもので、記録はフルハイビジョン画質で行い、その映像はハイビジョンでナビのディスプレイ上に再現されるのが、この組み合わせの利点だ。
気になる後方の様子も画面上にあるアイコンにタッチするだけ。走行中もすぐにチェックできるのだ。また、記録映像を再生する時は「前」→「後」→「前/後」を順に切り替え、左側には記録した場所を示す地図も表示される。
このドライブレコーダーの機能はそれだけにとどまらず、後方カメラの映像はバックカメラのように活用できる。この映像はハイビジョン画質で再現され、そのクオリティはまるで後方を肉眼で見ているかのような鮮明さ。さらにギアをリバースに入れると「バックします!」と音声ガイドも入る。
ドライブレコーダーは “もしも” の際の記録用と考えている方も多いかもしれない。しかし、前提としてその “もしも” をできるだけ避けるための機能も充実しているのだ。安心感を高める意味でも新型ストラーダにこの組み合わせはぜひオススメしたいと思う。
なお、「CN-F1X10BLD」「CN-F1X10LD」にはWebダウンロード無料地図更新が付き、全地図更新は2023年12月15日(予定)までに1回の更新が可能。さらに部分更新地図として2023年12月15日までの最大3年間、2か月に1回の更新ができる。常に最新地図で利用できることも安全安心につながる大きな要素なのだ。
10V型という大画面かつ高画質を有機ELディスプレイという最先端デバイスで実現し、それを430車種以上で展開可能とした新しいストラーダ。カーナビゲーションとして安全安心運転へのサポートも盛りだくさんで、ブルーレイやハイレゾ音源も楽しめる。まさに “今欲しいハイスペックナビ” にふさわしいマルチな才能を持つ注目の一台だ。
(提供:パナソニック株式会社)