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【PR】「LUMIX S 85mm F1.8」で撮影した作例も!

待望の小型・軽量フルサイズミラーレス、パナソニック LUMIX「DC-S5」レビュー

公開日 2020/12/18 06:00 桃井一至
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■S5との組み合わせにもぴったりな“85mm”も登場


一眼カメラの醍醐味でもあるレンズ交換だが、Lマウントレンズはまだまだ拡充半ば。もちろん、急務であることはパナソニックも理解しており、LUMIXサイトにはロードマップが掲げられ、ハイモデルの「S PROレンズ」とスタンダードな「Sレンズ」のプランが描かれている。

そのプランを眺めて気持ちを高ぶらせる中、先月Sレンズの新ラインアップとして「LUMIX S 85mm F1.8」(81,400円/税込)が発売された。85mmと言えば、別名ポートレートレンズと呼ばれ、望遠レンズ特有の適度な圧縮感で人物を浮かび上がらせるのを得意とするレンズだ。


Panasonic「LUMIX S 85mm F1.8」

SPEC ●焦点距離:85mm ●絞り値:F/1.8-F/22 ●最短撮影距離:0.8m ●フィルター径:φ67mm ●外形寸法:φ73.6mm×約82mm ●質量:約355g(フード、キャップ、リアキャップ含まず) ●対応センサーサイズ:フルサイズ ●対応マウント:ライカL

開放F値はF1.8。ボケ量と本体ボリュームのバランスもよく、日常的に使いやすいレンズという印象。S5のキットレンズ「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」が、超広角域から標準域をカバーするので、85mmの焦点域は望遠とボケを楽しむには丁度いい補完関係だ。持ち歩きしやすいボリュームで、気軽に楽しみたい方には、キットレンズの次の1本として、ぴったりなチョイスといえるだろう。


限られたスペースでS5の魅力を網羅するのは難しいが、要約すれば、S5は今の時代に必要とされる最新機能の全てが、極めてバランスよく搭載されたモデルだ。

飛び道具的な機能は役割分担の明確なS1系に任せるとして、S5のひとつひとつの内容には、これまでパナソニックが培ってきたカメラ技術が過不足なく盛り込まれており、長く付き合える予感のする製品に仕上がっている。静止画はもちろん、動画も気になる欲張りなユーザーに特におすすめしたい逸品だ。

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