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小型軽量ながらも大口径。トキナー、フジX用「atx-mシリーズ」レビュー

公開日 2021/03/02 06:00 山田久美夫
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■atx-m 23mm F1.4 X


続いて、それぞれのレンズの描写を個別に見ていこう。「atx-m 23mm F1.4 X」は、絞り開放から十分にシャープ。周辺の画質低下もほぼなく、周辺光量も絞り開放でもさほど低下することがなく、安心感のある描写だ。もし周辺光量が気になる場合も、F2.8まで絞れば解消される。

焦点距離23mmとはいえ、F1.4の大口径ともなると、もちろんボケを使った描写も楽しむことが可能だ。点光源についてだけはややクセがあるものの、全体としてはクセの少ないボケで、周辺光量が多めなこともあり、周辺部でも均一性のあるボケが得られる。

同スペックのXシリーズ用純正レンズが10万円超であることを考えると、価格も62,000円(税抜)と、きわめてハイコストパフォーマンスで魅力的なレンズといえるだろう。





SPEC ●焦点距離:23mm ●絞り値:F/1.4-F/16 ●最短撮影距離:0.3m ●フィルター径:φ52mm ●外形寸法:φ65mm×72mm ●質量:276g ●対応センサーサイズ:APS-C ●対応マウント:フジフイルムX


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