PRハイブリッド構成、LDAC対応のハイパフォーマンスモデル
音質もデザインも高レベル! AVIOT「TE-J1」は“全てを兼ね備える”完全ワイヤレスイヤホンだ
高域のエッジ感表現、ソリッドに引き締まってくっきりとした音像を堪能
サウンドチェックはAndroidスマホとのLDAC接続、Apple Musicのロスレス・ストリーミングにて実施した。
個々の音の明瞭さに強みを発揮するイヤホンという印象で、エレクトリック・サウンドとの相性は特に際立つ。エッジの立った高域の主張は煌めくようなシンセサイザーの音色にフィット。そして中低域においても、いわゆる重低音的なボリューム感には頼らず、音の芯や圧による存在感によって、エレクトリック・ビートの迫力をリスナーに叩き出してきてくれる。
例えばYOASOBI「祝福」との相性は特に素晴らしかった。まずイントロ。ここでは声自体の魅力、そして声に施されたエフェクト処理の効果が、このイヤホンの高域のエッジ感によって実に映える。
そこからのシンセサイザーとギターを重ねたような音色によるリフ、この曲を象徴するあのフレーズもやはり、音色のエッジが強められることでそのインパクトもさらにつよつよだ。リスナーのテンションをいきなりぶち上げてくれるイントロを装備したこの曲なわけだが、このイヤホンはそれをさらにブーストしてくれる。
AメロからBメロではバスドラムの四つ打ち、そして途中から入ってくるベースラインに注目。このイヤホンで聴くそれらはどちらも音の頭のアタック、そして音の芯が明確。ボンボンと大柄に膨らむことのない、ソリッドに引き締まってくっきりとした音像だ。
おかげで、一定の四つ打ちをキープするドラムに対してベースが細かく動き回ったり一瞬休符を入れたりしてリズムに変化を与えていく、そのコンビネーションがまた映える。ベースの重心もしっかり沈められており、動き回るベースがボーカルの帯域にうるさくかぶってくることもない。
そのほか、エレクトリックに限らずアグレッシブなサウンド全般にもハマる。ラウド&ヘヴィなロックバンド、KORNの「Forgotten」ではギターのディストーションの粒の粗さが心地よく再現されてこれまたぶち上がるが、それもこのイヤホンの高域表現の特性とのマッチングの良さのおかげだ。
それにもちろん、穏やかなサウンドが苦手なわけでもない。星野源さん「不思議」では、5弦ベースの最低音域まで制動されるおかげで曲の土台が安定。この静かでいて力強い曲の、その静かさも強さもどちらもしっかり届けてくれる。
外観デザインと音質デザインの統一性。総合的魅力を高めたモデル
試聴を終えて改めてイヤホンを見ると、クリアパーツ越しにLEDが明滅するその雰囲気は、このイヤホンのクリアで煌びやかなサウンドに何とも似つかわしく感じられた。外観デザインと音質デザインの統一性、調和性が感じられる。ルックスに一目惚れしてこのイヤホンを選んだとしても結果、サウンド面でもしっくりくるのではないだろうか。
そんなように感じられるところも、音質特化型に匹敵するサウンドを核として、しかし特化型にはせず総合的な魅力も高めたこのモデルならではと言えるだろう。
ただひたすらに音質を求める方、音 “も” 良い完全ワイヤレスイヤホンがほしいという方、どちらにも注目してみてほしいアイテムだ。
(提供:プレシードジャパン)