【特別企画】デザイン一新、使い勝手も大幅向上!
洗練を遂げた「SWシリーズ」の最新版、4KカラーマネジメントモニターBenQ「SW272U」レビュー
■上品な仕上がりの外観。OSDコントローラーも進化
一方、その再現性豊かなモニターを囲むのがスッキリとシャープな外観だ。表示部の黒フチは5mm程度と狭く、上部と側部のベゼル(外枠)は約2mm。従来モデルでは操作ボタンの並んだ下枠も、本機では右にコントローラー受光部、左にデボス加工されたブランドロゴが慎ましく配置された上品な仕上がりだ。ちなみに操作ボタン類はモニター底部へと移設されている。
さらに目を下に向けるとスタンド部も一新されており、モニター部を支える支柱はスッキリとしたポール状のものへと変更。そして何より嬉しいのが台座上面にカメラボディの質感にも似たレザーパッドがあしらわれている点だ。
これまでデスク上でそれなりの存在感がありながら、物を置くのがためらわれた台座だが、レザーパッドが付いたことでキズを気にせず扱いやすく、さらに高級感も向上。レザーパッドにカメラを置いて眺めるだけでも、カメラ好きには心地よい空間になること請け合いだ。
そして作業効率を高めてくれる独自のOSDコントローラー「ホットキーパック」も進化。G2(2世代)からG3(3世代)へと代替わりを果たし、チャンネル切り替えにより複数台のモニターコントロールができるようになったほか、ケーブル接続からワイヤレス接続となり、デスク周りに引っ掛けがちだったケーブルの悩みも一掃された。
初期設定では「1」にAdobe RGB、「2」にsRGB、「3」にモノクロが割り当てられており、webベースやハイレベルな印刷など、用途に応じた色域設定にボタンひとつで切り替えることが可能。なおモノクロは3種から選択可能だ。
次ページ便利なUSB Type-Cポートに加え、遮光フードも付属