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リビングサウンドの新境地。Polk Audio「Signa S4」は“日常使い”したくなるサウンドバー
Polk Audioの“聞き疲れしない音” は、本気じゃない日常コンテンツにもよく合う
最近、Polk Audioの「Signa S4」を、普段使いのサウンドバーとして活用している。あえて “普段使い” と呼ぶのは、UltraHD Blu-rayの映画視聴やゲームといった “本気のサラウンド体験” だけでなく、地デジ放送やネット動画といった、日常的なコンテンツもSigna S4で楽しんでいるからだ。
いつものテレビに組み合わせるサウンドバーなら、Signa S4のようにHDMI ARC/eARCに対応したモデルが最適だ。テレビのリモコンで音量を制御したりでき、ストレスなく扱えるだろう。しかし、リラックスしたテレビ視聴を考えると、サウンド面からも “普段使い向け” としての相性を気にしたい。
Signa S4をテレビ用スピーカーとして使ってみると、出演者の声が通りよく、そして耳馴染みよく聞こえることに気づいた。映画のサラウンドだけでなく、アニメや地デジのニュース、ドキュメンタリー、バラエティ、ネット動画まで、日常的なコンテンツにも向く “聞き疲れしない音” だ。
リビングの天井まで空間を拡張させる映画のサラウンドは臨場感抜群
Polk Audioは、1972年創業の米国スピーカーブランド。Hi-Fiスピーカーはもちろん、近年はサウンドバーも積極的に展開している。今回のSigna S4は、2021年12月に発売した同社最上位サウンドバー。ドルビーアトモス対応の3.1.2chタイプだ。
サウンドバーは通常、テレビ台の上に設置することになるが、本体の横幅は1メートル超え(1,046mm)なので、55型以上のテレビと組み合わせたい。横幅はあるものの、高さは60mm、奥行きは95mmというかたちでスリムだ。そこで今回は、65型のテレビと組み合わせて設置してみた。
ユニット構成は、フロントに25mmトゥイーターと120×40mmミッドレンジ、センターに25mmフルレンジ、そして上方に音を放出する66mmイネーブルドを搭載。そして別筐体のワイヤレス接続のサブウーファーも付属と、迫力のサラウンドを体験する「本格派サウンドバー」としての条件も備えている。
さっそく、Signa S4を自宅のリビングに設置。真っ先に取り組んだのは、映画『トップガン・マーベリック』のサラウンド体験だ。筆者はUltraHD Blu-rayを購入済みだが、3月よりNetflixによる配信もスタートしている(ただし、Netflix版はドルビーアトモスではなく5.1ch、画質もHD)。
Netflix版の『トップガン・マーベリック』を再生してみると……臨場感抜群と呼ぶほどに凄かった。空母の甲板から始まる冒頭シーンのBGMの距離感。自宅リビングの天井まで、完全に空間を拡張するような、立体的な音場。そしてサブウーファーの存在によるリッチな空間再現。そして、どこか空間に浮かぶような台詞の存在感。この時点で、Signa S4のサラウンド能力の高さを確信した。
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