PR新機能で通話もクリア、充実の機能性も魅力
静寂の中に鳴り響く上質サウンド。“超高級”完全ワイヤレスDEVIALET「Gemini II」レビュー
■風の音を低減する新機能「AWR」。骨伝導マイク内蔵で通話性能も向上
機能面では、新たに風切り音を低減する「Active Wind Reduction(AWR)」機能を採用。内蔵マイクを防風性の高い素材で保護するとともに、筐体表面から一定の距離を保ち奥まった場所に取り付けることで、イヤホン表面で発生する風や乱気流からの影響を抑え込むという。
そして、より大きく進化したのが外音取り込み機能(トランスペアレント)だ。従来も、人の声の細やかなニュアンスを拾い上げる300Hz - 3kHzの周波数帯域にフォーカスした、ナチュラルなサウンドチューニングを行っていた。だが今回の「AWR」では、風切り音を検知する独自のアルゴリズムを追加したソフトウェアとの掛け合わせによって、イヤホンを外した時の聴こえ方に極めて近いものとなった。
また、音声通話品質の向上に向け、2基のビームフォーミングマイクに加え、骨伝導センサーも搭載。再設計された音声アルゴリズムによって不要なノイズを除去し、周囲の騒音の影響を受けないクリアな通話性能を実現したとのこと。
本体は、より携帯性を高めるためイヤホン・充電ケース共に小型軽量化を図っている。イヤホンはGeminiと比較し22%の小型化、重量は5%の軽量化。個性的なフォルムを継承しつつ、全体を縮小したような印象で、装着性、フィット感も高まっている。サイズだけでなく形状も大きく変化した充電ケースは、40%の小型化、35%の軽量化を実現し、こちらも携帯性が大きく改善している。
外観デザインは、ガンメタル調の落ち着きと重厚感を兼ね備えたカラーリングをGeminiから継承している。通常モデルでは、マットブラックとアイコニックホワイトの2色のカラーバリエーションを展開する。
さらに本モデルでは、清楚なホワイトカラーで、10万円弱の特別なプライス付けをされたスペシャルモデル「オペラ・ドゥ・パリ」エディションも用意されている。
本モデルでは、オペラ座・ガルニエ宮の黄金に輝く内装から着想を得たという、22Kムーンゴールドプレーテッド仕様の高級感漂う外観が特徴となっている。
連続再生時間はイヤホン本体では約5時間、ワイヤレス充電規格Qiに対応したケースは3.5回の充電が行える。なお、ブランドロゴが記されたサークル部がタッチセンサーとなっており、アプリ上から機能の割り振りが可能だ。また、イヤーチップには新たにフィルター付き仕様のものを付属する。
そのほか、最大2台のデバイスまで同時接続できるマルチポイントに対応。PCで音楽などを楽しんでいる最中にスマートフォンで通話できるなど、使い勝手の良さも格段に向上した。IPX4規格にも準拠し、防滴仕様も抜かり無い。
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