【レビュー】VGPアワードを席巻！JBL「Soundgear Sense」はプロの評論家が選んだ“ながら聴きイヤホン”の決定版だ

■耳を塞がない利便性と高音質、装着性を両立（折原一也）

耳を塞がないという利便性と高音質、二者択一だったこだわりを、一台で完結させられるモデルだ。骨伝導方式にはない、空気伝導方式らしい頭部を包み込むような臨場感と、豊かな重低音サウンドを届ける。

また、装着時の快適さも最優秀クラスだ。個人によって微妙に異なる頭部や耳の形に対して、イヤーフックが上下4段階で角度調整できる構造によってズレないフィットも快適。音質のよさと装着性を両立させた本機を、完全ワイヤレスイヤホンの新定番モデルと呼びたい。

■オープン型と思えない充実の低域が楽しめる（野村ケンジ）

音質とユーザビリティーの両面で一歩抜きんでたオープンイヤー型。空気伝導方式を採用するため、骨伝導のようにユーザーとの相性、装着位置によって音色傾向の変化が少ないのがメリット。

低音強化アルゴリズム「BASSエンハンスメント」によって低域が充実、オープンイヤーとは思えない迫力が備わった、バランスのよいサウンドを聴かせる。使い勝手の面ではマルチポイント接続に対応。ケース込みで最大24時間再生とバッテリーもロングライフで安心。ながら聴きだけでなく、音楽を存分に楽しめるイヤホンだ。

■装着性に優れた可動式イヤーハンガー（山本 敦）

筆者が高く評価したポイントのひとつが「装着性の高さ」。本機が採用する可動式のイヤーハンガーは、上下に4段階で角度を調整できる。ゆえに耳もとの安定感が抜群にいい。
耳の形がいびつなうえ、いつもメガネをかけて過ごしている筆者でさえ、本機なら耳に吸い付くようなフィット感が得られた。同梱アクセサリーを使って、ネックバンドスタイルで楽しめるのも魅力的。イヤホン本体はIP54等級対応なので、散歩やランニングのパートナーとしても、本機をイチオシしたくなる。

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[SPEC]
SPEC ●通信方式：Bluetooth 5.3 ●対応コーデック：SBC、AAC ※LC3コーデックにも対応予定 ●ドライバー口径：16.2mm ●連続再生時間：6時間（ケース込み24時間）●質量：約13.1g（イヤホン／片側） ●付属品：充電ケーブル、ネックバンド

本記事は「プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING」からの転載です。

（提供：ハーマンインターナショナル株式会社）