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PR音質・装着感・ノイキャン性能を徹底チェック

ゼンハイザー「ACCENTUM True Wireless」レビュー。音も機能も妥協したくない“こだわり派”にお薦め

公開日 2024/06/15 07:00 岩井 喬
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ゼンハイザーの完全ワイヤレスイヤホン新モデル「ACCENTUM True Wireless」を、評論家の岩井喬氏がレビュー。音質やノイズキャンセリング性能など、注目機の実力を徹底的にチェックした。

「ACCENTUM True Wireless」

音質に加えて新デザインによるスマートなフィット感も魅力



ゼンハイザーの完全ワイヤレスイヤホンに新たなるスタンダードの潮流を切り拓く、新ラインナップ「ACCENTUM True Wireless」が誕生した。

フラグシップ機「MOMENTUM True Wireless 4」と同等の7mmダイナミック型ドライバーを搭載しながらも、普段使いに便利なコンパクトさと機能性、リーズナブルな価格設定を実現した万能モデルである。

ブラックとホワイトのカラーバリエーション2色を用意

新ラインナップということもあり、筐体デザインにも新たなシェイプを取り入れているが、その背景には補聴器や人工内耳など、聴覚関連機器の開発・研究・製造を手掛ける世界有数のリーディングカンパニー、Sonovaグループならではの膨大な耳の形のデータや人間工学をベースとした研究成果が反映されている。

最終的に装着テストを踏まえて導き出した新シェイプの筐体は、長時間の装着でも疲れにくい快適な装着性を実現。サイズもコンパクトに設計されているが、支えとなる形状や重量バランスも巧みに計算されており、耳からも外れにくく、装着時に耳から大きく張り出さない、スマートなフィット感をもたらしている。

新シェイプによって快適な装着性を実現

シリコン製イヤーピースもミニマムな耳型の方にもフィットしやすいXSをはじめ、S、M、Lの合計4種類を同梱。閉そく感を抑えつつも外れにくさと遮音性能の高さを両立した絶妙な装着感をもたらしている。

全4サイズのイヤーピースも快適な装着感に寄与

心臓部である7mmドライバーは基本に忠実な設計思想を貫きつつ、解像度の高いサウンドを実現するTrueResponseトランスデューサーを採用。これは有線イヤホンの「IEシリーズ」や上位機種でも取り入れられてきた、歴史あるゼンハイザーの高品位な音を継承する基幹技術だ。

コーデックはSBCやAAC、aptXに加え、次世代型のLC3やAuracastにも対応予定である。マルチポイント対応の他、イヤホンを外すと自動停止、再び装着すると自動再生を行うスマートポーズ機能も搭載。音質面・機能面的にもバランス良い構成だ。

音質にも配慮したノイズキャンセリング機能



ここに完全ワイヤレスイヤホンのトレンドでもある、アクティブノイズキャンセル機能を組み合わせ、騒音の多い屋外であってもS/Nの良い音場環境を構築している。

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