PR音質・装着感・ノイキャン性能を徹底チェック
ゼンハイザー「ACCENTUM True Wireless」レビュー。音も機能も妥協したくない“こだわり派”にお薦め
アクティブノイズキャンセル機能はハウジングの内外に収音マイクを備える、フィードバック&フィードフォワード方式を組み合わせたハイブリッド型。専用の操作アプリ「Smart Control」から機能のON/OFF、そして風切り音低減設定を切り替えが可能で、外音取り込みに関しても周囲の音を拾う強さに応じて低・中・高の設定が行える。
アクティブノイズキャンセル機能の効き具合としては低域方向を中心に低減しつつ、中高域は穏やかに抑える印象を持つ。地下鉄車内の走行音やエアコンなど、モーター系の騒音などは比較的低減効果が高いように感じられた。
そうした騒音下でアクティブノイズキャンセル機能を有効にすれば、音量を下げていてもクラシックのようなダイナミックレンジの広い音源でも弱音部の見通しも保たれ、一層没入感が高まる。
ACCENTUM True Wirelessはアクティブノイズキャンセル機能のON/OFFで音質差も抑えられているが、OFF時は中低域の余韻が穏やかに感じられる一方、ONでは弾力を残しつつ、適度に輪郭を引き締めたバランスとなり、後者の方が音質的なデフォルトと感じられた。特に好み、こだわりがない限りは普段からアクティブノイズキャンセル機能を有効とした状態でよいだろう。
バッテリー性能や通話機能も充実
再生時間は本体のみで最大8時間、充電ケース込みで最大28時間を実現。ワイヤレス充電Qiにも対応する他、バッテリープロテクションモードも搭載し、長期間の使用でも劣化しにくい設計となっている。
ポケットサイズの充電ケースは“CXシリーズ”と比較して大幅に薄くなったため、持ち運びでも邪魔にならず、気軽に携帯できるようになった。
通話機能については左右それぞれ2基ずつマイクを備え、ビームフォーミングで声を捉える作りとしており、周囲の騒音を抑えた通話を実現。また左右どちらも片耳使用することも可能だ。
なお「Smart Control」アプリでは操作や音質のカスタマイズに対応するが、アカウント作成すると使用できるサウンドチェック機能ではカスタマイズしたEQプリセットを他のゼンハイザーデバイスでも共有することができる。
ACCENTUM True Wireless音質レビュー(1):「落ち着きのあるバランスの整った音調」
試聴ではAndroid端末とaptXコーデックで接続した。中低域に程よい厚みを持たせた安定感のあるサウンド傾向で、ゼンハイザーらしい落ち着きのあるバランスの整った音調だ。
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