公開日 2013/11/20 10:00
Cambridge AudioセールスDが語る「何よりまず音楽ファンのためのオーディオを」
「より音楽を身近にするためにも製品のインターフェースは重要」
1968年の創立以来、コストパフォーマンスに優れた数々の製品を提供してきた英国Cambridge Audio。同社のインターナショナル・セールスディレクターであるAdam Shaw-Cotterill氏が来日。同社の理念や新製品、今後の展開などについて話を伺うことができた。
「Cambridge Audioは、ベストサウンドを求めやすい価格でユーザーに提供することを大きな理念として掲げています。創立以来、その姿勢は貫いており、コストを抑えながらもハイファイであることを追求し、かつデザインや使い勝手にも優れた製品開発に取り組んでいます」とAdam氏はまず同社の根本理念について語ってくれた。
ケンブリッジオーディオは、英国のオーディオブランドとしては最も規模が大きく、また、社員の多くが技術者であるという。設計はロンドン郊外の本社で行い製造は中国で行っているものの、品質管理専門のスタッフを常駐させることでクオリティの維持にもこだわっている。
「各種のオーディオ製品には、電源部をはじめ確かな物量投入を行って、高い音質を実現させています。一方で、製品のサイズや操作性にも特にこだわっています。オーディオ機器をはじめとする音楽を楽しむためのコンポーネントは、インターフェースが非常に重要だと考えています。音楽と同様に、生活の一部にオーディオが溶け込めるような使い勝手の良さが必要なのです」
オーディオ機器で音楽を楽しむのに、複雑な手順を必要としない。シンプルな方法で素晴らしいサウンドを提供する。それはCambridge Audioの一貫した姿勢なのだという。
同社のデスクトップ用途も想定したD/Aコンバーター「DAC MAGIC」が、このジャンルの先駆的な製品として登場したのは2010年のこと。同社はオーディオを含む現代の音楽の潮流を見極め、ユーザーの要望に応える製品の開発を随時進めているとアダム氏は言う。
「高級ヘッドホンの人気は世界的なもので、この点には大きく注目しています。Wi-FiやBluetoothを用いたオーディオも同様です。今後は、個々のコンポーネントを組み合わせるスタイルだけではなく、1つのコンポーネントに様々な機能が包括されるオールインワンの製品が増えてくると思います」
インタビューの最後にアダム氏は、時代の潮流の変化の中でも、同社の製品開発の根本にあるのが音楽そのものであることを改めて強調していた。「音楽ファン全体から見れば、その中でオーディオを楽しんでいる人の割合というのはごくわずかだと思います。音楽を愛する人たちにもっとオーディオに関心を持ってもらうためにも、音楽を楽しむことの本質を理解した製品が必要なのです」
ちなみに、ケンブリッジオーディオはその場所柄もあり、社員の多くが音楽好きというだけでなく、実際楽器を演奏しているのだという。また、ロックやクラブミュージックはもちろん、ジャズやワールドミュージックも含め、ロンドンという場所は音楽と距離が近く、製品作りにおいても大きな影響を与えているという。
余談だが、記者がUKロックが好きだと話を向けてお気に入りのバンドの名前をいくつか挙げると、アダム氏は「君はこのバンドを聴いたことがあるのか。ないなら絶対に聴くべきだ」とインタビューそっちのけで音楽トークに花を咲かせてくれた。そして、出張の必需品だというUSB-HDDに保存された数万曲単位の音楽ライブラリを見せてくれた。こうした音楽への情熱が、常に音楽に寄り添った、音楽ファンのためのオーディオ機器の実現を可能にしているのであろう。
「Cambridge Audioは、ベストサウンドを求めやすい価格でユーザーに提供することを大きな理念として掲げています。創立以来、その姿勢は貫いており、コストを抑えながらもハイファイであることを追求し、かつデザインや使い勝手にも優れた製品開発に取り組んでいます」とAdam氏はまず同社の根本理念について語ってくれた。
ケンブリッジオーディオは、英国のオーディオブランドとしては最も規模が大きく、また、社員の多くが技術者であるという。設計はロンドン郊外の本社で行い製造は中国で行っているものの、品質管理専門のスタッフを常駐させることでクオリティの維持にもこだわっている。
「各種のオーディオ製品には、電源部をはじめ確かな物量投入を行って、高い音質を実現させています。一方で、製品のサイズや操作性にも特にこだわっています。オーディオ機器をはじめとする音楽を楽しむためのコンポーネントは、インターフェースが非常に重要だと考えています。音楽と同様に、生活の一部にオーディオが溶け込めるような使い勝手の良さが必要なのです」
オーディオ機器で音楽を楽しむのに、複雑な手順を必要としない。シンプルな方法で素晴らしいサウンドを提供する。それはCambridge Audioの一貫した姿勢なのだという。
同社のデスクトップ用途も想定したD/Aコンバーター「DAC MAGIC」が、このジャンルの先駆的な製品として登場したのは2010年のこと。同社はオーディオを含む現代の音楽の潮流を見極め、ユーザーの要望に応える製品の開発を随時進めているとアダム氏は言う。
「高級ヘッドホンの人気は世界的なもので、この点には大きく注目しています。Wi-FiやBluetoothを用いたオーディオも同様です。今後は、個々のコンポーネントを組み合わせるスタイルだけではなく、1つのコンポーネントに様々な機能が包括されるオールインワンの製品が増えてくると思います」
インタビューの最後にアダム氏は、時代の潮流の変化の中でも、同社の製品開発の根本にあるのが音楽そのものであることを改めて強調していた。「音楽ファン全体から見れば、その中でオーディオを楽しんでいる人の割合というのはごくわずかだと思います。音楽を愛する人たちにもっとオーディオに関心を持ってもらうためにも、音楽を楽しむことの本質を理解した製品が必要なのです」
ちなみに、ケンブリッジオーディオはその場所柄もあり、社員の多くが音楽好きというだけでなく、実際楽器を演奏しているのだという。また、ロックやクラブミュージックはもちろん、ジャズやワールドミュージックも含め、ロンドンという場所は音楽と距離が近く、製品作りにおいても大きな影響を与えているという。
余談だが、記者がUKロックが好きだと話を向けてお気に入りのバンドの名前をいくつか挙げると、アダム氏は「君はこのバンドを聴いたことがあるのか。ないなら絶対に聴くべきだ」とインタビューそっちのけで音楽トークに花を咲かせてくれた。そして、出張の必需品だというUSB-HDDに保存された数万曲単位の音楽ライブラリを見せてくれた。こうした音楽への情熱が、常に音楽に寄り添った、音楽ファンのためのオーディオ機器の実現を可能にしているのであろう。
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