公開日 2017/04/24 09:46
<GPC>欧州一流ブランドのこだわりを訊く ー ゼンハイザー「AMBEO」イヤホン/ポルシェ・デザイン「BOOK ONE」
注目製品の詳細に突撃
IFA GPCで実施されたプロダクト展示に出展したゼンハイザーと、ポルシェ・デザインのブースを訪ね、それぞれが今年発売する新製品の特徴を開発者にインタビューした。
■ゼンハイザーの独自技術AMBEOが体験できる初のバイノーラル録音対応イヤホン
はじめにゼンハイザーが今夏に発売を予定する「AMBEO SMART HEADSET」の商品展開を、ドイツの本社からイベントのため駆けつけたSenior Vice President Global Retail Channelのグイド・カラバウツキー氏に訊いた。
AMBEO SMART HEADSETはiPhoneに接続してバイノーラル録音できるマイク搭載イヤホンだ。その詳細については先に公開されている発表会レポートでお伝えしているので参考にして欲しい。
本機はiPhoneのLightning端子に接続して、カメラアプリを立ち上げてビデオ撮影を開始するだけで手軽にバイノーラル録音が楽しめるのが特徴だ。カラバウツキー氏は「プラグ&プレイによる手軽な操作性」を開発の際に重視したポイントとして挙げている。本機はゼンハイザーのドイツ本社で企画・設計、デザインはスイスのオフィスで行っている。今夏以降の販売展開については北米と中国を皮切りに、一般的な家電量販店などで購入できるコンシューマー向け製品となる予定だ。
AMBEO(アンビオ)は2015年のIFAでゼンハイザーが初めて発表した立体音響のための独自技術をベースに、プロシューマーとコンシューマーの垣根を越えて新しいオーディオ体験を提案するプロジェクトとして立ち上がった。AMBEO独自のアルゴリズムによるリアルな立体音響を、録音の段階からミキシングなどの編集プロセス、そしてAMBEO SMART HEADSETなどの再生機器にまで一貫したソリューションをゼンハイザーが提供していく。
録音についてはアーティストのピンク・フロイドとのコラボレーションが、イギリスのロンドンにあるVictoria and Albert Museumで5月から始まる「The Pink Floyd Exhibition」で公開を予定している。2005年にピンク・フロイドがロンドンで行ったLive 8のコンサートの模様を、ゼンハイザーのAMBEO 3Dの技術によりミックス作業を行い、25.1chの360度サラウンド環境で再生する。カラバウツキー氏は「この素材を今後、IFAやCESなどのイベントでも紹介できる機会をつくりたい」と意欲を語っている。ぜひ日本でもAMBEOの没入感豊かな立体音響空間を体験できるチャンスが訪れることを期待したい。
ゼンハイザーでは今後もAMBEOの技術をスポーツのライブ中継やARコンテンツと融合するかたちに発展させていく考えだ。カラバウツキー氏はVR対応のコンテンツも含めてゲームとの親和性も高い技術であるとアピールする。なおAMBEO SMART HEADSETのAndroidバージョンについてはUSB接続をベースに、iOSバージョンの製品と同様にデジタル端子に接続してスマホのカメラアプリとシンプルに連携できる使用スタイルを検討しているようだ。
■ゼンハイザーの独自技術AMBEOが体験できる初のバイノーラル録音対応イヤホン
はじめにゼンハイザーが今夏に発売を予定する「AMBEO SMART HEADSET」の商品展開を、ドイツの本社からイベントのため駆けつけたSenior Vice President Global Retail Channelのグイド・カラバウツキー氏に訊いた。
AMBEO SMART HEADSETはiPhoneに接続してバイノーラル録音できるマイク搭載イヤホンだ。その詳細については先に公開されている発表会レポートでお伝えしているので参考にして欲しい。
本機はiPhoneのLightning端子に接続して、カメラアプリを立ち上げてビデオ撮影を開始するだけで手軽にバイノーラル録音が楽しめるのが特徴だ。カラバウツキー氏は「プラグ&プレイによる手軽な操作性」を開発の際に重視したポイントとして挙げている。本機はゼンハイザーのドイツ本社で企画・設計、デザインはスイスのオフィスで行っている。今夏以降の販売展開については北米と中国を皮切りに、一般的な家電量販店などで購入できるコンシューマー向け製品となる予定だ。
AMBEO(アンビオ)は2015年のIFAでゼンハイザーが初めて発表した立体音響のための独自技術をベースに、プロシューマーとコンシューマーの垣根を越えて新しいオーディオ体験を提案するプロジェクトとして立ち上がった。AMBEO独自のアルゴリズムによるリアルな立体音響を、録音の段階からミキシングなどの編集プロセス、そしてAMBEO SMART HEADSETなどの再生機器にまで一貫したソリューションをゼンハイザーが提供していく。
録音についてはアーティストのピンク・フロイドとのコラボレーションが、イギリスのロンドンにあるVictoria and Albert Museumで5月から始まる「The Pink Floyd Exhibition」で公開を予定している。2005年にピンク・フロイドがロンドンで行ったLive 8のコンサートの模様を、ゼンハイザーのAMBEO 3Dの技術によりミックス作業を行い、25.1chの360度サラウンド環境で再生する。カラバウツキー氏は「この素材を今後、IFAやCESなどのイベントでも紹介できる機会をつくりたい」と意欲を語っている。ぜひ日本でもAMBEOの没入感豊かな立体音響空間を体験できるチャンスが訪れることを期待したい。
ゼンハイザーでは今後もAMBEOの技術をスポーツのライブ中継やARコンテンツと融合するかたちに発展させていく考えだ。カラバウツキー氏はVR対応のコンテンツも含めてゲームとの親和性も高い技術であるとアピールする。なおAMBEO SMART HEADSETのAndroidバージョンについてはUSB接続をベースに、iOSバージョンの製品と同様にデジタル端子に接続してスマホのカメラアプリとシンプルに連携できる使用スタイルを検討しているようだ。
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11/15 10:43 更新