公開日 2001/10/03 10:03
TDKオリジナルコンサート・セレクションの第2弾が好評発売中!
「TDK Original Concert Selection」シリーズは1971年〜1987年にエフエム東京で放送された「TDKオリジナルコンサート」の音源を、96kHz24bitでHYLIPリマスタリングし、CD化するという画期的なタイトルラインナップである。
既に往年の音楽ファンの間では大好評を博した第1弾は、8月発売のピエール・フルニエ来日公演(J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲)である。
今回発売された第2弾は、カール・リヒターの1979年における来日公演「J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲(アリアと30の変奏曲)」と「J.S.バッハ:オルガン曲選集(幻想曲ト長調ほか)」の2作品。
カール・リヒターの1979年の来日公演は、彼自身が1981年に没していることもあり、最後の来日にあたる。そのため、石橋メモリアルホールでの「ゴルトベルク変奏曲」を、ただならぬ集中力で、チェンバロで弾ききっている。
対して東京カテドラル聖マリア大聖堂では、「オルガン曲選集」においては緊張感は影をひそめ、伸びやかで美しい演奏を繰り広げている。
この注目の2作品の演奏をHYLIPリマスタリングにより、21世紀に再現された注目のタイトルをぜひお楽しみいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)