公開日 2002/03/27 11:09
ジャパン・ストリング・クヮルテットの第2弾アルバムが発売
今回の第2弾では、ベートーヴェン39歳の1809年に作曲された弦楽四重奏曲第10番「ハープ」と第14番を取り上げている。第10番は、激しい力強さをもつ「ラズモフスキー」の3年後に作曲されているが、それとは対照的に、簡素で穏やかな世界を持つ作品である。
また、第14番は、ベートーヴェンの音楽的作風において後期の入り口にあたる作品であり、全7楽章絶え間なく演奏され、後期の一貫した精神的深さを示す代表曲となっている。
録音はHDCD/DSDレコーディングで高音質再生を実現させた。オーディオファン必携の1枚となっているので、ぜひお楽しみいただきたい。なお、本作は5月21日発売の『オーディオアクセサリー105号』の「12人の評論家が選ぶ優秀盤オーディオグレード」にて、斎藤宏嗣氏によりご紹介を予定しているので、こちらもお楽しみいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
【タイトル】『ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第10番変ホ長調Op.74「ハープ」、弦楽四重奏曲第14番嬰ハ長調Op.131』
【編成】久保陽子(第1ヴァイオリン)/久合田緑(第2ヴァイオリン)/菅沼準ニ(ヴィオラ)/岩崎洸(チェロ)
【録音】2001年12月11日〜13日 富山・北アルプス文化センター
【品番】OMCC-1009
【価格】\3,000
【発売日】2月21日発売