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公開日 2003/02/21 20:17

気がつくとケーブルがぐちゃぐちゃになっているあなたへ〜東リが画期的システム開発

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<左>黒い部分が「幅木」と呼ばれるもの <右>ベースモールには6本のケーブルを収納できる。仕切りを切り取れば太いケーブルも使用可能
●ホームシアター、とくにマルチチャンネル環境を構築している方なら、ケーブルの収納に頭を悩ませた経験が必ず一度はあるはず。

スピーカーケーブルはスピーカーの数だけ必要だし、さらに電源ケーブル、映像ケーブル、音声ケーブル、デジタルケーブルと、ケーブルの数は増す一方。パソコンでは無線LANがもてはやされているが、ホームシアターの無線化には様々な問題があり、まだまだ有線の時代は続きそうだ。

いままで、ケーブルをうまく“隠す”ためには、壁の中に埋め込んでしまうか、モールを壁や床に這わせるしか方法がなかった。だがご承知のように、壁への埋め込み工事はコストがかかるし、モールは必ずしも美観が良いとは言えない。

こんな状況に目をつけ、東リが画期的な配線収納システムを開発した。その名も“アクセスデコ”。商品はすでに発売されている。

このシステムの特徴は、どの家庭にもある「幅木」(壁と床のあいだにある薄い板)を利用することにある。もとからある幅木を剥がし、そこに“アクセスデコ”のベースモールをつける。ベースモールには切り込みがついており、そこに標準で最大6種類のケーブルを収納できる。もちろん、モールカバーをかぶせればケーブルは外から見えなくなる。コーナー用のパーツや、さらに各種コネクターを装着可能なコネクタボックスなども用意されている。

すべてのパーツは、無地のオフホワイト/グレー/ブラウン、木目のオフホワイト/ライトブラウン/ダークブラウンの計6種のカラーが用意され、部屋の印象にあわせて選択することができる。

ベースモールの材質は塩化ビニル、そのほかはABS樹脂。

気になる価格だが、ベースモールは無地が¥1,500、木目が¥2,000(いずれも1m)。コーナーパーツは無地が¥800、木目が¥1,400(いずれもセット)。コネクタボックスは無地が¥1,700、木目が¥2,900(いずれもセット)、エンドキャップは無地が¥500、木目が¥1,000(いずれもセット)。

同社では、6畳間での導入施工例(ドア以外のすべてに使用した場合)として、3万円程度の概算価格を提示している。

これまでケーブルの処理に頭を悩ませていた方でも、このシステムを使えば安価で、しかもすっきりとケーブル問題を解決できる。大きな可能性を秘めた製品である。

なお、製品に関する問い合わせは下記をご参照のこと。

東リ株式会社 特販事業部MD担当
TEL:06-6494-6626
FAX:06-6494-5545

(Phile-web編集部)

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