公開日 2003/04/24 09:37
「DENON CLASSICS CREST 1000」から、No.91とNo.92を紹介!
(左)No.91:ドヴォルザーク「交響曲第9番ホ短調<新世界より>/序曲<謝肉祭>/<自然の王国で>」(右)No.92:ドヴォルザーク「交響曲第7番ニ短調/第8番ト長調」 |
◆No.91:ドヴォルザーク「交響曲第9番ホ短調<新世界より>/序曲<謝肉祭>/<自然の王国で>」
・チェコ・フィル第2の黄金期を飾った悲劇の名指揮者、アンチェルの代表盤。
両親と妻子をアウシュビッツで虐殺された不幸を乗り越え、チェコ・フィル第2の黄金期を飾るも、プラハの春事件で亡命を余儀なくされ、北米で客死したこの悲劇の名指揮者への評価が再燃している。民族的な感興を保ちつつ現代的な感覚に貫かれた端正でみずみずしい演奏は、1960年代初期の録音とは思えない新鮮さ。この時期のスプラフォンの高水準の録音が、オリジナル・マスターからの20ビット・リマスタリングで更に際だつ。
・ディスク番号:COCO-70499
・価格:\1,000
・指揮者名:カレル・アンチェル指揮
・楽団名:チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
・録音:1961年[アナログ録音/MS 20ビット・プロセッシング]
・推薦:レコード芸術推薦(新世界)
◆No.92:ドヴォルザーク「交響曲第7番ニ短調/第8番ト長調」
・格調高い表現の中に豊かな民族的情感がにじみ出た、正調ドヴォルザークの決定盤。
73年度のレコード・アカデミー賞を受賞したノイマン最初の全集の中で、音質的に最も優れた2曲がスプラフォンのオリジナル・マスターから20ビット・リマスタリングされており、本盤もその原盤を使用。誇張を廃した純正で格調高い表現の中に、豊かな民族的情感がにじみ出ており、また後年の演奏にないきりりとした若々しさがある。この時代のチェコ・フィルの古雅な音色美も絶品。これぞ正調ドヴォルザークの決定盤!
・ディスク番号:COCO-70500
・価格:\1,000
・指揮者名:ヴァーツラフ・ノイマン指揮
・楽団名:チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
・録音:1972年[アナログ録音/MS 20ビット・プロセッシング]
・推薦:レコード・アカデミー賞、レコード芸術推薦
・2タイトルとも現在発売中
・ドヴォルザークの世界を是非とも堪能して頂きたい。
(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
◆ヴァーツラフ・ノイマン
・指揮者。1920年プラハ生まれ。1995年没。プラハ音楽院でヴィオラを学び指揮ターリヒに師事。チェコ・フィルとスメタナ四重奏団でヴィオラを担当し、47年から指揮活動に専念。チェコ・フィルの常任指揮者を50年まで務める。68年のチェコ動乱でアンチェルが亡命すると、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席指揮者を辞任して帰国。同楽団の音楽監督に就任し、90年まで務めた。自国のチェコ音楽はもちろん、マーラーもたびたび演奏した。
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