公開日 2003/05/22 09:49
「DENON CLASSICS CREST 1000」から、No.125とNo.126を紹介!
(左)No.125:モーツァルト「ピアノ協奏曲第9番ホ長調<ジュノム>第24番ハ短調」(右)No.126:「新ウィーン楽派ピアノ作品全集」 |
◆No.125:モーツァルト「ピアノ協奏曲第9番ホ長調<ジュノム>第24番ハ短調」
・玉を転がすような麗質。天上的な透明感を湛える至福のピアノ。
今や日本を代表するピアニストとして大活躍を続ける田部京子による初のコンチェルト録音。モーツァルト作品のうち最も得意とする2曲をカップリング。ヘスス=コボスの好サポートを得て田部のピアノの魅力が全開。第24番では田部京子自身のカデンツァが聴けるのも嬉しい。
・ディスク番号:COCO-70537
・価格:\1,000
・指揮者名:ヘスス・ロペス=コボス指揮
・楽団名:ローザンヌ室内管弦楽団
・演奏者名:田部京子(ピアノ)
・録音:1995年[MS 20ビット・デジタル録音]
・推薦:レコード芸術準推薦
◆No.126:「新ウィーン楽派ピアノ作品全集」
・初期作品も含む全集。日本の誇る作曲家・ピアニスト高橋悠治による不朽の録音。
シェーンベルクの初期作品までを網羅した新ウィーン楽派のピアノ作品全曲。高橋悠治は1960年代ベルリンでクセナキスに作曲を師事、ヨーロッパ、アメリカで現代音楽のピアニストとして活躍。以降演奏・作曲の両面で現代芸術と深いかかわりを続けてきた。これは高橋の知的アプローチによる画期的な録音として高い評価を得たアルバム。若き坂本龍一が第2ピアノで参加している。
・ディスク番号:COCO-70538〜39
・価格:\1,500
・演奏者名:高橋悠治/坂本龍一(ピアノ)
・録音:1977年[PCM デジタル録音]
・推薦:レコード芸術推薦
・2タイトルとも現在発売中
・モーツァルトの世界及び、高橋悠治と坂本龍一の貴重な音源を是非とも堪能して頂きたい。
(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
◆田部 京子
・ピアニスト。北海道生まれ。田中希代子、田村宏に師事。84年に日本音楽コンクールのピアノ部門最年少で1位。東京芸術大学卒業後、ベルリン芸術大学に留学し、ヘルビッヒに師事。エピナール、シュナーベル各コンクールで1位、ミュンヘン・コンクールで3位などを経て、本格的なソロ活動に入る。活発なコンサート活動とともにレコーディングも多く、ドイツ・ロマン派の演奏など高い評価を得ている。現在東京とベルリンを拠点に活動。
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