公開日 2006/03/28 09:10
ケーブルブランド探訪記(JORMA DESIGN編その3 No.1スピーカーケーブル)
第3回目は同社最高峰「No.1シリーズ」のスピーカーケーブルを紹介する。同モデルも導体には純度99.999999%の銅(酸素だけではなく他の不純物も取去った銅)を採用。この導体は多数の特殊極細セラミックグラスファイバー群を中心として螺旋状に正確に巻きつけられている。また、錫メッキ銅の高密度編線シールドを採用。誘電体にも最高純度の無色テフロンを取り入れている。
さらに、インターコネクトケーブルと同様に「バイビー・クアンタム・ピューリファイアー」(量子ノイズ吸収素子)と呼ばれるフィルター状のケースを装着。これにはクライオ処理も施されているという。ここには、“変形しない部分への極低温処理を優先する”という同社のポリシーが反映されているのだ。
ラインアップとしてはシングル、バイワイヤーのほかにもバーチカルバイワイヤー仕様も用意されている。愛用システムの仕様を最大限に引き出す選択が可能となっている。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
●「No.1スピーカーケーブル」のラインアップ
【シングルワイヤー】
1.0mペア:\451,500
1.5mペア:\496,650
2.0mペア:\541,800
2.5mペア:\586,950
3.0m:ペア\632,100
0.5m追加:\45,150
【バイワイヤー】
1.0mペア:\687,750
1.5mペア:\746,550
2.0mペア:\805,350
2.5mペア:\864,150
3.0mペア:\922,950
0.5m追加:\58,800
【バーチカルバイワイヤー】
1.0mペア:\740,250
1.5mペア:\799,050
2.0mペア:\857,850
2.5mペア:\916,650
3.0mペア:\975,450
0.5m追加:\58,800
■「ヨルマ・デザイン」のプロフィール
「JORMA DESIGN」(ヨルマ・デザイン)はスウェーデンのイエデポリにて2002年に設立された新興メーカー。創設者はケーブルデザイナーでもあるヨルマ・コスキ氏。同氏はレコーディングソースの信号を正確に伝送し、オリジナルの音源をそのまま蘇らせるオーディオケーブルを世に送り出すことを目的に開発を始めた。これを実現するため、精度の高い設計と世界最高峰の素材を用い、細心の注意を払い音質上のマッチングを行っている。また、工場出荷前に厳格なテストを個別に行い、その高い基準をクリアしたものだけが出荷を許されている。同ブランド製品の大きな特徴はチューブ状の導体構造と、錫メッキ銅の編線シールドにある。また、ラインアップとしては上位クラスのNo.1からエントリークラスのNo.3まで3つのグレートがあるが、特にNo.1シリーズに関しては「バイビー・クアンタム・ピューリファイアー」というフィルター状のケースが装着されている。このケースに関して詳細は明らかではないが、音に対する一切の悪影響を排除し、歪みを最小限化する効果がある。
■ケーブルの特徴
●導体について
同ブランド製品の最大の特徴ともいえるのが、チューブ状の導体構造である。多数の特殊極細セラミックグラスファイバー群を中心軸とし、その周りに高純度な銅糸(導体群)を正確に巻き付けている。これによって結果的に導体は壁厚0.1oのチューブを形成していることになる。このようなチューブ構造は表皮効果を減らし、倍音情報がより正確になり、音質の向上に多大な効果をもたらすだけでなく、通常の使用ではまず破損することのない強度を実現。その強度は自動車1台分を持ち上げられるまでに至っているという。また、絶縁に関しては6,000Vもの耐圧試験に合格している。
●シールドについて
さらに、同ブランドのケーブルは錫メッキ銅の高密度編線シールドを採用することで、高周波障害(RFI)と電磁界障害(EMI)を排除している。RFIとEMIはオーディオ信号を汚すことなく約98%まで取り除くことが可能になった。また、このシールドには防振効果もあり、マイクロフォニック現象を抑えることができる。
さらに、インターコネクトケーブルと同様に「バイビー・クアンタム・ピューリファイアー」(量子ノイズ吸収素子)と呼ばれるフィルター状のケースを装着。これにはクライオ処理も施されているという。ここには、“変形しない部分への極低温処理を優先する”という同社のポリシーが反映されているのだ。
ラインアップとしてはシングル、バイワイヤーのほかにもバーチカルバイワイヤー仕様も用意されている。愛用システムの仕様を最大限に引き出す選択が可能となっている。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
●「No.1スピーカーケーブル」のラインアップ
【シングルワイヤー】
1.0mペア:\451,500
1.5mペア:\496,650
2.0mペア:\541,800
2.5mペア:\586,950
3.0m:ペア\632,100
0.5m追加:\45,150
【バイワイヤー】
1.0mペア:\687,750
1.5mペア:\746,550
2.0mペア:\805,350
2.5mペア:\864,150
3.0mペア:\922,950
0.5m追加:\58,800
【バーチカルバイワイヤー】
1.0mペア:\740,250
1.5mペア:\799,050
2.0mペア:\857,850
2.5mペア:\916,650
3.0mペア:\975,450
0.5m追加:\58,800
■「ヨルマ・デザイン」のプロフィール
「JORMA DESIGN」(ヨルマ・デザイン)はスウェーデンのイエデポリにて2002年に設立された新興メーカー。創設者はケーブルデザイナーでもあるヨルマ・コスキ氏。同氏はレコーディングソースの信号を正確に伝送し、オリジナルの音源をそのまま蘇らせるオーディオケーブルを世に送り出すことを目的に開発を始めた。これを実現するため、精度の高い設計と世界最高峰の素材を用い、細心の注意を払い音質上のマッチングを行っている。また、工場出荷前に厳格なテストを個別に行い、その高い基準をクリアしたものだけが出荷を許されている。同ブランド製品の大きな特徴はチューブ状の導体構造と、錫メッキ銅の編線シールドにある。また、ラインアップとしては上位クラスのNo.1からエントリークラスのNo.3まで3つのグレートがあるが、特にNo.1シリーズに関しては「バイビー・クアンタム・ピューリファイアー」というフィルター状のケースが装着されている。このケースに関して詳細は明らかではないが、音に対する一切の悪影響を排除し、歪みを最小限化する効果がある。
■ケーブルの特徴
●導体について
同ブランド製品の最大の特徴ともいえるのが、チューブ状の導体構造である。多数の特殊極細セラミックグラスファイバー群を中心軸とし、その周りに高純度な銅糸(導体群)を正確に巻き付けている。これによって結果的に導体は壁厚0.1oのチューブを形成していることになる。このようなチューブ構造は表皮効果を減らし、倍音情報がより正確になり、音質の向上に多大な効果をもたらすだけでなく、通常の使用ではまず破損することのない強度を実現。その強度は自動車1台分を持ち上げられるまでに至っているという。また、絶縁に関しては6,000Vもの耐圧試験に合格している。
●シールドについて
さらに、同ブランドのケーブルは錫メッキ銅の高密度編線シールドを採用することで、高周波障害(RFI)と電磁界障害(EMI)を排除している。RFIとEMIはオーディオ信号を汚すことなく約98%まで取り除くことが可能になった。また、このシールドには防振効果もあり、マイクロフォニック現象を抑えることができる。
関連リンク
トピック
- ブランドJORMA DESIGN
- 型番No.1スピーカーケーブル
- 価格\541,800(2mペア)シングルワイヤー