• ブランド
    特設サイト
公開日 2006/08/16 14:36

エレクトリ、ATCのスピーカー「SCMシリーズ」4モデルを発売

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
(株)エレクトリ コンシューマ課は、英ATC社のスピーカーシステム新モデルを9月1日に発売する。発売するのは、従来の「SCM7」「SCM12s1」「SCM35」のバージョンアップモデルに1機種を加えた4機種。

発売する製品の概要は以下の通り。

 ・「SCM7」¥157,500(ペア・税込)
 ・「SCM11」¥210,000(ペア・税込)
 ・「SCM19」¥315,000(ペア・税込)
 ・「SCM40」¥630,000(ペア・税込)

■SCM7

SCM7

2ウェイのコンパクトモニタースピーカー。同じ型名の旧モデルは、新モデルの発売に伴い販売を終了した。今回の新型ミッド/バスユニットは、低音域125mm径のポリエステル織りコーンと、移植された中音域45mm径のソフトドームでメカニカル2ウェイ構成としている。

ドライバーユニットはダイキャストフレーム構造。マグネット重量3kgで、スピーカー口径と同径の強力なものを装備した。OFCフラットリボン・ワイヤーで高密度に巻かれた45mm 径のショートボイスコイルも備える。

トゥイーターは25mm口径のソフトドーム。ネオジウム磁気回路と大型ヒートシンクを備えるとともに、ATC独自のアルミ精密ウェーブガイドも装備する。キャビネットは高密度MDFで、カラーはチェリー仕上げ。

■SCM11

SCM11

2ウェイモニタースピーカー。ウーファーには、コーンレイヤーの分割振動を制御する同社の最新技術「CLD (Constrained Layer Damping)」を採用する。これにより、通常のコーン紙と比べてハーモニックディストーションを300Hz から3kHzにわたって減少させ、周波数帯域を広げることができるという。また、ウーファーには45mm径のソフトドームも搭載する。

トゥイーターはSCM7と同様の25mm口径ソフトドーム。キャビネットや本体色もSCM7と同等。

■SCM19

SCM19

2ウェイモニタースピーカー。同社の「Active 20 Pro」モニタースピーカーのスペックに相当する性能を実現しているという。

ウーファーユニットのドライバーは、強固なダイキャストフレームや、システム重量のほぼ2/3を占める重量9kgのマグネットを搭載。また、OFCフラットリボン・ワイヤーで高密度に巻かれた75mm径のショートボイスコイルなども備える。

また、磁気回路には同社の独自技術「SL(Super Linier)」を搭載。通信工業で生まれた材料を用い、3次高調波歪みを100Hzから3kHz にわたって10〜15dB減少させることができる。低域リニアリティが向上し、男性ボーカルやピアノ音楽で特に有効という。

ウーファー部は低音域150mm口径のポリエステル織りコーン、また中音域用に75mm径のソフトドームを搭載し、メカニカル2ウェイ構成とした。

ソフトドームは下位機種と同じく25mm径のソフトドーム・トゥイーター。ネオジウム磁気回路や大型ヒートシンク、ATC独自のアルミ精密ウェーブガイドを備えている。

■SCM40

SCM40

3ウェイのトールボーイ型モニタースピーカー。ウーファー部は165mmのピュアパルプコーンで、ミッドレンジは75mmの特殊コートポリエステル織ソフトドーム。トゥイーターは25mmのソフトドームを備える。

ウーファー部の磁気回路はOFCフラットリボン・ワイヤーで高密度に巻かれた50mm径のショートボイスコイルを備える。

ミッドレンジの75mmソフトドームは、もともと同社が1976年に開発したもので、大口径によるナチュラルな音感を実現するとともに、スムースな波形伝送に適した硬質素材ホーン/ ウェーブガイドによりインパルスレスポンスを改善している。

クロスオーバーネットワークは、中低域のクロスオーバーを380Hzと低くとり、ヴォーカル帯域をナチュラルにしたほか、コイルやCRにも高級なパーツを採用している。本体は樹脂のスパイクベースによる4点支持。

【問い合わせ先】
(株)エレクトリ
コンシューマ課
TEL/03-3530-6276

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

製品スペックを見る
  • ブランドATC
  • 型番SCM7
  • 発売日2006年9月1日
  • 価格¥157,500(ペア・税込)
【SPEC】●形式:2ウェイ2スピーカー ●ユニット:25mmトゥイーター、125mmミッド/ウーファー ●再生周波数帯域:60Hz〜22kHz(-6dB) ●クロスオーバー周波数:2.5kHz ●出力音圧レベル:84dB/W/m ●インピーダンス:8Ω ●外形寸法:160W×300H×230Dmm ●質量:7.46kg
  • ブランドATC
  • 型番SCM11
  • 発売日2006年9月1日
  • 価格¥210,000(ペア・税込)
【SPEC】●形式:2ウェイ2スピーカー ●ユニット:25mmトゥイーター、150mmミッド/ウーファー ●再生周波数帯域:56Hz〜22kHz(-6dB) ●クロスオーバー周波数:2.8kHz ●出力音圧レベル:85dB/W/m ●インピーダンス:8Ω ●外形寸法:211W×380H×250Dmm ●質量:11.4kg
  • ブランドATC
  • 型番SCM19
  • 発売日2006年9月1日
  • 価格¥315,000(ペア・税込)
【SPEC】●形式:2ウェイ2スピーカー ●ユニット:25mmトゥイーター、150mmミッド/ウーファー ●再生周波数帯域:54Hz〜22kHz(-6dB) ●クロスオーバー周波数:2.8kHz ●出力音圧レベル:85dB/W/m ●インピーダンス:8Ω ●外形寸法:223W×440H×315Dmm ●質量:18.35kg
  • ブランドATC
  • 型番SCM40
  • 発売日2006年9月1日
  • 価格¥630,000(ペア・税込)
【SPEC】●形式:3ウェイ3スピーカー ●ユニット:25mmトゥイーター、75mmミッドレンジ、165mmウーファー ●再生周波数帯域:48Hz〜20kHz(-6dB) ●クロスオーバー周波数:380Hz/3.5kHz ●出力音圧レベル:85dB/W/m ●インピーダンス:8Ω ●外形寸法:230W×965H×315Dmm ●質量:32.7kg
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ヤマダデンキ、「ブラックフライデー」セールを11/16より開始。ベスト電器、マツヤデンキでも開催
2 iPhone買い換え、手持ちモデルを手放す際に必ずやっておくべきこととは?
3 ケーブル接続の「バランス/アンバランス」ってつまり何?
4 「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ」11月23日・24日開催。出展メーカーや連続試聴イベントの内容はコチラ!
5 <Inter BEE>ゼンハイザー、国内未発売製品を初お披露目/NHK、“自由に変形する”ディスプレイ/コルグ「Live Extreme」試聴デモ
6 THIEAUDIO「Origin」は低音好き垂涎!骨伝導搭載・クアッドハイブリッド構成のイヤホンを聴く
7 B&Wの人気シリーズ、トゥイーター・オン・トップ式ブックシェルフ3機種の魅力を探る
8 ビクター“nearphones”「HA-NP1T」速攻レビュー! イヤーカフ型ながら聴きイヤホンを女性ライターが使ってみた
9 MUSE HiFi、真空管搭載ポータブルDAC/AMP「M5 ULTRA」。ESS社と独自回路を共同開発
10 スピーカーの“原音再生”をデジタルフィルターで解決!テレビや車に搭載広がるEilex PRISMの秘密に迫る
11/15 10:43 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX