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公開日 2008/02/24 10:50

【A&Vフェスタ】長谷弘の本格小型スピーカー/コントローディオのプレーナー型スピーカーなど

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3階に出展ブースを構える各社の中から個性的なコンパクトスピーカー等を展示していたメーカーをレポートする。

■長谷弘工業


長谷弘工業の展示製品

UMU-131XS。その小ささにおどろく。再生されているのはiPod classicではなくiPod nano。

賑わうブース前
長谷弘工業(HASEHIRO AUDIO)の展示ブースを横切った際に流れていたジャズの音を聴き、ハイエンドなピュアオーディオ機器の展示だと思い近づいてみる。すると、驚いたことに鳴っているのは小型スピーカー、しかも繋がれているのはiPodなのである。

Hasehiro Premium「UMU-131XS」はA5サイズの小型スピーカーで、価格は45,150円(税込)。バックロードスピーカーを専業に手掛ける、知る人ぞ知るオーディオメーカー、長谷弘工業が製作。今年の2月半ばに受注を開始するなり4、5日で用意していた30セットの予約が埋まってしまったそうだ。ユニットの動きが軽く、微少な信号の再現が可能なバックロードホーンシステムを採用したことにより、伸びやかで雄大な音が再現できるという。

同社代表の長谷川氏は本製品を「iPod再生向けに2万円ほどの手軽な製品を作ってほしいという依頼を受け製作を開始した」という。しかし出来上がった試作品はそれなりの音しか出ず、納得したものを作りたいという思いからユニットの変更など試行錯誤を重ねる。その結果完成した製品は、当初の2万円前後の手軽なスピーカーという趣旨を大幅に外れ、ピュアオーディオにも耐えうる本格派のスピーカーとなった。本製品は現在も予約受付中で、次回の出荷は3月末頃を予定しているという。

なおブースではもちろん通常のプレーヤー再生も試聴可能だ。

■コントローディオ


コントローディオ代表の山崎氏

エメラルドグリーンのユニットが目を引く
コントローディオの展示品はデスクトップで使用することを想定して設計された小型のプレーナー型フルレンジスピーカー。ユニット部にはFPS社製のMCMAトランスデューサーを搭載。全面駆動型ならではの中高域特性を実現するとともに低音も向上させた。

通常のエンクロージャーを採用し壁際にセッティングしやすい作りになっている。また箱鳴りを抑える高剛性の竹集成材を採用する。

製作者である山崎氏は元々大型のプレーナー型スピーカーの愛用者だったという。「この特有の澄んだ自然な音を手軽に楽しみたいと考えたことが本製品の製作のきっかけ」と語る通り、癖のない自然な音が特徴で、シンバルの音なども輪郭がくっきりと再生されていたのが印象的だった。

■丸紅インフォテック

丸紅インフォテックの展示ブースには個性的な外観を持つスピーカー「BoBo」など、今年2月9日に発売された香港 Lars & Ivanブランドの製品(関連ニュース)が並ぶ。Lars & Ivanブランドのラインナップは3種類で、ブースでも横から見ると“B”の形をした「BoBo」、キューブ型の「CUBE-S」といったコンパクトスピーカーのほか、真空管搭載アンプ「PA40Ti」が展示されている。本アンプはiPodドック、アナログ2系統、Phono1系統の入力端子を用意。真空管の球体下に有機LEDを組む込み、いっそうのアナログ感を演出している。


BoBo

真空管搭載アンプ「PA40Ti」とスピーカー「CUBE-S」

SoundBlade
そのほかALTEC LANSING社、inMotionシリーズのBluetooth対応iPod用アクティブスピーカー「SoundBlade」なども展示されていた。本製品は今春発売予定で、販売価格は「2万円以内を目指したい」という。

(Phile-web編集部)



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