• ブランド
    特設サイト
公開日 2008/04/28 17:03

「マイ・ミュージックスタイル」開催迫る!イベントを楽しむためのプチ情報&インタビュー

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
オーディオにカジュアル感覚で触れることのできるイベント「my-musicstyle(マイ・ミュージックスタイル、以下mms)」が5月3日(土)に開催される。「オーディオに詳しくはない、だけど少しでも良い音で音楽を聴いてみたい」と想う音楽ファンのためのオーディオ試聴イベントだ。入場料は無料(入退場自由)。


■ブランドに縛られない組み合わせ

昨年4月に立ち上がってから、今回で既に4回目を迎えるこのイベントは、十数社のメーカーやブランドが参加し、試聴ブースのコンセプトに基づいてシステムをメーカーの区別なく組み上げていることも特長的。例えば「LOVERS」ブースのコンセプトは「切ないバラードを好きな人と聴く、誰かを想って聴く」というもので、音楽を再生するアンプやCDプレーヤー、スピーカーは全て別ブランドなのだ。ブランドが各々ブースを出展するといった他のオーディオショーとは、この点だけを見ても一線を画していることがわかる。

■中庭にヘッドホンブースも設置

展示される製品は、普段の生活と調和するデザイン性の高いものばかりであることも興味深い。また、過去3回でプレイされた音楽もロックやポップス、ハウスやテクノなどのクラブミュージック、エレクトロニカやボサノヴァなどが中心である。年齢層も20〜30代がボリュームゾーンだ。

さらに、普段から親しんでいるCDやiPod、アナログレコードも持ち込んで、再生することができ、いつも聴いている音楽がどのように聴こえるか比較することも可能だ。今回は会場の中庭も使用して、天気がよければヘッドホンの試聴コーナーを設けるそうだ。

■僕らが「マニア禁制」と謳う理由

そんなmmsが、第1回から掲げているスローガンのひとつに「マニア禁制」というものがある。主催者の黒江氏が、一見、誤解を招きそうなこの表現を一貫して使用することへの想いについて語ってくれた。

「オーディオに限らず、マニアな世界では自分の認めるもの、好きなものを『良い・正しい』とし、合わないもの、嫌いなものを『悪い・間違い』と蔑んでしまう傾向があります。

音楽も然りです。

ヒップホップやラップが好きなリスナーは、メタルやビジュアル系などを受け容れない傾向があるし、そのまた逆もあります。もっと言えば、ヒップホップやロックはCDショップでもコーナーが地続きであることから、それでもまだ近しい関係にありますが、クラシックとは部屋そのものが分けられていて、よほどの距離があるという実態です。

クラシックを愛聴するリスナーはロックを雑音と言うし、ロックを好んで聴くリスナーはクラシックをBGMという。

これと同様に、他のオーディオショウでよく耳にするのは、各ブランドのブースから出てきたマニアが『酷い音だった』『全然ダメだ』とか、また反対に『音を分かっているシステムだ』『バランスが良い』といった言葉。でも、本当は音楽やオーディオに正解や絶対はなくて、今までに出会った音楽から自分の感性に合ったものを選べば良いだけだと思うんです。

だからこそ、mmsは色々なシステムを一堂に集めて、音を楽しむ音楽イベントとしています。達者な皆様には『酷い音』に聴こえるシステムもあることでしょう」。

■偏見を取り払った先にある世界

「でも、僕らが招いているリスナーはまだ何も分からないリスナーであって『はじめてシステムによって音が違う』経験をするのです。そんなリスナーに『これは悪い音』で『これは良い音』なんて偏見を聴かせたくはありません。

そんな思いから達観されたマニアにはご遠慮頂いているのです。もちろん、常連しか受け付けないような従来のオーディオショウからの脱却を目指しているからでもあります。

そして、『マニア』とひとくくりに言っても様々だと思います。前述のように自分の認めるもの、好きなものだけを『良い・正しい』とする方もいますが、(そんな方は、きっと当イベントを否定的に捉えたことでしょう)、人の好みを否定せず、嫌味のない素敵なマニアもたくさんいることも存じています。僕はそんな方を決して『マニア』とは思っていませんが。

その意味でもオーディオの先輩諸氏の皆様にもどうか暖かく見守って欲しいイベントです。そして、いつかmmsからオーディオをはじめたというユーザーと出会ったら、いろいろな経験談をお話ししていただければと思っています」。

■イベント概要
「my-musicstyle vol.4」
・開催日時 : 2008年05月03日(土)11:00 〜 19:00
・場所:恵比寿 SPAZIO1
http://www.cassina-ixc.jp/event_space/main2.html
・入場料:無料
・イベントのURL:http://www.my-musicstyle.com/

(中林 直樹)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 文化庁、BDレコーダーに掛かる私的録音録画補償金額を認可。1台当たり税抜182円が上乗せへ
2 テクニクス、新完全ワイヤレスイヤホン投入を予告。ティザー映像を公開
3 アップル初売りが新年1/2からスタート。対象iPhone購入で最大3万円のギフトカードをプレゼント
4 なぜ? 実は「大きいほど人気」なPolk Audioのスピーカー、全3シリーズの“大型モデル”比較試聴でわかった魅力
5 CD再生は “クロック” でさらに化ける!プロ機譲りの実力機、MUTEC「MC-3+」の音質グレードアップ技
6 評論家イチオシ!LUMIN「P1 mini」レビュー。「驚くほどの音質の良さが体験できた」
7 名盤『交響組曲宇宙戦艦ヤマト』の新たな船出。リミックスという選択に挑んだエンジニアの声を訊く
8 VGP2025・優秀賞獲得モデルから厳選!審査員5名が “絶対推し” のデノン/マランツ/B&W/DALI
9 アキュフェーズのフラグシップアンプ「E-800S」が堂々初登場3位<ハイファイオーディオ売れ筋ランキング11月>
10 Qobuz開始の波及効果大。ネットワークオーディオ関連の需要拡大<販売店の声・売れ筋ランキング11月>
12/27 12:04 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
アナログ Vol.86 2024 WINTER
季刊・アナログ
最新号
Vol.86
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX