公開日 2009/10/31 23:43
ULTRASONE 「edition 8」の新バージョン/PHILIPS iPhone専用モデルなど新製品多数/STAX ドライバーユニット試作機
秋のヘッドフォン祭2009レポート
「秋のヘッドフォン祭2009」には約40の参加社が集まり、最新のヘッドホンや関連機器の展示が行われ賑わいをみせた。本項ではタイムロード、加賀ハイテック、スタックスの出展内容を紹介する。
■タイムロード/ULTRASONE最高峰「edition 8」新バージョン“Palladium”
昨年開催された「秋のヘッドフォン祭2008」にて、ULTRASONEのフラグシップモデル「edition 8」が発表されてから1年(関連ニュース)、早くも本機のラインナップにニューモデル“Palladium(パラディウム)”が加わることが明らかになった。
自然な音の響きと定位感を実現する同社独自のナチュラル・サラウンド・サウンド・システム「S-Logic Plus」の搭載、アルミニウム・ヘッドバンドやエチオピアン・シープスキン・レザー素材を使ったイヤーパッドなど、フラグシップならではの贅を尽くした仕様を基本に、新バージョンは主に外装に変更を加えたカラーバリエーション・モデルになる。
イヤーカップに用いられていたレアメタル素材“ルテニウム”が、同じ白金系の金属素材である“パラディウム”変更され、色はマット仕上げのシルバーとなる。表面のコーティングもミラーコートからマットコートになっている。
その他、ヘッドバンドのヒンジ部とイヤーカップとの接点に近い、U字を型どった“インレイ”部パーツの色がシルバーからブラックに変更される。またヒンジ部に配置された「ULTRASONE」のロゴマークはブラックのプリントから、レーザーカットになったことで色もシルバーに変わっている。
本日のイベントには試作モデルの“パラディウム”と、発売中の“ルテニウム”の両方が出展され注目を集めていた。展示説明員によれば「“パラディウム”の仕上げやデザインはプロトタイプレベルなので、発売予定時期の12月中旬頃にはより練り上げてお届けできるだろう」という。なお、本機の予価については168,000円が予定されており、“ルチニウム”よりもやや高値の設定になる見込みだ。
「edition 8」スペシャルレポート
またタイムロードのブースには、ULTRASONEの人気モデル「HFI-2200」の後継機となるニューモデル「HFI-2400」(関連ニュース)の試聴機も展示された。オープン・ダイナミック型の本機は40mmゴールドプレイテッド・マイラー ドライバーを搭載。ブラウン系のカラーリングが特徴的なHFI-2200から、落ち着いたシルバー系に本体カラーが変更された。また端子は3.5mmステレオミニジャックから6.3mmタイプとなり、ミニプラグへの変換アダプターが同梱されている。
■加賀ハイテック/PHILIPSの豊富な新製品のラインナップを紹介
加賀ハイテックは同社が取り扱うオランダ・PHILIPSのバラエティ豊かな09年秋・冬新製品を一堂に集めて紹介した。
“iPhone専用”をうたう「SHH9756/10」は、マイク付きボリュームコントローラーを付属するカナル型イヤホン。11月初旬に発売を予定しており、価格はオープンだが7,980円前後での販売が見込まれている。本体色はiPhoneとのマッチングを図ったクールなブラック。ジェル素材のハウジングを採用した点も大きな特徴の一つで、独自の快適なフィット感を実現。同時に優れた遮音性能も持たせている。コントローラーでは楽曲の再生・停止、曲送りやiPhoneの“VOICE CONTROL”機能も操作できる。本機のほかにもオーバーヘッドタイプの「SHH9506/10」が今シーズンの“iPhone専用”モデルにラインナップする。
またデザイン志向のオーバーヘッドタイプ・モデルにも新製品が登場する。「SHL9560/10」はヘッドバンド部にクリアパーツを配してクールなデザインを実現。素材自体も軽量なため、長時間のリスニング時にも快適な装着感を確保しているという。他にもハウジング外側のカバーデザインが“着せ替え”できる「SHL8805/10」もユニークなモデルだ。本機もiPodの操作ができるボリュームコントローラーを付属している。
■スタックス/ヘッドホンアンプのリミテッドモデル「SRM-600LIMITED」が人気
スタックスは同社の静電型“イヤースピーカー”の魅力を、最新&人気モデルのラインナップを一堂に集めて紹介している。
ひときわ注目を集めていたモデルが、今夏に発表され、9月から発売が開始されたばかりの“600台限定モデル”のヘッドホンアンプ「SRM-600LIMITED」だ。価格は128,100円(税込)。今年の4月に発売されたヘッドホン「SR-404LIMITED」対応のドライバーユニットとして位置づけられる本機は、出力段にスロバキアのJJ Electronics社製双三極管「ECC99」を採用し、初段には新設計のハイブリッドDCアンプを備える。真空管のヒーター電源回路は低損失・低ノイズのショットキーバリアダイオードと左右独立した安定化電源とし、S/N比の向上も図った。
ボリュームは二重軸の4連ボリュームを内蔵し、シンプルな音量調整でXLRコネクタも含めあらゆるラインレベルのアナログ音声出力端子に接続することができる。入力端子はRCA2系統とXLR1系統を備え、同社の5ピンタイプの製品と組み合わせて使用することが可能だ。
また同社“イヤースピーカー”用ドライバーユニット“SRMシリーズ”の新製品試作機も参考出品された。本機はシステム「SRS-3000」を構成するドライバーユニット「SRM-300」の系譜を受け継ぐ新製品となる予定だという。
■タイムロード/ULTRASONE最高峰「edition 8」新バージョン“Palladium”
昨年開催された「秋のヘッドフォン祭2008」にて、ULTRASONEのフラグシップモデル「edition 8」が発表されてから1年(関連ニュース)、早くも本機のラインナップにニューモデル“Palladium(パラディウム)”が加わることが明らかになった。
自然な音の響きと定位感を実現する同社独自のナチュラル・サラウンド・サウンド・システム「S-Logic Plus」の搭載、アルミニウム・ヘッドバンドやエチオピアン・シープスキン・レザー素材を使ったイヤーパッドなど、フラグシップならではの贅を尽くした仕様を基本に、新バージョンは主に外装に変更を加えたカラーバリエーション・モデルになる。
イヤーカップに用いられていたレアメタル素材“ルテニウム”が、同じ白金系の金属素材である“パラディウム”変更され、色はマット仕上げのシルバーとなる。表面のコーティングもミラーコートからマットコートになっている。
その他、ヘッドバンドのヒンジ部とイヤーカップとの接点に近い、U字を型どった“インレイ”部パーツの色がシルバーからブラックに変更される。またヒンジ部に配置された「ULTRASONE」のロゴマークはブラックのプリントから、レーザーカットになったことで色もシルバーに変わっている。
本日のイベントには試作モデルの“パラディウム”と、発売中の“ルテニウム”の両方が出展され注目を集めていた。展示説明員によれば「“パラディウム”の仕上げやデザインはプロトタイプレベルなので、発売予定時期の12月中旬頃にはより練り上げてお届けできるだろう」という。なお、本機の予価については168,000円が予定されており、“ルチニウム”よりもやや高値の設定になる見込みだ。
「edition 8」スペシャルレポート
またタイムロードのブースには、ULTRASONEの人気モデル「HFI-2200」の後継機となるニューモデル「HFI-2400」(関連ニュース)の試聴機も展示された。オープン・ダイナミック型の本機は40mmゴールドプレイテッド・マイラー ドライバーを搭載。ブラウン系のカラーリングが特徴的なHFI-2200から、落ち着いたシルバー系に本体カラーが変更された。また端子は3.5mmステレオミニジャックから6.3mmタイプとなり、ミニプラグへの変換アダプターが同梱されている。
■加賀ハイテック/PHILIPSの豊富な新製品のラインナップを紹介
加賀ハイテックは同社が取り扱うオランダ・PHILIPSのバラエティ豊かな09年秋・冬新製品を一堂に集めて紹介した。
“iPhone専用”をうたう「SHH9756/10」は、マイク付きボリュームコントローラーを付属するカナル型イヤホン。11月初旬に発売を予定しており、価格はオープンだが7,980円前後での販売が見込まれている。本体色はiPhoneとのマッチングを図ったクールなブラック。ジェル素材のハウジングを採用した点も大きな特徴の一つで、独自の快適なフィット感を実現。同時に優れた遮音性能も持たせている。コントローラーでは楽曲の再生・停止、曲送りやiPhoneの“VOICE CONTROL”機能も操作できる。本機のほかにもオーバーヘッドタイプの「SHH9506/10」が今シーズンの“iPhone専用”モデルにラインナップする。
またデザイン志向のオーバーヘッドタイプ・モデルにも新製品が登場する。「SHL9560/10」はヘッドバンド部にクリアパーツを配してクールなデザインを実現。素材自体も軽量なため、長時間のリスニング時にも快適な装着感を確保しているという。他にもハウジング外側のカバーデザインが“着せ替え”できる「SHL8805/10」もユニークなモデルだ。本機もiPodの操作ができるボリュームコントローラーを付属している。
■スタックス/ヘッドホンアンプのリミテッドモデル「SRM-600LIMITED」が人気
スタックスは同社の静電型“イヤースピーカー”の魅力を、最新&人気モデルのラインナップを一堂に集めて紹介している。
ひときわ注目を集めていたモデルが、今夏に発表され、9月から発売が開始されたばかりの“600台限定モデル”のヘッドホンアンプ「SRM-600LIMITED」だ。価格は128,100円(税込)。今年の4月に発売されたヘッドホン「SR-404LIMITED」対応のドライバーユニットとして位置づけられる本機は、出力段にスロバキアのJJ Electronics社製双三極管「ECC99」を採用し、初段には新設計のハイブリッドDCアンプを備える。真空管のヒーター電源回路は低損失・低ノイズのショットキーバリアダイオードと左右独立した安定化電源とし、S/N比の向上も図った。
ボリュームは二重軸の4連ボリュームを内蔵し、シンプルな音量調整でXLRコネクタも含めあらゆるラインレベルのアナログ音声出力端子に接続することができる。入力端子はRCA2系統とXLR1系統を備え、同社の5ピンタイプの製品と組み合わせて使用することが可能だ。
また同社“イヤースピーカー”用ドライバーユニット“SRMシリーズ”の新製品試作機も参考出品された。本機はシステム「SRS-3000」を構成するドライバーユニット「SRM-300」の系譜を受け継ぐ新製品となる予定だという。