公開日 2010/10/27 10:29
HiFiからデスクトップまで多彩なNuForceのラインナップ − 進化した「icon2」の魅力を訊ねる
注目オーディオブランド・インタビュー
フューレンコーディネートが取り扱う、NuForceの「icon」シリーズから、第二世代の新製品「icon2」「icon uDAC2」が発売された(関連ニュース)。独自のデジタルアンプの開発技術により、HiFiからPCオーディオまで、様々なリスニングスタイルにフィットし、上質な音楽が楽しめるNuForceの製品の魅力と、この秋登場予定の新製品について、フューレンコーディネート営業部の北村浩志氏にお話をうかがった。
−−− 「NuForce」はどんなオーディオブランドですか。
北村氏:アメリカ・カリフォルニア州の“シリコンバレー”にて、2005年に誕生した若いオーディオブランドです。商品の企画、および技術開発は2名のキーエンジニアが担当しており、ITの先進技術に精通した二人のノウハウによって、独自技術による高音質なコンシューマー用ハイエンドオーディオ製品がつくられています。
NuForceのオーディオ用アンプは、動作原理についてはいわゆるデジタルアンプの方式に則していますが、一般的なクラスDアンプと異なり、オーディオ信号をPWM化する際に固定周波数の鋸波を使用しないという、同社独自の方式である「アナログ スイッチングアンプ」に基づいて設計されています。そのため、いわゆる“デジタルくささ”がなく、オーディオライクな温かみを持ったサウンドを特徴としています。「PCとオーディオの融合」を実現することは、NuForceブランドが掲げるひとつの大きなテーマでもあります。
−−− フューレンコーディネートがNuForceの商品を国内に紹介してきた経緯を教えてください。
北村氏:当社では07年春からNuForce製品の取り扱いを始めました。最初に国内にご紹介した製品はデジタル・プリメインアンプの「IA-7E」でした。その後、翌年にはコンパクトサイズの、デスクトップ用途も想定したデジタルプリメインアンプ「icon」が登場しました。iconシリーズはNuForceのハイクオリティなサウンドを、幅広いオーディオファンと、多くの音楽好きな方々に体験してもらうため、敢えて発売当時35,700円(税込)という戦略的な価格でデビューしました。おかげさまで瞬く間にiconの人気も広がって、今では国内でNuForceのブランドネームが多くの方々に認知いただいています。
あくまでハイクラスなピュアオーディオのアンプが主流でありながら、コストパフォーマンスの高いデスクトップオーディオにも、良質なコンポーネントを展開できる点もNuForceの魅力だと思います。
−−− 北村さんがご存じのNuForceユーザーの方々は、どんなふうにNuForceの製品を使いこなしていますか。
北村氏:そうですね、例えばモノラルパワーアンプの「Reference 9」シリーズを、各チャンネルごとに導入してサラウンドシアターを構築されている方を存じ上げています。また薄型テレビに「icon」や「icon Amp」とお好きなスピーカーを組み合わせて、よりリッチなサウンドを楽しまれている方も多くいらっしゃいます。「テレビの音がよりクリアになって、迫力が増してとてもよい」との評価をいただいています。
−−− iconシリーズには「icon uDAC」や「icon mobile」「icon HDP」など様々なシリーズが展開されていますが、モデルごとにどんな方から人気がありますか。
北村氏:ユーザーの数が一番多いのはやはり「icon」だと思います。筐体がコンパクトで、カラーバリエーションも豊富なので、従来のオーディオファイルの方たちだけでなく、音楽好きの若い方々にも支持を集めています。私が存じ上げているユーザーの一人は女性の方で、普段バッグの中にiconを携帯して、職場と自宅の双方で活用している方がいらっしゃいます。iconのカラーバリエーションは、デスクトップユースも意識していますので、モノトーンで統一したい方はシルバー/ブラック、カラフルに彩りたい方はレッド/ブルーを好んでお買い求めいただいています。
icon uDACやicon mobileは、普段ヘッドホンでよく音楽を聴かれる若い方、女性の方から支持を集めています。icon HDPはPCオーディオを始める方にとても人気の高いモデルです。
−−− icon、icon uDACがそれぞれ第二世代の「icon2」「icon uDAC2」へ進化しましたが、グレードアップしたポイントはどんなところですか。
北村氏:いずれも電源部が強化され、スピーカー出力が12W×2から24W×2へ倍増した点が上げられます。また内蔵するUSB DACの性能も96kHz/24bit対応に拡張されました。NuForceのメインエンジニアは最新のデジタルスペックを採り入れることに大変積極的で、アイデアも非常に豊富です。商品の開発スピードはとても速く、今回もいち早く時流に合わせたトレンドをiconシリーズに導入してきました。
サウンドの部分では、私たちが最初にiconの音を聴いた当時から、かなり練り上げられていて、全体としてはパワフルで元気な方向から、懐の深い大人のサウンドへ変化してきていると感じています。
−−− 今後はNuForceの新製品の展開などはいかがでしょうか。
北村氏:「Reference9」シリーズの上位にあたるモノラルパワーアンプ「Reference18」(関連ニュース)が発売を予定しています。Reference 9からの進化した点については、内部のシールディング、オーディオ基板の構成、コンデンサーパーツなどもブラッシュアップを図って、音のグレードをさらに高めています。インターナショナルオーディオショウに当社が出展するブースでは「Reference 18」を4台使用して、ステレオ・バイアンプでスピーカーをドライブするデモもお披露目したいと思っています。ぜひショウにお立ち寄りの際は、フューレンコーディネートのブースに足をお運びいただければと思います。
【information】
◆「icon2」へのアップグレードサービスが実施決定に
フューレンコーディネートから、第一世代の「icon」ユーザーを対象とした、「icon2」へのアップグレードサービスの実施内容が発表された。概要は下記の通りだ。
・本体アップグレード:iconの基板をicon2の基板へまるごと交換
実施費用→19,740円・税込/台
・60W PSU電源ケーブル:さらに、icon付属の15W PSUをicon2付属の60W PSUへ変更
実施費用→7,560円・税込/本
詳細の確認は下記問い合わせ先まで。
【問い合わせ先】
フューレンコーディネート
TEL/0120-004884
−−− 「NuForce」はどんなオーディオブランドですか。
北村氏:アメリカ・カリフォルニア州の“シリコンバレー”にて、2005年に誕生した若いオーディオブランドです。商品の企画、および技術開発は2名のキーエンジニアが担当しており、ITの先進技術に精通した二人のノウハウによって、独自技術による高音質なコンシューマー用ハイエンドオーディオ製品がつくられています。
NuForceのオーディオ用アンプは、動作原理についてはいわゆるデジタルアンプの方式に則していますが、一般的なクラスDアンプと異なり、オーディオ信号をPWM化する際に固定周波数の鋸波を使用しないという、同社独自の方式である「アナログ スイッチングアンプ」に基づいて設計されています。そのため、いわゆる“デジタルくささ”がなく、オーディオライクな温かみを持ったサウンドを特徴としています。「PCとオーディオの融合」を実現することは、NuForceブランドが掲げるひとつの大きなテーマでもあります。
−−− フューレンコーディネートがNuForceの商品を国内に紹介してきた経緯を教えてください。
北村氏:当社では07年春からNuForce製品の取り扱いを始めました。最初に国内にご紹介した製品はデジタル・プリメインアンプの「IA-7E」でした。その後、翌年にはコンパクトサイズの、デスクトップ用途も想定したデジタルプリメインアンプ「icon」が登場しました。iconシリーズはNuForceのハイクオリティなサウンドを、幅広いオーディオファンと、多くの音楽好きな方々に体験してもらうため、敢えて発売当時35,700円(税込)という戦略的な価格でデビューしました。おかげさまで瞬く間にiconの人気も広がって、今では国内でNuForceのブランドネームが多くの方々に認知いただいています。
あくまでハイクラスなピュアオーディオのアンプが主流でありながら、コストパフォーマンスの高いデスクトップオーディオにも、良質なコンポーネントを展開できる点もNuForceの魅力だと思います。
−−− 北村さんがご存じのNuForceユーザーの方々は、どんなふうにNuForceの製品を使いこなしていますか。
北村氏:そうですね、例えばモノラルパワーアンプの「Reference 9」シリーズを、各チャンネルごとに導入してサラウンドシアターを構築されている方を存じ上げています。また薄型テレビに「icon」や「icon Amp」とお好きなスピーカーを組み合わせて、よりリッチなサウンドを楽しまれている方も多くいらっしゃいます。「テレビの音がよりクリアになって、迫力が増してとてもよい」との評価をいただいています。
−−− iconシリーズには「icon uDAC」や「icon mobile」「icon HDP」など様々なシリーズが展開されていますが、モデルごとにどんな方から人気がありますか。
北村氏:ユーザーの数が一番多いのはやはり「icon」だと思います。筐体がコンパクトで、カラーバリエーションも豊富なので、従来のオーディオファイルの方たちだけでなく、音楽好きの若い方々にも支持を集めています。私が存じ上げているユーザーの一人は女性の方で、普段バッグの中にiconを携帯して、職場と自宅の双方で活用している方がいらっしゃいます。iconのカラーバリエーションは、デスクトップユースも意識していますので、モノトーンで統一したい方はシルバー/ブラック、カラフルに彩りたい方はレッド/ブルーを好んでお買い求めいただいています。
icon uDACやicon mobileは、普段ヘッドホンでよく音楽を聴かれる若い方、女性の方から支持を集めています。icon HDPはPCオーディオを始める方にとても人気の高いモデルです。
−−− icon、icon uDACがそれぞれ第二世代の「icon2」「icon uDAC2」へ進化しましたが、グレードアップしたポイントはどんなところですか。
北村氏:いずれも電源部が強化され、スピーカー出力が12W×2から24W×2へ倍増した点が上げられます。また内蔵するUSB DACの性能も96kHz/24bit対応に拡張されました。NuForceのメインエンジニアは最新のデジタルスペックを採り入れることに大変積極的で、アイデアも非常に豊富です。商品の開発スピードはとても速く、今回もいち早く時流に合わせたトレンドをiconシリーズに導入してきました。
サウンドの部分では、私たちが最初にiconの音を聴いた当時から、かなり練り上げられていて、全体としてはパワフルで元気な方向から、懐の深い大人のサウンドへ変化してきていると感じています。
−−− 今後はNuForceの新製品の展開などはいかがでしょうか。
北村氏:「Reference9」シリーズの上位にあたるモノラルパワーアンプ「Reference18」(関連ニュース)が発売を予定しています。Reference 9からの進化した点については、内部のシールディング、オーディオ基板の構成、コンデンサーパーツなどもブラッシュアップを図って、音のグレードをさらに高めています。インターナショナルオーディオショウに当社が出展するブースでは「Reference 18」を4台使用して、ステレオ・バイアンプでスピーカーをドライブするデモもお披露目したいと思っています。ぜひショウにお立ち寄りの際は、フューレンコーディネートのブースに足をお運びいただければと思います。
【information】
◆「icon2」へのアップグレードサービスが実施決定に
フューレンコーディネートから、第一世代の「icon」ユーザーを対象とした、「icon2」へのアップグレードサービスの実施内容が発表された。概要は下記の通りだ。
・本体アップグレード:iconの基板をicon2の基板へまるごと交換
実施費用→19,740円・税込/台
・60W PSU電源ケーブル:さらに、icon付属の15W PSUをicon2付属の60W PSUへ変更
実施費用→7,560円・税込/本
詳細の確認は下記問い合わせ先まで。
【問い合わせ先】
フューレンコーディネート
TEL/0120-004884