公開日 2013/03/04 22:14
古河電工、オーディオケーブル向け導体「PCOCC」を製造中止
「市場拡大が見込めないため」
古河電気工業(株)は4日、オーディオ用ケーブルの導体に用いられるPCOCC(Pure Cupper Ohno Continuous Casting Process)の製造販売を中止すると発表した。
ここ数年の国内の市場の低迷を受け年間販売量が減少し、事業継続が困難な状況に陥ったことが製造販売中止の理由とのこと。「今後も市場拡大が見込めない為、製造販売を中止することとした」としている。
今後の予定としては、2013年3月末日までに受注を終了し、2013年8月末日までに生産を終了、2013年12月末日までに販売を終了する。
PCOCCは、一方向性凝固組織の特徴を持つ高純度銅線。古河電気工業が1986年に開発した。銅の結晶構造を単一化する製法に特徴があり、OFC導体としては結晶粒界が極めて少ないことから、オーディオ用ケーブルの導体として長年採用されてきた。
ここ数年の国内の市場の低迷を受け年間販売量が減少し、事業継続が困難な状況に陥ったことが製造販売中止の理由とのこと。「今後も市場拡大が見込めない為、製造販売を中止することとした」としている。
今後の予定としては、2013年3月末日までに受注を終了し、2013年8月末日までに生産を終了、2013年12月末日までに販売を終了する。
PCOCCは、一方向性凝固組織の特徴を持つ高純度銅線。古河電気工業が1986年に開発した。銅の結晶構造を単一化する製法に特徴があり、OFC導体としては結晶粒界が極めて少ないことから、オーディオ用ケーブルの導体として長年採用されてきた。