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公開日 2013/10/18 22:32

<音展>ソニー新製品群に長蛇の列/パイオニアSC-LX87試聴イベント/JVCケンウッドK905早速登場

ファイル・ウェブ編集部
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日本オーディオ協会によるイベント「オーディオ・ホームシアター展 2013(音展)」が本日10月18日より開幕した。会期は20日(日)までで、会場は東京・お台場の「TIME24ビル」。入場無料。本稿では18階にブースを構えたソニー、パイオニア、JVCケンウッド、ミュージックバードのブースについてレポートしよう。


18階にもブースあります。見逃せない展示多数

今回の音展は1階、2階はもちろん、18階にもブースが用意されている。しかも見どころ多数の注目ブースばかり。1階・2階を回ったら、エレベーターで18階へのぼるのもお忘れなく!


ソニー

先日、新製品を多数発表したソニー。音展のブースにはそれらが早速登場し、そのクオリティを体験することができる。

なかでも注目なのは、4Kネイティブで84万円のSXRDプロジェクター「VPL-VW500ES」を使った視聴会、そしてハイレゾHDDプレーヤー「HAP-Z1ES」の試聴会だ。

「VPL-VW500ES」は、4K対応の第1弾モデル「VPL-VW1100ES」から小型化したほか、HDMI 2.0による4K/60p入力にも対応したモデル。(関連ニュース)。10月9日に発表されたばかりで、視聴できる機会は今回が初とあって、イベント開始前は多くの方が長い行列をつくっていた。19日・20日のイベントスケジュールは以下のとおり。なお整理券制度ではなく、先着順となるので、確実に見たい方は早めにブースを訪れた方がよさそうだ。

・10月19日(土):11:00〜11:45/14:30〜15:15
・10月20日(日):13:00〜13:45/16:00〜16:45

既発売のVPL-VW1100ES(左)と、新製品VPL-VW500ES(右)

VPL-VW500ES


VW1100ESが18枚のガラスレンズによる「ARC-F(All Range Crisp Focus Lens)」レンズであるのに対し、本機はプラスチックレンズ1枚とガラスレンズ13枚によるレンズ構成を採用している


VPL-VW500ESを使ったシアターが楽しめる

視聴会前には長蛇の列が。早めにブースを訪れるのがよさそうだ


ハイレゾHDDプレーヤー「HAP-Z1ES」は、同時発表された新プリメインアンプ「TA-A1ES」(関連ニュース)、そしてハイエンドスピーカー「SS-AR1」と組み合わせて試聴することができる。

ハイレゾHDDプレーヤー「HAP-Z1ES」(上)とプリメインアンプ「TA-A1ES」(下)

ハイエンドスピーカー「SS-AR1」

「TA-A1ES」は内部構造も公開された

「HAP-Z1ES」は「DSDリマスタリングエンジン」を搭載し、全ての再生信号をDSD128(5.6MHz DSD)に変換して再生を行うハイレゾHDDオーディオプレーヤー(関連ニュース)。2.8MHz/5.6MHz DSD(DSDIFF、DSF)、最大192kHz/24bitまでのWAV、AIFF、FLAC、ALAC、MP3、WMA、AAC、ATRAC(DRMなし)の再生に対応。ギャップレス再生にも対応している。

こちらも注目製品だけあって試聴会は長蛇の列。スケジュールは以下のとおり。ぜひ「HAP-Z1ES」の音を体感していただきたい。

・10月19日(土):13:00〜14:00/16:00〜17:00
・10月20日(日):11:30〜12:30/14:30〜15:30



DSD対応の小型オーディオシステム「HAP-S1」をスピーカー「HA1」と、192kHz/32bit対応USB-DAC内蔵アンプ「UDA-1」192kHz/32bit対応USB-DAC内蔵アンプ「UDA-1」とスピーカー「HA3」と組み合わせ。オール新製品。

「MDR-1RMK2」などヘッドホンも新製品をズラリと用意

ポタアン「PHA-2」と「PHA-1」の聞き比べも可能


ハイレゾウォークマン「F880」(写真左)や「ZX1」(写真右)も試聴可能


DSD録音に対応したPCMレコーダー「PCM-D100」(写真左)、192/24再生も可能なICレコーダー「ICD-SX1000」(写真右)
パイオニア

パイオニアは、18階、2階、1階と全てのフロアにブースを構えている。

18階のブースでは、ネットワークプレーヤーやオーディオコンポ、シアターシステムなどの展示と試聴デモが行われている。

SACDプレーヤー「PD-30」とプリメインアンプ「A-30」、ピュアモルトスピーカーを組み合わせ

ネットワークプレーヤー「N-50」とプリメインアンプ「A-70」に、EXシリーズのブックシェルフスピーカー「S-2EX」を組み合わせ


N-30とA-70、アンドリュー・ジョーンズ氏がチューニングしたエントリースピーカー「S-CN301-LR」を組み合わせたところ

A-70は内部構造も公開


iPhone接続やBluetooth対応のミニコンポ「X-HM51」、下位モデルの「X-HM21」

スタイリッシュデザインのAirPlay対応コンポ「X-SMC55」とBluetooth対応コンポ「X-SMC22」


着せ替えができるBluetooth対応CDミニコンポ「X-SMC00BT」

BDプレーヤーを内蔵したサラウンドシステム「MCS-434」も視聴可能

スリムAVアンプ「VSX-S510」を核にした省スペースホームシアターシステム「Smart Theater S5」


2階のブースでは、最新フラグシップAVアンプ「SC-LX87」(関連記事)を使った視聴イベント、そしてTADのDSD再生対応新SACDプレーヤー「TAD-D1000」/DAコンバーター「TAD-DA1000」(関連ニュース)を使った試聴イベントが開催されている。

AVアンプ「SC-LX87」は、進化したダイレクトエナジーHDアンプと全chにESS社のSABRE32 Ultra DACを搭載することで音質を高めたモデル。キャッチフレーズは「世界は、そのサウンドに驚嘆する」。”ステレオ再生での繊細さと立体感”、そして”マルチチャンネル再生での迫力・定位・包囲感”の両立を目指したという。ネットワークオーディオ機能やDSD再生機能、アプリ操作など、先進機能も搭載した注目機だ。

フラグシップAVアンプ「SC-LX87」が早速登場

EXシリーズのスピーカーによるサラウンドシステムで迫力の音を楽しむことができる

TADのSACDプレーヤー「TAD-D1000」/DAコンバーター「TAD-DA1000」は、どちらもDSD音源再生などに対応した“Evolution”シリーズの製品。DACやクロックは両機共通。D-1000はCD/SACDプレーヤー機能を搭載。DA-1000はディスクリート構成&専用ボリューム機能付ヘッドホンアンプ(対応インピーダンスは8〜600Ω)を搭載するほか、ボリューム機能を備えているためパワーアンプと組み合わせてミニマムシステムを構成できるのが特徴となっている。

TADのDSD対応新製品「TAD-D1000」「TAD-DA1000」も試聴可能だ

イベントスケジュールは以下のとおり。いずれも1時間前から整理券が配布されるので、そちらをぜひゲットしていただきたい。

SC-LX87視聴イベント
・10月19日(土):11:00〜12:00/15:00〜16:00(講師:山之内 正氏)
・10月20日(日):11:00〜12:00/14:30〜15:30(講師:山本浩司氏)


TAD新製品試聴イベント
・10月19日(土):13:00〜14:00/17:00〜18:00(講師:小原由夫氏)
・10月20日(日):13:00〜14:00/16:00〜17:00(講師:藤岡 誠氏)

イベントは大入り満員。早めの整理券ゲットがおすすめ



JVCケンウッド

JVCケンウッドのブースでは、発表されたばかりのケンウッド“K Series”新モデル「A-K905NT」などの音を早速楽しむことができる。

ケンウッド“K Series”新モデル「A-K905NT」とスピーカー「LS-K901」の組み合わせを早速試聴可能

こちらも新モデルである「K735」も登場している

「A-K905NT」はハイレゾ音源再生やDSD再生、ネットワーク再生機能、「K2テクノロジー」の搭載などがフィーチャーとなる新アンプ(関連ニュース)。192kHz/24bitまでのWAV/FLACのほか、ALAC/リニアPCM(96kHz/24bitまで)、AAC/WMA/MP3(48kHz/320kbpsまで)、そして2.8MHz DSD音源(.dsf形式)の再生に対応する。OS/Android用アプリ「KENWOOD Audio Control WR2」での操作にも対応する。同時発表のハイレゾ音源再生向けスピーカー「LS-K901」と組み合わせた試聴が可能だ。

JVC“ウッドコーン”とケンウッド“Kシリーズ”がコラボした直販サイト限定コンポ「JK-RB21」も試聴可能。本機の音が気になっていた方は、チェックできるこの機会をお見逃しなく。

JVC“ウッドコーン”とケンウッド“Kシリーズ”がコラボした直販サイト限定コンポ「JK-RB21」も試聴可能

そのほか、JVCウッドコーンコンポの最上位機「EX-A300」をゆったりと楽しめる特設ブースや、ビクタースタジオが運営する「VICTOR STUDIO HD-Sound」の音源を聴けるブースなども用意されていた。

「VICTOR STUDIO HD-Sound」の音源を聴けるブースなども用意

「EX-A300」をゆったりと楽しめる特設ブースも


ウッドコーンスピーカーユニットや、新Kシリーズに採用されたパーツなども展示されている


ミュージックバード

音楽専門の衛星デジタルラジオ「ミュージックバード」は、番組の魅力を伝える試聴イベントや、番組公開録音などを行っている。

ミュージックバードのブース

チューナー群も紹介されている

「ミュージックバード」は最大156チャンネルという豊富な選択肢のなかから好みの専門チャンネルを選ぶだけで、一日中好きな音楽に浸ることができるのが魅力。独自番組の制作も積極的におこなっており、国内外の注目コンサートのライブプログラムや、オーディオ評論家/音楽評論家などによる番組なども用意されている。

今回は、毎月最終日曜22時から放送中のライヴ番組「トッパンホール・トライアングル」の試聴などが行われていた。

ミュージックバードで放送されている番組の試聴や、公開録音など様々なイベントが行われている

イベントのスケジュールはこちらからご確認いただける。

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