公開日 2014/11/07 22:51
「大阪ハイエンドオーディオショウ2014」速報レポート − 最高峰のオーディオが一堂に集結
ハイレゾ関連イベントやブースも充実
関西最大のオーディオイベント「大阪ハイエンドオーディオショウ2014」が、11月7日(金)、8日(土)、9日(日)の3日間にわたって、大阪ハートンホテル心斎橋にて開催されている。入場料は無料。本記事では各ブースや公演の模様を速報レポートする。
■「ハイレゾ体験ブース」を設置。最新音源をハイエンド機器で試聴するイベントも開催
24回目を迎えた大阪ハイエンドショウの初日、金曜日の平日ながら10時30分の開場と同時に多くのオーディオファンが詰めかけた。イベントには全22社の企業が出展し、各社の最新製品のデモを行った。
今回は初の試みとして、「最新音源とハイエンド機器で楽しむ“ハイレゾ体験コーナー”」が設けられた。注目が集まる「ハイレゾ」やヘッドホンの魅力をより多くの方に知ってもらおうと、ハイレゾ配信サイトであるe-Onkyo musicと、オーディオ用NASを手がけるバッファローの協力のもと、最新のハイレゾ対応機器、そして代表的な高級ヘッドホンが集められ、様々な組み合わせでハイレゾ音源の試聴を行うことができた。
また、e-Onkyo musicとバッファローによる試聴イベント「最新音源とハイエンド機器で楽しむハイレゾ試聴会」も実施。立ち見客で会場が後方まで埋まる盛況ぶりのなか、e-onkyoの黒澤拓氏、バッファローの荒木甲和氏を講師として、注目のハイレゾ音源をハイエンドオーディオ機器で再生していった。アナログマスターをデジタル化した音源から最新のデジタル録音まで、注目のハイレゾ音源が最高峰システムでどのように再生されるのか、来場者は最後まで席を立つことなく真剣に耳を傾けていた。
この試聴会では、ハイレゾ音源の再生用に、DELAのオーディオ用NASである「N1Z」が使われた。まずはLAN接続でLINNの最上位ネットワークプレーヤー「KLIMAX DS」で再生が行われ、その後、近日中にアップデートで対応予定のUSB-DACダイレクト接続機能を用いて、LUXMANのD/Aコンバーター「DA-06」と組み合わせての再生デモが行われた。なお、この試聴イベントの詳細は追ってレポートする。
■アクシス、AYREの20周年パワーアンプやEXOGALのUSB-DACを披露
ハーマンはマークレビンソンのUSB-DAC内蔵プリメイン「No585」をデモ
ホテル別館/本館で展開された各社のブースの模様も速報していく。別館3階のアクシス・ブースでは、スピーカーシステムにWILSON AUDIO「Sasha Series-2」を据えて、AYREの創立20周年記念パワーアンプ「MX-R Twenty」(関連ニュース)や元Wadiaの中心エンジニアが立ち上げた新鋭ブランド、EXOGALのUSB-DAC「Comet Computer DAC」などのデモが実施された。さらに、正式発表されたばかりのMSB Technologyのマルチメディア・トランスポート「Signature UMT」も展示されていた。
ハーマンインターナショナルのブースでは、マークレビンソン最新のUSB-DAC内蔵プリメインアンプ「No585」に多くの注目が集まっていた。同じく3階に設けられたナスペックのブースでは、Vienna Acousticsの最新ハイエンドスピーカー「LISZT」や、Cambridge Audioのパワーアンプ「Azur 651W」などのデモが行われていた。
メースのブースでは、キソ・アコースティックのコンパクト・ブックシェルフ「HB-X1」やHarbethのスピーカー各製品が登場。アクロジャパンはACROLINKブランドの各ケーブルを展示し、試聴も行った。
■ステラ/ゼファンはTechDAS「Airforce Two」によるアナログ試聴を実施
恒例となったアナログ試聴を目当てに、多くの来場者が詰めかたステラ/ゼファンブース。TechDASの「Airforce Two」をアナログプレーヤーに、Ocean Wayのリファレンスモニタースピーカー「MONTECITO」、Vivid Audioの小型モデル「G4 GIYA」などを組み合わせてのレコード演奏が行われていた。
別館4階に設けられたエレクトリのブースでは、MAGICOの最新スピーカー「S3」や、12月1日に発売予定の、Mcintoshのモノラルパワーアンプ「MC301」をメインにデモが行われた。ノア/アークブースでは、FRANCO SEBLINのKtemaやDANIEL HERTZ「M8」、Brumesterの各製品などを試聴することができた。アンダンテラルゴは、同社のラックやインシュレーターを用いたデモを実施していた。
■ラックスマン、セパレートアンプ「C-700u/M-700u」など新製品をデモ
アキュフェーズからは最新プリメイン「E-470」やUSB-DAC「DC-37」が登場
別館5階のラックスマンのブースでは、今年発売のディスクプレーヤー「D-08u」「D-06u」、セパレートアンプ「C-700u」「M-700u」をはじめとする同社製品が集結。また、10月より取り扱いを開始したMissionのスピーカーも展示されていた。
やはり自社製品が一堂に会したアキュフェーズのブースでは、9月の東京インターナショナルオーディオショウでも披露された最新モデル、プリメインアンプ「E-470」、DSD対応USB-DAC「DC-37」、最高峰フォノイコライザーアンプ「C-37」などに注目が集まった。
フューレンコーディネートは、ウィーン発のスピーカーブランドであるBRODMANN「VC2」やOCTAVEのプリアンプ「HP700」などをデモ。アブサートロンはBoulderの新製品プリアンプ「2110」を披露していた。
■リン、「EXAKT AKUDORIK」のデモを実施
トライオード、同社関連ブランドのハイエンドモデルが集結
リンジャパンは、東京インターナショナルオーディオショウで正式発表した「EXAKT AKUDORIK」を出展。公開イベントでは初となる音出しデモを行った。本機はLANケーブルでオーディオ信号をスピーカーまでデジタル伝送して再生する「EXAKT」シリーズの最新モデルだ。
ハイ・ファイ・ジャパンは、先日の“音展”で初披露したAccustic ArtsのCDプレーヤー「PLAYER II」とモノラルパワーアンプ「MONO II」を出展。オルトフォンジャパンは95周年記念カートリッジ「SPU 95 Anniversary」を中心にデモを行っていた。
トライオードは、同社の最高峰ブランドJUNONのプリアンプ「REFERENCE ONE」や、TRIODEのフラグシップ・モノラルパワーアンプ「TRX-M845」、そして同社が取り扱うKRONOSのターンテーブル「SPARTA」などで構成したシステムで試聴を実施。ゴールドムンドジャパンは、DAC内蔵スピーカー「ProLogos」を中心にデモを行った。
■ユキム、ELAC「BS192 MEISTER EDITION」を公開
大阪ハートンホテル心斎橋の本館にも2社がブースを展開。ユキムはELACのスピーカーとLINDEMANNのmusic bookシリーズを中心にデモンストレーションを行った。なかでもELAC「BS192」の特別仕様モデルである「BS192 MEISTER EDITION」は初披露とあって、大きな注目を集めた。また、LINDEMANNからは出力240W×2のデジタルパワーアンプ「musicbook 55」が初登場。なお、LINDEMANNは今後、これまで手がけてきた大型のハイエンドオーディオ製品を終了し、ブランドをmusicbookに集約していくという。
太陽インターナショナルのブースでは、「Vivaldi」などdCSのソースコンポーネント、JEFF ROWLANDのプリ/パワーアンプ、ADAMのスピーカーシステム「Column MK3」などを組み合わせたデモを実施。同社が取り扱うNAGRAやAVALON ACOUSTICSの製品も展示されていた。
■「ハイレゾ体験ブース」を設置。最新音源をハイエンド機器で試聴するイベントも開催
24回目を迎えた大阪ハイエンドショウの初日、金曜日の平日ながら10時30分の開場と同時に多くのオーディオファンが詰めかけた。イベントには全22社の企業が出展し、各社の最新製品のデモを行った。
今回は初の試みとして、「最新音源とハイエンド機器で楽しむ“ハイレゾ体験コーナー”」が設けられた。注目が集まる「ハイレゾ」やヘッドホンの魅力をより多くの方に知ってもらおうと、ハイレゾ配信サイトであるe-Onkyo musicと、オーディオ用NASを手がけるバッファローの協力のもと、最新のハイレゾ対応機器、そして代表的な高級ヘッドホンが集められ、様々な組み合わせでハイレゾ音源の試聴を行うことができた。
また、e-Onkyo musicとバッファローによる試聴イベント「最新音源とハイエンド機器で楽しむハイレゾ試聴会」も実施。立ち見客で会場が後方まで埋まる盛況ぶりのなか、e-onkyoの黒澤拓氏、バッファローの荒木甲和氏を講師として、注目のハイレゾ音源をハイエンドオーディオ機器で再生していった。アナログマスターをデジタル化した音源から最新のデジタル録音まで、注目のハイレゾ音源が最高峰システムでどのように再生されるのか、来場者は最後まで席を立つことなく真剣に耳を傾けていた。
この試聴会では、ハイレゾ音源の再生用に、DELAのオーディオ用NASである「N1Z」が使われた。まずはLAN接続でLINNの最上位ネットワークプレーヤー「KLIMAX DS」で再生が行われ、その後、近日中にアップデートで対応予定のUSB-DACダイレクト接続機能を用いて、LUXMANのD/Aコンバーター「DA-06」と組み合わせての再生デモが行われた。なお、この試聴イベントの詳細は追ってレポートする。
■アクシス、AYREの20周年パワーアンプやEXOGALのUSB-DACを披露
ハーマンはマークレビンソンのUSB-DAC内蔵プリメイン「No585」をデモ
ホテル別館/本館で展開された各社のブースの模様も速報していく。別館3階のアクシス・ブースでは、スピーカーシステムにWILSON AUDIO「Sasha Series-2」を据えて、AYREの創立20周年記念パワーアンプ「MX-R Twenty」(関連ニュース)や元Wadiaの中心エンジニアが立ち上げた新鋭ブランド、EXOGALのUSB-DAC「Comet Computer DAC」などのデモが実施された。さらに、正式発表されたばかりのMSB Technologyのマルチメディア・トランスポート「Signature UMT」も展示されていた。
ハーマンインターナショナルのブースでは、マークレビンソン最新のUSB-DAC内蔵プリメインアンプ「No585」に多くの注目が集まっていた。同じく3階に設けられたナスペックのブースでは、Vienna Acousticsの最新ハイエンドスピーカー「LISZT」や、Cambridge Audioのパワーアンプ「Azur 651W」などのデモが行われていた。
メースのブースでは、キソ・アコースティックのコンパクト・ブックシェルフ「HB-X1」やHarbethのスピーカー各製品が登場。アクロジャパンはACROLINKブランドの各ケーブルを展示し、試聴も行った。
■ステラ/ゼファンはTechDAS「Airforce Two」によるアナログ試聴を実施
恒例となったアナログ試聴を目当てに、多くの来場者が詰めかたステラ/ゼファンブース。TechDASの「Airforce Two」をアナログプレーヤーに、Ocean Wayのリファレンスモニタースピーカー「MONTECITO」、Vivid Audioの小型モデル「G4 GIYA」などを組み合わせてのレコード演奏が行われていた。
別館4階に設けられたエレクトリのブースでは、MAGICOの最新スピーカー「S3」や、12月1日に発売予定の、Mcintoshのモノラルパワーアンプ「MC301」をメインにデモが行われた。ノア/アークブースでは、FRANCO SEBLINのKtemaやDANIEL HERTZ「M8」、Brumesterの各製品などを試聴することができた。アンダンテラルゴは、同社のラックやインシュレーターを用いたデモを実施していた。
■ラックスマン、セパレートアンプ「C-700u/M-700u」など新製品をデモ
アキュフェーズからは最新プリメイン「E-470」やUSB-DAC「DC-37」が登場
別館5階のラックスマンのブースでは、今年発売のディスクプレーヤー「D-08u」「D-06u」、セパレートアンプ「C-700u」「M-700u」をはじめとする同社製品が集結。また、10月より取り扱いを開始したMissionのスピーカーも展示されていた。
やはり自社製品が一堂に会したアキュフェーズのブースでは、9月の東京インターナショナルオーディオショウでも披露された最新モデル、プリメインアンプ「E-470」、DSD対応USB-DAC「DC-37」、最高峰フォノイコライザーアンプ「C-37」などに注目が集まった。
フューレンコーディネートは、ウィーン発のスピーカーブランドであるBRODMANN「VC2」やOCTAVEのプリアンプ「HP700」などをデモ。アブサートロンはBoulderの新製品プリアンプ「2110」を披露していた。
■リン、「EXAKT AKUDORIK」のデモを実施
トライオード、同社関連ブランドのハイエンドモデルが集結
リンジャパンは、東京インターナショナルオーディオショウで正式発表した「EXAKT AKUDORIK」を出展。公開イベントでは初となる音出しデモを行った。本機はLANケーブルでオーディオ信号をスピーカーまでデジタル伝送して再生する「EXAKT」シリーズの最新モデルだ。
ハイ・ファイ・ジャパンは、先日の“音展”で初披露したAccustic ArtsのCDプレーヤー「PLAYER II」とモノラルパワーアンプ「MONO II」を出展。オルトフォンジャパンは95周年記念カートリッジ「SPU 95 Anniversary」を中心にデモを行っていた。
トライオードは、同社の最高峰ブランドJUNONのプリアンプ「REFERENCE ONE」や、TRIODEのフラグシップ・モノラルパワーアンプ「TRX-M845」、そして同社が取り扱うKRONOSのターンテーブル「SPARTA」などで構成したシステムで試聴を実施。ゴールドムンドジャパンは、DAC内蔵スピーカー「ProLogos」を中心にデモを行った。
■ユキム、ELAC「BS192 MEISTER EDITION」を公開
大阪ハートンホテル心斎橋の本館にも2社がブースを展開。ユキムはELACのスピーカーとLINDEMANNのmusic bookシリーズを中心にデモンストレーションを行った。なかでもELAC「BS192」の特別仕様モデルである「BS192 MEISTER EDITION」は初披露とあって、大きな注目を集めた。また、LINDEMANNからは出力240W×2のデジタルパワーアンプ「musicbook 55」が初登場。なお、LINDEMANNは今後、これまで手がけてきた大型のハイエンドオーディオ製品を終了し、ブランドをmusicbookに集約していくという。
太陽インターナショナルのブースでは、「Vivaldi」などdCSのソースコンポーネント、JEFF ROWLANDのプリ/パワーアンプ、ADAMのスピーカーシステム「Column MK3」などを組み合わせたデモを実施。同社が取り扱うNAGRAやAVALON ACOUSTICSの製品も展示されていた。