公開日 2015/07/23 18:35
iFI-Audioイベントレポート - 最新モデル「micro iDAC」で再生したDSD11.2MHzのサウンドを堪能
本誌付録音源でも試聴!
ハイレゾオーディオという言葉の浸透に合わせて、いま再び話題となっているDSDフォーマット。そもそも、このDSDフォーマットに改めて注目が集まったのは、音楽をデータでやりとりするというネットオーディオが台頭して以降のことだ。DSDの伝送方式もASIO NativeやDoPなどが確立されたことで、いまでは多くのネットオーディオ機器がDSD再生に対応を果たしている。
そんなDSDフォーマットの新たな可能性に、いま大きな注目が集まっている。これまでDSDフォーマットの最高峰と言われていた5.6MHz(DSD128)を超える情報量を持つ、11.2MHz(DSD256)が登場だ。そんな脅威的な情報量を持つ、現時点での最高スペックを体験できるイベントが、さる2015年7月18日(土)に東京のオーディオショップ、オリオスペックにて開催された。
今回のイベントの中心となったのは、DSD11.2MHzの再生にいち早く対応し、そのブームを作ったといっても過言ではないiFI-Audioの製品群。当初は、オールインワンシステムの「Retro」(製品データベース)の試聴会とアナウンスされていたが、当日はこの日に発売となった最新モデル「micro iDAC2」(関連ニュース)等の製品を交えながら個々のサウンドの違いとDSD11.2MHzの音を体感するという内容となった。
まずは個々のサウンドの違いの解説から。アニソンやロックの音源を用いながらiDAC2とnano iDSD、micro iDSDとの音の違いを聴き比べていく。講師の野村ケンジ氏は、「これらのモデルは機能性の他に音質的な違いもあります。スピード感のあるダイレクトなサウンド傾向のiDAC2に対して、まとまりの良いハイファイなイメージなのがmicro iDSD。好みや使い勝手で選ぶのがベストだと思います」と語り、その違いを実際にデモンストレーションした。
試聴にはiFI-Audioのサポートによって実現した小社『季刊・ネットオーディオ』最新号vol.19の付録音源「キミガタメ/Suara」をはじめとしたDSD 11.2MHz音源も再生されるなど、最新の音源も用いながら進行。大盛況をみせたイベント会場では、熱心にその音に聴き入る来場者の姿が印象的だった。
そもそも、iFI-Audioの製品がここまでの注目を集めることには、同社でしか対応していない機能も大きく関係している。数ある対応機器のなかでも、最も幅広い方法でのDSD 11.2MHz再生に対応しているということだ。
DSD 11.2MHzへの再生対応をうたう機器が着実に増えているものの、現時点ではそのいずれもがWindows環境でのASIO Nativeによる対応。一部の製品では、専用のソフトウェアや独自のドライバをインストールすることで、Mac環境でもDSD 11.2MHzの再生を可能としている。
そのなかにあってiFI-Audioの機器は、Mac環境でもDoP伝送におけるDSD 11.2MHz再生にも対応しており、しかもドライバなどのインストールは不要。この「再生までのハードルの低さ」こそが他社にはない大きなアドバンテージとしてiFIオーディオが注目を集める理由となっている。
この日のイベントでは、iDAC2とMacの組み合わせによるDSD 11.2MHz再生もデモンストレーションされたほか、昨今話題のアサスターのNASと組み合わせてのDSD 11.2MHz再生もデモンストレーション。さまざまな方法で楽しめるDSD 11.2MHzのサウンドにも高い関心が寄せられた。
オリオスペックとiFI-Audioは今後もこうしたイベントを積極的に開催していく予定とのこと。次回の開催にも期待したい。
そんなDSDフォーマットの新たな可能性に、いま大きな注目が集まっている。これまでDSDフォーマットの最高峰と言われていた5.6MHz(DSD128)を超える情報量を持つ、11.2MHz(DSD256)が登場だ。そんな脅威的な情報量を持つ、現時点での最高スペックを体験できるイベントが、さる2015年7月18日(土)に東京のオーディオショップ、オリオスペックにて開催された。
今回のイベントの中心となったのは、DSD11.2MHzの再生にいち早く対応し、そのブームを作ったといっても過言ではないiFI-Audioの製品群。当初は、オールインワンシステムの「Retro」(製品データベース)の試聴会とアナウンスされていたが、当日はこの日に発売となった最新モデル「micro iDAC2」(関連ニュース)等の製品を交えながら個々のサウンドの違いとDSD11.2MHzの音を体感するという内容となった。
まずは個々のサウンドの違いの解説から。アニソンやロックの音源を用いながらiDAC2とnano iDSD、micro iDSDとの音の違いを聴き比べていく。講師の野村ケンジ氏は、「これらのモデルは機能性の他に音質的な違いもあります。スピード感のあるダイレクトなサウンド傾向のiDAC2に対して、まとまりの良いハイファイなイメージなのがmicro iDSD。好みや使い勝手で選ぶのがベストだと思います」と語り、その違いを実際にデモンストレーションした。
試聴にはiFI-Audioのサポートによって実現した小社『季刊・ネットオーディオ』最新号vol.19の付録音源「キミガタメ/Suara」をはじめとしたDSD 11.2MHz音源も再生されるなど、最新の音源も用いながら進行。大盛況をみせたイベント会場では、熱心にその音に聴き入る来場者の姿が印象的だった。
そもそも、iFI-Audioの製品がここまでの注目を集めることには、同社でしか対応していない機能も大きく関係している。数ある対応機器のなかでも、最も幅広い方法でのDSD 11.2MHz再生に対応しているということだ。
DSD 11.2MHzへの再生対応をうたう機器が着実に増えているものの、現時点ではそのいずれもがWindows環境でのASIO Nativeによる対応。一部の製品では、専用のソフトウェアや独自のドライバをインストールすることで、Mac環境でもDSD 11.2MHzの再生を可能としている。
そのなかにあってiFI-Audioの機器は、Mac環境でもDoP伝送におけるDSD 11.2MHz再生にも対応しており、しかもドライバなどのインストールは不要。この「再生までのハードルの低さ」こそが他社にはない大きなアドバンテージとしてiFIオーディオが注目を集める理由となっている。
この日のイベントでは、iDAC2とMacの組み合わせによるDSD 11.2MHz再生もデモンストレーションされたほか、昨今話題のアサスターのNASと組み合わせてのDSD 11.2MHz再生もデモンストレーション。さまざまな方法で楽しめるDSD 11.2MHzのサウンドにも高い関心が寄せられた。
オリオスペックとiFI-Audioは今後もこうしたイベントを積極的に開催していく予定とのこと。次回の開催にも期待したい。