公開日 2016/05/10 12:04
<HIGH END>SOtM、世界に先駆けたRoonServer「sMS-1000SQ Windows Edition」
注目度急上昇中! Roon関連機器
現地時間の2016年5月5日〜8日まで、ドイツ・ミュンヘンで開催されたMunich HIGH END 2016。ネットワーク再生やUSB再生に関連した機器も多数登場した同ショウにおいて、この一年で急速に知名度を高めたのがroonである。
昨年はどこのブースもTIDALをはじめとした高音質ストリーミングサービスとの連携をアピールしていたが、今年はこのroonとの連携を果たした、RoonReadyをアピールするブランドが急速にその数を増やしていた。
実際にRoonReadyを表明したブランドと話をしてみると、「Roonは今後のデジタルオーディオマーケットにおいて、最も重要な位置づけとなるアプリケーション」と口を揃える。その使い勝手の良さやサウンドで確かな評価を獲得しているようだ。
Roonはもともと、PCにインストールして使用するプレーヤーアプリケーションとして開発されている。UPnPなどの一般的な伝送プロトコルではなく、RAATという独自のプラットフォームを採用したことによる高音質化やグラフィカルな操作画面、取り込んだ楽曲に対してRoonのデータベースから自動的にメタデータを付加する仕組みを採るなど、圧倒的な使い勝手を実現したことが現在における高評価を獲得した理由となっている。だがその反面、動作環境としてハイスペックなマシンを要求する側面もあった。
もちろん、一般的なPCでも動作そのものは問題のないレベルとなっているが、Roonとしてはより理想的な環境を作るため、RoonServerの提案を行ってきた。
しかしながら、多くのオーディオメーカーはストレージやOSのノウハウを持っていない。そのためかRoonReadyほど急速な進展を見せてはいなかった。
前置きが長くなってしまったが、そんなRoonServerとして極めて貴重なモデルとなるのが、韓国のオーディオブランド、SOtMが開発した「sMS-1000SQ Windows Edition」である。sMS-1000 Windows Editionは、内部に64GBのストレージをOS用に確保しており、ミュージックサーバーとしての容量は8TBまで拡張することができる。
SOtMはこれまでもUSB DACをネットワークオーディオのように使用できる環境とするネットワークアダプター「sMS-100」や、SATA接続におけるノイズを抑制するフィルター、オーディオグレードのPCホストカードといった製品を発売するなど、デジタルオーディオ分野においてその優れた手腕を発揮してきた。
PCやネットワーク関連に関する開発能力についても世界的に実績を重ねており、日本でもコンパクトなサイズのUSB DACやバッテリー電源などのコンパクトなオーディオシステムで評価を獲得している。
sMS-1000SQ Windows Editionは、そんな同社のプロダクトのトップエンドラインとして開発された製品だ。
sMS-1000SQ Windows Editionは、その名前のとおりWindows Serverを内蔵したミュージックサーバーだ。実をいうとWindows Serverでの動作となるため、中にはJRiver Media Centerなど他のアプリケーションも購入時に選択できるが、今回のMunich HIGH ENDでは、おそらく会場内でも唯一となったRoonServerとしての展示を行っていた。
SOtMのプレジデントであるil won Lee氏は「Roonは優れたアプリケーションですが、使用環境を選ぶ側面があるのも事実でした。sMS-1000SQ Windows Editionは、そうしたRoonならではの問題点を解決して、より快適にRoonの素晴らしさを体験していただける仕組みになっています」と語る。世界的にも先端を行くデジタル・オーディオブランドであるSOtMも、Roonは今後のオーディオ市場の大きなキーとなるアプリケーションと認識しているようだ。
sMS-1000 Windows Editionは、筐体にアルミを採用したほか、オーディオ出力としてXLR、RCA×1のアナログ出力のほか、USB3.0によるデジタルオーディオ出力など多彩な接続性を確保するなど、オーディオ用途におけるミュージックサーバーとして作り込まれた内容となっている。
今後もRoonReady機の登場が続々とアナウンスされているなかで、sMS-1000SQ Windows EditionはRoon Serverのベンチマークとなるのか。今後の動向に注目したい。
昨年はどこのブースもTIDALをはじめとした高音質ストリーミングサービスとの連携をアピールしていたが、今年はこのroonとの連携を果たした、RoonReadyをアピールするブランドが急速にその数を増やしていた。
実際にRoonReadyを表明したブランドと話をしてみると、「Roonは今後のデジタルオーディオマーケットにおいて、最も重要な位置づけとなるアプリケーション」と口を揃える。その使い勝手の良さやサウンドで確かな評価を獲得しているようだ。
Roonはもともと、PCにインストールして使用するプレーヤーアプリケーションとして開発されている。UPnPなどの一般的な伝送プロトコルではなく、RAATという独自のプラットフォームを採用したことによる高音質化やグラフィカルな操作画面、取り込んだ楽曲に対してRoonのデータベースから自動的にメタデータを付加する仕組みを採るなど、圧倒的な使い勝手を実現したことが現在における高評価を獲得した理由となっている。だがその反面、動作環境としてハイスペックなマシンを要求する側面もあった。
もちろん、一般的なPCでも動作そのものは問題のないレベルとなっているが、Roonとしてはより理想的な環境を作るため、RoonServerの提案を行ってきた。
しかしながら、多くのオーディオメーカーはストレージやOSのノウハウを持っていない。そのためかRoonReadyほど急速な進展を見せてはいなかった。
前置きが長くなってしまったが、そんなRoonServerとして極めて貴重なモデルとなるのが、韓国のオーディオブランド、SOtMが開発した「sMS-1000SQ Windows Edition」である。sMS-1000 Windows Editionは、内部に64GBのストレージをOS用に確保しており、ミュージックサーバーとしての容量は8TBまで拡張することができる。
SOtMはこれまでもUSB DACをネットワークオーディオのように使用できる環境とするネットワークアダプター「sMS-100」や、SATA接続におけるノイズを抑制するフィルター、オーディオグレードのPCホストカードといった製品を発売するなど、デジタルオーディオ分野においてその優れた手腕を発揮してきた。
PCやネットワーク関連に関する開発能力についても世界的に実績を重ねており、日本でもコンパクトなサイズのUSB DACやバッテリー電源などのコンパクトなオーディオシステムで評価を獲得している。
sMS-1000SQ Windows Editionは、そんな同社のプロダクトのトップエンドラインとして開発された製品だ。
sMS-1000SQ Windows Editionは、その名前のとおりWindows Serverを内蔵したミュージックサーバーだ。実をいうとWindows Serverでの動作となるため、中にはJRiver Media Centerなど他のアプリケーションも購入時に選択できるが、今回のMunich HIGH ENDでは、おそらく会場内でも唯一となったRoonServerとしての展示を行っていた。
SOtMのプレジデントであるil won Lee氏は「Roonは優れたアプリケーションですが、使用環境を選ぶ側面があるのも事実でした。sMS-1000SQ Windows Editionは、そうしたRoonならではの問題点を解決して、より快適にRoonの素晴らしさを体験していただける仕組みになっています」と語る。世界的にも先端を行くデジタル・オーディオブランドであるSOtMも、Roonは今後のオーディオ市場の大きなキーとなるアプリケーションと認識しているようだ。
sMS-1000 Windows Editionは、筐体にアルミを採用したほか、オーディオ出力としてXLR、RCA×1のアナログ出力のほか、USB3.0によるデジタルオーディオ出力など多彩な接続性を確保するなど、オーディオ用途におけるミュージックサーバーとして作り込まれた内容となっている。
今後もRoonReady機の登場が続々とアナウンスされているなかで、sMS-1000SQ Windows EditionはRoon Serverのベンチマークとなるのか。今後の動向に注目したい。