• ブランド
    特設サイト
公開日 2016/06/10 18:11

アーク・ジョイア、英「Bespoke Audio」を日本導入。第1弾は170万円のパッシブ・プリアンプ

「Passive Pre-amplifier」
藤原義孝
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
(株)アーク・ジョイアは、イギリスの新進オーディオメーカーであるBespoke Audio(ビスポーク・オーディオ)の国内輸入販売業務を開始し、同社第一作目となるパッシブ・プリアンプ「Passive Pre-amplifier」を6月10日に発売する。価格は1,700,000円(税抜)。

メーカー名の「Bespoke」とは、イギリス伝統の「話を聞いて=Be Spoke」。要望に応じて特別に仕立てていくことを語源としたファッション用語からきており、同社では筐体・天板の仕上げや入力セレクタ・ボリュームつまみを囲う銘板に刻むソースの名称、入出力コネクタの仕様など、ユーザーの要望に沿って一台一台をハンドクラフトで仕上げることを信条にしているという。

今回発売するPassive Pre-amplifierは、その名の通りのパッシブ・プリアンプで、トランス・アッテネーター式パッシブ・コントロールを行う。カラー仕上げはシルバー・フィニッシュ(天板は天然木突板仕上げ)、シャンパンゴールド・フィニッシュ(天板は天然木突板仕上げ)、ブラック・フィニッシュ(天板も同じマット・ブラック仕上げ)をラインナップする。

プで、トランス・アッテネーター式パッシブ・コントロールを行う。カラー仕上げはシルバー・フィニッシュ(天板は天然木突板仕上げ)/シャンパンゴールド・フィニッシュ(天板は天然木突板仕上げ)/ブラック・フィニッシュ(天板もマット・ブラック仕上げ)

ボリュームコントロールはトランスを使用した信号減衰作用のみで行う。これにより、一般的な電源トランス・増幅回路を持つプリアンプが抱えるノイズの問題を抑えられるという。中核となるトランスは自社で製作し、ボリュームコントロールは47ステップで可能。1ステップにつき1.5dB、最絞時はミュートとなる。

本機のトランスは左右各チャンネルにおいて一次側に対する二次側の巻き数を1ステップごとに変えながら巻き線タップを出し、47ステップ分を均一な状態で巻き上げるなど、工程のすべてを手作業で行っている。トランスはさらにミューメタル合金製の容器に収められたのち蜜蝋を充填して完成となる。

入力セレクタとボリュームコントロールを担うロータリースイッチはスイス・ELMA製ロータリースイッチを使用。滑らかで心地の良いコントロールが可能だとする。

滑らかな操作感を実現

入出力のコネクタにはWBT(ドイツ)製とノイトリック(アメリカ)製の端子を使用。内部配線材には吟味した導線を使用し、その一本一本を誘電率が低く帯電しにくい天然コットンで絶縁している。配線をまとめる素材にも科学素材は一切使用せず、皮革や糸といった天然素材を使用することで二異音の少ない音を追求したという。

筐体は15mm厚のアルミ合金製パネルで四方を囲い、高い剛性を実現。天板は同じ合金製か合金の表面を天然木の突板で仕上げたものが選択可能。

また、ボリュームコントロールのためのリモートコントローラーが付属する。モーターを駆動させるためだけの電源は、音声信号に影響を与えないように配線されているという。

基本仕様は入力6系統/出力2系統で、バランス(XLR)とアンバランス(RCA)の数は注文時に指定する。また、2系統出力のそれぞれにグランド・リフト用トグルスイッチを装備しており、接続に合わせてグランド(ボディアース)を選択できる。

背面部

周波数特性は10Hz~30,000Hz(+/-1.0dB)・1~140,000Hz(+/-3dB)、最大入力レベルは30V。

外形寸法は305W×110H×D345mm、質量は14kg。ボリューム用のリモートコントローラーとボリューム制御モーター用のACアダプターが付属する。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

製品スペックを見る
  • ジャンルプリアンプ
  • ブランドBespoke Audio
  • 型番Passive Pre-amplifier
  • 発売日2016年6月10日
  • 価格1,700,000円(税抜)
【SPEC】●型式:トランス・アッテネーター式パッシブ・コントローラー ●入力端子:バランス(XLR)/アンバランス(RCA)の組み合わせ 合計6系統 ●出力端子:バランス(XLR)/アンバランス(RCA)の組み合わせ 合計2系統 ●周波数特性:10Hz~30kHz(±0.2dB)・1Hz~14kHz(±3dB) ●外形寸法:305W×110H×345Dmm ●質量:14kg
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 Shokz初のイヤーカフ型TWS「OpenDots ONE」クラファンに、限定サコッシュ付きプランが追加
2 ハイクオリティでコスパ抜群な4K Mini LED液晶レグザ「85Z770N」を徹底視聴!Hi-Fiオーディオも組み合わせた
3 テクニクス「SL-1200」をデザインモチーフにした機械式腕時計が販売開始。トーンアームが分針
4 【インタビュー】VGP総合金賞受賞、エプソンの「dreamio」シリーズで広がるホームプロジェクターの可能性
5 TCL、最上位7.1.4chサウンドバーのクラファンを4/1より開始。Dolby Atmos/DTS:Xの立体音響に対応
6 キングインターナショナル、4/25に事業を終了。海外高音質レーベルを日本に紹介
7 Amazon、テレビや家電の設置/回収が“110円”で利用できるキャンペーン実施中
8 アキュフェーズ、上位機の技術を踏襲したAB級プリメイン「E-3000」。新サイズに再設計
9 【moraアニソンTOP10】米津玄師×羽生結弦まさかのコラボで話題、『メダリスト』主題歌がトップ!
10 世界初!特殊ガラス振動板搭載のフルレンジ・ユニットがクラファン展開中。清涼感ある高域表現に惚れる
3/14 10:25 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー196号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.196
オーディオアクセサリー大全2025~2026
特別増刊
オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX