• ブランド
    特設サイト
公開日 2017/11/11 08:30

<大阪ハイエンド>FOCALやROKSANなど注目ブランドが多数出展、超高額システムも

オーディオアクセサリーも展示
編集部:押野 由宇
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
大阪・心斎橋のハートンホテルにて、11月12日までの3日間に渡り開催されている「大阪ハイエンドオーディオショウ2017」。本稿では、本イベントに出展されたラックスマンやアキュフェーズなどの各ブースの模様をレポートしたい。

大阪ハイエンドオーディオショウ2017が開幕

ラックスマンのブースでは、同社が取り扱いを開始したFOCALのスピーカー(関連ニュース)をラックスマン製品で鳴らすシステムを構築。FOCALからは「SOPRA」シリーズや「Maestro Utopia Evo」といったラインナップが用意された。

ラックスマンブースのデモ。多数の来場者で賑わいを見せた

FOCALのスピーカー群

一方、ラックスマンはセパレートアンプの性能を意識して開発したというフラグシップ・プリメインアンプ「L-509X」や真空管コントロールアンプ「CL-38u」、アナログプレーヤー「PD-171A」など、同社の最新モデルからロングセラー機まで幅広い製品を展示・デモを行った。

プリメインアンプ「L-509X」

アキュフェーズは、同社のフラグシップとなるセパレートタイプSACD/CDプレーヤー「DP-950」「DC-950」や、最新MCカートリッジ「AC-6」などを出展。アナログ再生システムでは、AC-6がピックアップした信号を、フォノイコライザー「C-37」、プリアンプ「C-3850」、ヴォイシング・イコライザー「DG-58」を介してパワーアンプ「A-250」で再生するといった構成が採られた。

MCカートリッジ「AC-6」

そのほか、アナログ回路構成クリーン電源「PS-1230」「PS-530」、AAVAボリュームコントロールを搭載したプリアンプ「C-2850」、同じくAAVA搭載のプリメインアンプ「E-270」といった、同社の幅広いラインナップを紹介するブースとなっていた。

AAVAを搭載したプリメインアンプ「E-270」

エレクトリはMagicoやPASSなど、同社が取り扱うハイエンドオーディオシステムによるサウンドをアピール。METRONOME TECHNOLOGIEのCDトランスポート「KALISTA DREAM PLAY」(¥5,000,000/税別)とDAコンバーター「KALISTA DAC」(¥5,200,000/税別)といったデザイン性の高い製品も注目を集めた。

エレクトリのブースではMcIntoshのアンプなども展示

特徴的なデザインのMETRONOME TECHNOLOGIE製品

担当者は今回のイベントについて「皆さん、真剣に耳を傾けていただけている。アナログだけでなく、ハイレゾに興味があるといったご意見もよく聞く」とのことだった。

エミライ/OPPO Digital Japanのブースでは、Bricasti DesignのDAC、プリアンプ、パワーアンプを中心としたシステムをデモ。Bricasti Designの「M12」はDACとネットワークオーディオプレーヤーの機能を搭載したプリアンプとなっており、同ブランドの製品だけで音源の再生も行えるが、来場者の要望に合わせてOPPO「UDP-205」をプレーヤーに使うなどの対応が取られていた。

Bricasti Designを中心したシステム

同ブースではハイレゾ再生システムによるデモが行われており、「興味があるものの、どのようにシステムを組んで操作すれば良いのか分からないという声が寄せられることも多く、それを実演するという意図もある」とコメント。ネットオーディオ分野への関心の高さが伺えた。

ステラ/ゼファンのブースでは、TechDAS「AIR FORCE III」やSMEの「MODEL 15ACS」などアナログプレーヤーによるデモが盛況。特徴的なGIYAのスピーカー「G2-S2」が成らすサウンドに、多くの来場者が耳を澄ませていた。

SME「MODEL 15ACS」

MODEL 15ACSは「MODEL 15A」のスペシャルエディションにあたるモデルで、プラッターや足回り、「309」トーンアームを搭載するベース部など随所を強化、外観ではクローム仕上げを施している。

スピーカーにはGIYA「G2-S2」などを用意

オルトフォンは、Acoustic Solidブランドのフラグシップ・アナログプレーヤー「Solid Royal」をダブルアーム仕様とし、「SPU Wood A」と「MC Windfeld Ti」といった最新カートリッジを装着。多数のレコードを用意してデモを行った。

Acoustic Solid「Solid Royal」に、「SPU Wood A」と「MC Windfeld Ti」が取り付けられた

ハイ・ファイ・ジャパンではAccustic Artsのシステムを用意。CDプレーヤー「PLAYER II」やDAコンバーター「TUBE DAC II - MK3」での再生が行われる一方、アナログプレーヤーからの再生も実現。来場者が持参したレコードを再生して欲しいと愛聴盤を取り出すシーンも見られた。

ハイ・ファイ・ジャパンのブースの様子

ノア/アーク・ジョイアのブースでは、Sonus faber「Venere Signature」や「Amati Tradition」、Estelon「YB」などのスピーカーに、audio reserchやBurmesterといった同社が取り扱うブランドの製品を組み合わせたシステムのサウンドが楽しめる。

Sonus faberなどのスピーカーが聴ける

ナスペックは、先日取り扱いを発表した英・オーディオブランドROKSANの製品を中心としたシステムを展示。アナログプレーヤー「RADIUS7」とトーンアーム「NIMA」の組み合わせや、ブランドのミドルクラスを担うシリーズ「Caspian」、比較的リーズナブルな構成の「K3」シリーズなどを揃えた。

ROKSANのプレーヤーやアンプをセッティング

スピーカーにはMONITOR AUDIOの「Silver」シリーズを用意。なお「RADIUS7/NIMA」は年内、「Caspian」および「K3」シリーズは2018年1月から3月ごろ、そしてハイエンドの「BLAK」シリーズは2018年4月以降の発売を目標に調整中とのこと。

「RADIUS7」と「NIMA」

リンジャパンは、アナログプレーヤー「KLIMAX LP12」や“EXAKT”スピーカー「EXAKT AKUDORIK/1」などの人気モデルを用意。フューレンコーディネートは室内でBrodmannやPIEGAのスピーカーをデモする一方、Davoneブランドのスピーカー「Studio」など小型モデルを廊下でも披露していた。

LINNのアナログ再生システム

フューレンコーディネートは小型モデルを廊下に置いてアピール

アブサートロンはBOULDERブランドのDAコンバーター「2120」(¥8,780,000/税抜)、プリアンプ「1110」(¥2,840,000/税抜)、ステレオパワーアンプ「1160」(¥3,780,000/税抜)に、Mangerブランドのスピーカー「P1(ハイグロス・フィニッシュ)」(¥1,820,000/ペア税抜)という超ハイエンドシステムによるシステムを用意した。

BOULDERの「2120」(左)と「1110」(右)。この2台で1,000万を超える

トライオードのブースでは同社の真空管アンプとともに、Cocktail Audioのデジタルミュージックサーバー「X50D」や「X35」、GOLDMUNDのプリメインアンプ「Telos 590 NextGen」など最新製品が試聴できた。また、データゲート社は真空管オーディオ愛好家のために立ち上げたというブランド、YARLAND JAPANの真空管アンプ製品を出展した。

YARLAND JAPANの真空管アンプ

トライオードのブースでは、同社が取り扱うSPENDORのスピーカーを使用

イースタンサウンドファクトリーはQ AcousticsのスピーカーやMYRYADのオーディオシステムをデモ。同時にQEDのケーブル製品も展示した。メースはHarbethやKiso Acousticのスピーカーを出展。木製スピーカーのサウンドが集中して聴けるブース展開となっていた。

Kiso Acousticのスピーカーが集中して聴ける配置となっていた

イースタンサウンドファクトリーはQ Acousticsなどを用意

ファルコンは同社が展開するFalcon Labのスピーカー製品を用意。中高域のユニットを無指向性とした特徴的なモデルに関心を示す来場者の姿が見られた。アクロジャパンのブースでは、ACROLINKの新ケーブル「Leggenda」シリーズを参考出展。2芯タイプケーブル「7N-S1010」「7N-S1040」は12月中、低容量タイプの並行スピーカーケーブル「7N-S1000」「7N-S1400」は2018年1月の発売を予定しているとのこと。

Falcon Labのブース

ACROLINK「7N-S1010」など新ケーブルは見本が参考出展された

アイシン高丘では、TAOCブランドのラックやオーディオボードなどのアクセサリー製品による効果をデモ。また、製品名も未定という開発途中のスピーカーを参考出展。来場者からの感想をフィードバックするという。そのほか、木製スタンドと金属製スタンドによる振動の差をデータ化し、その聴き比べデモを実施した。

TAOCブランドのオーディオボードやインシュレーター、ラックなどアクセサリーをデモ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「Amazon プライムデー」本セールが7月16日0時からついにスタート!安くなるものを事前チェック!
2 ヨドバシやビック、Amazonプライムデーより安い超特価セール実施中!見比べないと損をする
3 「音良すぎだろ…」。VGPコスパ大賞イヤホン、SOUNDPEATS「Capsule3 Pro+」レビュー【割引クーポン有】
4 Amazonプライムデー、みんな何買ってる? いま1番売れてる商品はコレ!
5 【レビューあり】Amazonプライムセール、JBLの人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!
6 Amazonプライムデー先行セールで「半額」「半額以下」で買えちゃうイヤホン・ヘッドホン
7 Prime Videoの有料チャンネル「アニメタイムズ」が60日間無料。7/17まで
8 マッキントッシュやナグラなど、本邦初披露モデルも多数登場。ハイエンドモデルの聴き比べも好評な「サウンドピット創業祭」をレポート
9 Amazonプライムデーで編集部員が買ったもの:コーラ24本、5kgのパスタ。BUFFALOのUSBメモリなど
10 <HIGH END>山之内 正が聴いたミュンヘン・ハイエンド#2:パワーアンプの進化を実感&広がるアナログ再生
7/17 11:07 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.193
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX