公開日 2018/07/09 11:00
デノン、Hi-Fiコンポの新エントリー「800NEシリーズ」。プリメイン/CD/ネットワークの3機種
上位シリーズで培った技術やパーツを継承
デノンは、Hi-Fiオーディオ・コンポーネントの新シリーズ「800NE」より、CDプレーヤー「DCD-800NE」、プリメインアンプ「PMA-800NE」、ネットワークプレーヤー「DNP-800NE」を8月中旬から順次発売する。
・CDプレーヤー「DCD-800NE」60,000円(税抜) 8月中旬発売
・プリメインアンプ「PMA-800NE」70,000円(税抜) 8月中旬発売
・ネットワークプレーヤー「DNP-800NE」60,000円(税抜) 9月中旬発売
NE(New Era)シリーズは、デノンが新世代Hi-Fiコンポーネント群として位置付けるラインナップ。これまでミドルハイクラスの「2500NEシリーズ」、ミドルクラスの「1600NEシリーズ」を展開してきたが、ここにエントリークラスの「800NEシリーズ」が新たに加わったかたちだ。
CDプレーヤー「DCD-800NE」は音楽CDの再生に加えて、USB-A端子から5.6MHz DSDや192kHz/24bitのWAV/AIFF/FLACなどのハイレゾ音源を再生できる。DACチップは「PCM1795」を搭載。エントリーモデルながら同社独自のアナログ波形再現技術の最新バージョン Advanced AL32 Processing Plusを搭載し、44.1kHz/16bitのCDデータを705.6kHz/32bitへ拡張処理して再生できる。
プリメインアンプ「PMA-800NE」は、アナログ入力と共に、192kHz/24bit対応の同軸/光デジタル入力も搭載。MM/MC対応のフォノ入力も備える。アンプ部は、高い電源供給能力を持つHCトランジスターをシングルプッシュプルで用いるシンプルな回路構成としている。定格出力は50W+50W(8Ω)。
ネットワークプレーヤー「DNP-800NE」は、デノンのネットワーク再生機能「HEOS」に対応。HEOSアプリからの操作で、ハイレゾ音源からストリーミングまで広範な音楽ソースを自在に再生できる。5.6MHz DSDや192kHz/24bit WAV/FLACなどのハイレゾ音源を、ネットワーク再生に加えてUSB-A端子からも再生が可能。ストリーミングはAmazon Music、Spotify、AWAなどに対応する。AirPlayおよびAirPlay2、Bluetoothにも対応する。
本機もDACチップは「PCM1795」を採用。Advanced AL32 Processing Plusも搭載する。3段階のゲイン切替が可能なヘッドホンアンプも搭載する。アナログ出力はボリューム固定/可変の両方を備えている。また、デュアルバンドWi-Fiを内蔵する。
デノンは発表に先駆けてプレス発表会を開催された。以下に製品の詳細を紹介していく。
発表会の冒頭では、デノンブランドを手がけるディーアンドエムホールディングスの玉木 賢氏が800NEシリーズの位置付けについて説明。従来は1600NEシリーズと、プリメインアンプ「PMA-390RE」/CDプレーヤー「DCD-755RE」の間が空白になっていたため、この間を補完する目的で800シリーズを投入したとのことだ。
また、同じNEシリーズとして、先行して登場した上位シリーズ 2500NE/1600NEの技術を継承したことも特徴。「“継承と進化”を伴った新しいHi-Fiシリーズ」であるとアピールされた。
試聴セッションでは、本シリーズの音質チューニングを担当したデノンのサウンドマネージャーである山内慎一氏が800NEシリーズの音質についてコメント。山内氏は2500NE/1600NEを含むこれまで手がけてきたラインアップにおいて、目指すサウンドとして「ビビッド」(音の鮮度)と「スペーシャス」(空間再現性)を一貫して掲げてきた。
今回の800NEでは、この価格帯では上位機と同様にビビッドやスペーシャスを目指すのは難しい、別の方向でまとめる必要があるのではと開発当初は考えていたという。しかし、開発を進めていくうちに、この800NEシリーズにおいても、上位シリーズと同じ方向性のサウンドが実現できるという手応えを得たという。
山内氏は、2500NE/1600NEで蓄積したノウハウを活用することで、エントリークラスでありながら思い描いた音に近づけることができたとも紹介。これらノウハウを今後上位モデルを刷新する際にはフィードバックしていきたいとも語っていた。
■DCD-800NE − USB-A端子経由でハイレゾ再生も可能なCDプレーヤー
CDプレーヤー「DCD-800NE」は音楽CDの再生に対応。SACDは非対応(上位モデルはDCD-1600NEから上がSACE対応だ)。MP3、WMAを収録したデータディスクの再生も行える。
最大で5.6MHzのDSD、192kHz/24bitまでのPCMをUSB-A端子経由で再生できることも特徴。DSDはdsf・dffに対応。PCMはWAV・FLAC・AIFFが192kHz/24bitまで、ALACが96kHz/24bitまでに対応。そのほかAAC、MP3、WMAの再生が行える。
ちなみに同社ラインナップで最も安価なCDプレーヤー「DCD-755RE」は52,000円で本機と価格が近いが、こちらはUSB-A端子で再生できるのはMP3とWMAのみとなる。機能面ではハイレゾ対応が一番大きな差と言える。
・CDプレーヤー「DCD-800NE」60,000円(税抜) 8月中旬発売
・プリメインアンプ「PMA-800NE」70,000円(税抜) 8月中旬発売
・ネットワークプレーヤー「DNP-800NE」60,000円(税抜) 9月中旬発売
NE(New Era)シリーズは、デノンが新世代Hi-Fiコンポーネント群として位置付けるラインナップ。これまでミドルハイクラスの「2500NEシリーズ」、ミドルクラスの「1600NEシリーズ」を展開してきたが、ここにエントリークラスの「800NEシリーズ」が新たに加わったかたちだ。
CDプレーヤー「DCD-800NE」は音楽CDの再生に加えて、USB-A端子から5.6MHz DSDや192kHz/24bitのWAV/AIFF/FLACなどのハイレゾ音源を再生できる。DACチップは「PCM1795」を搭載。エントリーモデルながら同社独自のアナログ波形再現技術の最新バージョン Advanced AL32 Processing Plusを搭載し、44.1kHz/16bitのCDデータを705.6kHz/32bitへ拡張処理して再生できる。
プリメインアンプ「PMA-800NE」は、アナログ入力と共に、192kHz/24bit対応の同軸/光デジタル入力も搭載。MM/MC対応のフォノ入力も備える。アンプ部は、高い電源供給能力を持つHCトランジスターをシングルプッシュプルで用いるシンプルな回路構成としている。定格出力は50W+50W(8Ω)。
ネットワークプレーヤー「DNP-800NE」は、デノンのネットワーク再生機能「HEOS」に対応。HEOSアプリからの操作で、ハイレゾ音源からストリーミングまで広範な音楽ソースを自在に再生できる。5.6MHz DSDや192kHz/24bit WAV/FLACなどのハイレゾ音源を、ネットワーク再生に加えてUSB-A端子からも再生が可能。ストリーミングはAmazon Music、Spotify、AWAなどに対応する。AirPlayおよびAirPlay2、Bluetoothにも対応する。
本機もDACチップは「PCM1795」を採用。Advanced AL32 Processing Plusも搭載する。3段階のゲイン切替が可能なヘッドホンアンプも搭載する。アナログ出力はボリューム固定/可変の両方を備えている。また、デュアルバンドWi-Fiを内蔵する。
デノンは発表に先駆けてプレス発表会を開催された。以下に製品の詳細を紹介していく。
発表会の冒頭では、デノンブランドを手がけるディーアンドエムホールディングスの玉木 賢氏が800NEシリーズの位置付けについて説明。従来は1600NEシリーズと、プリメインアンプ「PMA-390RE」/CDプレーヤー「DCD-755RE」の間が空白になっていたため、この間を補完する目的で800シリーズを投入したとのことだ。
また、同じNEシリーズとして、先行して登場した上位シリーズ 2500NE/1600NEの技術を継承したことも特徴。「“継承と進化”を伴った新しいHi-Fiシリーズ」であるとアピールされた。
試聴セッションでは、本シリーズの音質チューニングを担当したデノンのサウンドマネージャーである山内慎一氏が800NEシリーズの音質についてコメント。山内氏は2500NE/1600NEを含むこれまで手がけてきたラインアップにおいて、目指すサウンドとして「ビビッド」(音の鮮度)と「スペーシャス」(空間再現性)を一貫して掲げてきた。
今回の800NEでは、この価格帯では上位機と同様にビビッドやスペーシャスを目指すのは難しい、別の方向でまとめる必要があるのではと開発当初は考えていたという。しかし、開発を進めていくうちに、この800NEシリーズにおいても、上位シリーズと同じ方向性のサウンドが実現できるという手応えを得たという。
山内氏は、2500NE/1600NEで蓄積したノウハウを活用することで、エントリークラスでありながら思い描いた音に近づけることができたとも紹介。これらノウハウを今後上位モデルを刷新する際にはフィードバックしていきたいとも語っていた。
■DCD-800NE − USB-A端子経由でハイレゾ再生も可能なCDプレーヤー
CDプレーヤー「DCD-800NE」は音楽CDの再生に対応。SACDは非対応(上位モデルはDCD-1600NEから上がSACE対応だ)。MP3、WMAを収録したデータディスクの再生も行える。
最大で5.6MHzのDSD、192kHz/24bitまでのPCMをUSB-A端子経由で再生できることも特徴。DSDはdsf・dffに対応。PCMはWAV・FLAC・AIFFが192kHz/24bitまで、ALACが96kHz/24bitまでに対応。そのほかAAC、MP3、WMAの再生が行える。
ちなみに同社ラインナップで最も安価なCDプレーヤー「DCD-755RE」は52,000円で本機と価格が近いが、こちらはUSB-A端子で再生できるのはMP3とWMAのみとなる。機能面ではハイレゾ対応が一番大きな差と言える。